特徴的なデザインというイメージが強い「ゲーミングチェア」。ゲーム部屋とは相性がよいものの、おしゃれさを求める方にとっては派手すぎるため、「このデザインじゃ無ければ……」と買うのを渋っているゲーマーもいるのではないでしょうか。
そんな方に向けて、デザイン性・機能性に優れた日本発の新しいゲーミングチェア「AIMchair」が発売されました。今回、同モデルを製品提供いただいたため、実機レビューしていきます。
組み立てやすさや採用されている素材など、一般的なゲーミングチェアとの比較も行っているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
AIMchairのスペック
![AIMchairのスペック](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00004-812x541.jpg)
製品名 | AIMchair AIM-01 |
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金額 | 49,800円 |
本体寸法 | 幅65×奥行68×高さ113~123cm ※より詳細な寸法はこちら |
梱包寸法 | 幅72×奥行38×高さ64cm |
座面高さ | 43~53cm |
重量 | 16.8kg |
耐荷重 | 150kg |
カラーリング | White/Black |
保証期間 | 1年 |
AIMchairを実際に使って感じたメリット
ここからはAIMchairを実際に使って感じた魅力やメリットを解説していきます。
気になる項目がある場合は、下記リストから読み飛ばすことができます。
組み立てが簡単
詳細な組み立て方は後述の見出しで解説していますが、一般的なゲーミングチェアと比べて、AIMchairはこまごまとしたパーツがなく、1人でも時間をかけず簡単に組み立てられるのが特徴です。
付属品として手袋も同梱されているため、手が汚れる心配もありません。
![AIMchairの背もたれ・ヘッドレスト・座面](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00010-812x541.jpg)
![AIMchairの脚部](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00017-812x541.jpg)
![AIMchairの細かいパーツ](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00022-812x541.jpg)
海外ではなく日本のメーカーなので、取り扱い説明書も”しっかりとした”日本語で記載されています。
![AIMchairの取り扱い説明書](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00023-812x541.jpg)
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2019/11/e69e6b6ee96e4ca18d611297d6e3449d.png)
海外メーカーのモデルだと、サポートが外国の方で意思の疎通がうまくいかないことも……。その点、AIMchairは日本ブランドなので安心です
通気性がよく長く使い続けられる
AIMchairは、背もたれにメッシュ素材が採用されています。
空気が通らないレザーとは異なり、圧倒的に蒸れにくく夏場での使用も快適です。ちなみに、長年レザータイプのモデルを使っていた筆者が本モデルに代えてもっとも強いメリットだと感じたのがこの通気性のよさです。
![AIMchairの背もたれはメッシュ素材を採用](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00095-812x541.jpg)
![AIMchairの背もたれはメッシュ素材を採用](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00095-812x541.jpg)
座面には適度な反発がある「高密度ウレタンフォーム」を採用。座り心地がよく、長時間ゲームをプレイする方にぴったりです。
なお、座面が剥げないという点も大きなメリット。レザーは一度剥げるとその場所から徐々に範囲が広がっていき、床にポロポロと落ちていくため非常にやっかいです。
![AIMchairの座面は剥げない](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00037-812x541.jpg)
![AIMchairの座面は剥げない](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00037-812x541.jpg)
![AKRacingは数年使用すると座面が剥げてくる](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00032-812x541.jpg)
![AKRacingは数年使用すると座面が剥げてくる](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00032-812x541.jpg)
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2019/11/e69e6b6ee96e4ca18d611297d6e3449d.png)
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2019/11/e69e6b6ee96e4ca18d611297d6e3449d.png)
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2019/11/e69e6b6ee96e4ca18d611297d6e3449d.png)
あちこちに落ちるので掃除が大変です……
必要な機能だけ備えた無駄の無さ
AIMchairは多機能なゲーミングチェアですが、一方でいらないモノは全て削ぎ落としています。
たとえば、キャスターのロック機能。使うシーンはほぼ無いにも関わらず、誤ロックしやすく都度解除するのが非常に面倒です。
無駄機能筆頭ともいえる本機能ですが、AIMchairには搭載されておらず、いちいち手間がかかることもありません。
![AIMchairのキャスター](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00040-812x541.jpg)
![AIMchairのキャスター](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00040-812x541.jpg)
![AKRacingのキャスター](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00038-812x541.jpg)
![AKRacingのキャスター](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00038-812x541.jpg)
ランバーサポートはクッションタイプではなく、プラスチック素材のモノ。
小柄な方はレバーを上に、大柄な方はレバーを下に調節することで、しっかりとした”支え”になります。クッションタイプよりも見た目は地味ですが、使ってみるとかなり強いサポートを感じられます。
![AIMchairのランバーサポート](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00094-812x541.jpg)
![AIMchairのランバーサポート](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00094-812x541.jpg)
ヘッドレストは幅が広く、また簡単に上下できるため位置調節が非常にラクです。クッションタイプのモノよりやや固めですが、リクライニングでゆったりとするには十分な支えになります。
![AIMchairのヘッドレスト](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00042-812x541.jpg)
![AIMchairのヘッドレスト](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00042-812x541.jpg)
![AKRacingのヘッドレスト](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00041-812x541.jpg)
![AKRacingのヘッドレスト](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00041-812x541.jpg)
上下できる範囲は以下のとおり。
![AIMchairのヘッドレストの調節範囲](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00097-812x541.jpg)
![AIMchairのヘッドレストの調節範囲](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00097-812x541.jpg)
座面の右側面にはレバーが付いており、前後調節が可能となっているのもポイント。
前傾姿勢でも背もたれに背を付けたい方は座面を後ろに、よりゆったりと座りたい方は座面を前にするといった使い分けができます。
![AIMchairは座面を前後に位置調節可能](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00099-812x541.jpg)
![AIMchairは座面を前後に位置調節可能](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00099-812x541.jpg)
アームレストは上下左右前後と幅広い調節に対応した4Dタイプ。
最大100mm上昇とかなり高いところまで上がるので、腕や肘を乗せたいプレイヤーにも向いています。
![AIMchairのアームレスト上昇前](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00102-812x541.jpg)
![AIMchairのアームレスト上昇前](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00102-812x541.jpg)
![AIMchairのアームレスト上昇後](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00101-812x541.jpg)
![AIMchairのアームレスト上昇後](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00101-812x541.jpg)
なお、上下調節はアームレストの下側についているボタンを押下しながら行えます。
![AIMchairのアームレスト下に位置調節用のボタンが配置されている](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00103-812x541.jpg)
![AIMchairのアームレスト下に位置調節用のボタンが配置されている](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00103-812x541.jpg)
コンパクトかつデザイン性に優れている
実際に一般的な形状のゲーミングチェアと並べてみると、そのコンパクトさがはっきりと分かります。
オフィスチェアのようにスマートに見えるため、部屋の雰囲気を崩したくない方にぴったり。
なお、カラーリングはWhiteのほかにBlackがあるので、お好みで選びましょう。
![AIMchairとゲーミングチェアの比較](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_2402-1-812x541.jpg)
![AIMchairとゲーミングチェアの比較](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_2402-1-812x541.jpg)
AIMchairを実際に使って感じたデメリット
ゲーミングチェアとオフィスチェアをいいとこ取りしたようなAIMchairですが、一方でデメリットもあります。
ここでは実際に1~2週間ほど使ってみた筆者が感じたデメリットを記載していきます。
汚れのリスク
AIMchairの魅力でもある座面の高密度ウレタンフォームですが、レザーと比べて汚れが拭き取りにくいというデメリットがあります。
特に液体をこぼしてしまった場合、レザーであればサッと拭き取るだけで終わりますが、ウレタンフォームはシミになることもあるので注意が必要。
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2019/11/c97d428adf620d76e37006f460e39b26-1.png)
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2019/11/c97d428adf620d76e37006f460e39b26-1.png)
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2019/11/c97d428adf620d76e37006f460e39b26-1.png)
だいたい水やジュースなどをこぼすのはデスクの上で、チェアにかかることはまずないと思いますが、そういうリスクがあるのは頭に入れておきましょう!
リクライニングの角度
![AIMchairの最大リクライニング](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00092-812x541.jpg)
![AIMchairの最大リクライニング](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00092-812x541.jpg)
![AKRacingの最大リクライニング](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_2444-812x541.jpg)
![AKRacingの最大リクライニング](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_2444-812x541.jpg)
一般的に、ゲーミングチェアのリクライニング機能は180°まで対応していることが多いですが、AIMchairは最大123°まで対応。
角度が狭いので、完全に横になりたい方は注意が必要。あくまでもゲームプレイ・ビジネスに特化した仕様になっています。
AIMchairの組み立て方
ここからはAIMchairの組み立て方を写真付きで解説していきます(アルファベットは説明書記載のもの)。
なお、公式が動画を用意しているので、合わせてこちらもどうぞ。
脚の組み立て
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00024-812x541.jpg)
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00024-812x541.jpg)
キャスター(G)を脚の土台部分(F)にはめ込みます。うまくはまらない方は、真上から押し込むようなイメージで力を加えてみてください。
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00025-812x541.jpg)
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00025-812x541.jpg)
全てのキャスターを付けたら、シリンダーを中央部分に挿入します。
背もたれの組み立て
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00026-812x541.jpg)
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00026-812x541.jpg)
背もたれ(B)の上部に、ヘッドレスト(A)をネジ(H)で固定します。
座面の組み立て
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00027-812x541.jpg)
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00027-812x541.jpg)
座面(D)とアームレスト(C)を、ネジ(J、I)およびワッシャー(M)で固定します。
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00028-812x541.jpg)
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00028-812x541.jpg)
なお、アームレストの幅は、このSTEP3で調節します。一度軽く固定し、体格に合わなそうであればアームレストを座面から離したり近づけたりしてみてください。
座面と背もたれを固定
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00030-812x541.jpg)
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00030-812x541.jpg)
座面裏側の中央に、背もたれを差し込みネジ(K)とワッシャー(L、M)で固定します。
脚部と合わせて完成
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00031-812x541.jpg)
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/DSC00031-812x541.jpg)
座面中央の穴に、STEP1で作成した脚部のシリンダーを挿入すれば完成です。
AIMchairのよくある質問
AIMchairのクーポンコードはある?
2024年6月現在、使用できるクーポンコードはありません。
イベント出展した際に配られるチラシにクーポンコードが書いてあることがあるので、気になる方は試座してみるついでに行くことをおすすめします。
試座できる実店舗はありますか?
下記の店舗で試座が可能です。
- ビックカメラ有楽町店
- ビックカメラ池袋カメラ・パソコン館
- ソフマップAKIBAパソコン・パソコン館
- ビックカメラ ラゾーナ川崎店
- ビックカメラ名古屋駅西店
- ビックカメラなんば店
- ソフマップ 神戸ハーバーランド店
- ビックカメラ 岡山駅前店
- ビックカメラ 天神1号館
![AIMchairが試座できる場所一覧](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2024/06/aimchair-try-812x609.jpg)
![AIMchairが試座できる場所一覧](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2024/06/aimchair-try-812x609.jpg)
AIMchairの会社概要が知りたい
AIMchairを運営しているのは、株式会社WILBYです。
Webメディア『SAKIDORI』を運営している企業で、AIMchairはゲーム好きの中の人が立ち上げたブランドになります。
ランバーサポートなどの詳細な寸法はどこで見られる?
説明書に記載されています。画像はこちら
![AIMchairの寸法](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/AIMchair-size-812x622.jpg)
![AIMchairの寸法](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2023/08/AIMchair-size-812x622.jpg)
キャスターのサイズを教えてください
直径約57mm、横幅約45mmです。
AIMchairレビューまとめ
今回は、ゲーマーのために徹底的に考え抜かれたゲーミングチェア「AIMchair」をレビューしました。
昨今の流行りでもあるシンプルなデザインは、おしゃれな部屋を演出したい方にぴったり。
また、高額な傾向にあるオフィスチェアよりも安くコスパがよいので、予算を抑えつつ仕事でも使えるチェアを探している方にもおすすめです。
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2019/11/43dca23c361647673647e62f0543c9a3.png)
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2019/11/43dca23c361647673647e62f0543c9a3.png)
![](https://tabulog.jp/wp-content/uploads/2019/11/43dca23c361647673647e62f0543c9a3.png)
部屋の雰囲気に合わせてWhiteかBlackか選びましょう!
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