PCの頭脳であるCPUを販売している主な企業は、IntelとAMDです。
IntelとAMDは共にアメリカの大企業であり、長年競争して、CPUの性能を高めてきました。現在は、どちらを選んでもあまり困ることはありませんが、それぞれ得意な分野があります。
本記事ではIntelとAMDの違いを解説して、おすすめのゲーミングPCを紹介していきます。
【結論】IntelとAMDどっちを選ぶべき?

ゲームをするならIntel
ゲームをメインに使うならIntel Coreシリーズをおすすめします。
今のAMD Ryzenにはゲームに特化したCPUのX3Dシリーズがあるので、FPSゲームなどフレームレートにとことんこだわるなら「Ryzen 7 9800X3D」を選ぶのが理想です。
しかし、X3Dシリーズは人気が高いこともあって価格が高騰しやすいのがデメリット。コスパよくゲームをプレイするなら安くなっている第14世代Coreシリーズを選ぶのも手です。
価格を重視するなら第14世代の「Core i5-14400」。配信をしたり、ゲーム以外の作業もするなら「Core i7-14700」以上を選びましょう。
また、最新の「Core Ultra」シリーズはゲーム性能はいまひとつですが、発売当初よりは改善されており、価格も下がってきているので選択肢には入ります。
動画編集などのクリエイティブ用途ならAMD
クリエイティブな性能を求めるなら、AMD Ryzenのほうが、コスパは上になります。
AMD Ryzenはマルチスレッド性能が高い傾向にあるCPUです。マルチスレッド性能が高いと、CGレンダリングや動画編集などの作業を高速に行えるようになります。
現在ではIntel Coreシリーズのほうが物理コアは多いものの実行性能に差はあまりなく、AMD Ryzenのほうが価格面で有利になりやすいです。
また、ゲーム特化のX3Dシリーズは動画編集など総合的な性能が劣るとされてきましたが、最新のRyzen 7 9800X3Dではクリエイティブ用途も改善されています。
型落ちにはなりますが、「Ryzen 7 5700X」などのRyzen 5000シリーズもコスパがいいので人気が高いです。
IntelとAMDのCPUの違い
IntelとAMDのCPUの違いは以下のとおり。
価格
世代にもよりますが、IntelよりもAMDのほうが価格はやや安いです。
Core i7でさえ4コア8スレッドだった時代に発売されたAMD Ryzenは、8コア16スレッドのマルチコアCPUを現実的な価格で入手できる画期的な製品でした。
AMD Ryzenは複数のチップを1つのダイに乗せることで、製造コストを落として、安価に提供できたからです。
ただ、第4世代のRyzen 5000シリーズ以降はゲーム性能が上がったものの、発売当初の価格も高くなっていたため、いつでもAMDのほうが安いわけではありません。
現在では型落ちのRyzen 5000シリーズですが、一般的な用途では十分な性能があるためコスパがよく、2024年にRyzen 7 5700X3Dのような新型CPUが発売されるなど息の長いシリーズになっています。
また、BTOパソコン限定になりますがRyzen 5 7500F搭載モデルが安いのでおすすめです。
ゲーム性能
ゲーム性能に関してはAMDよりもIntelのほうが有利になる傾向があります。
CPUの内部には物理コアがあり、コアが多いと複数の作業をスムーズに処理できるようになるからです。
ゲームでもある程度のコアは使われますが、全てを使い切れるわけではないので、クロック周波数のほうが重要になってきます。
厳密にはCPU構造も影響しているため、世代によって違いがあり、Intelの最新世代であるCore Ultraシリーズは発売当初、第14世代CoreやAMD Ryzenよりもゲーム性能が劣っていました。
ただ、傾向としてはAMD Ryzenより、シングルスレッド性能の高いIntel Coreシリーズのほうがゲーム性能ではやや有利になります。
AMDにはゲーム特化モデルもある
AMDにはRyzen 7 7800X3DのようにL3キャッシュを増やした、ゲーム特化のCPUも販売しています。
ただ、ゲーム性能ではIntel Coreを上回る性能があるものの、総合的な性能では同ランクのCPUにやや劣るのがデメリット。
最新世代のRyzen 7 9800X3Dではクリエイティブ性能も改善されましたが、人気が非常に高いモデルなので価格が高騰しやすいのが難点です。
ゲーム用ならX3Dシリーズを選ぶのが理想ですが、一般的なゲーマーや作業用ならAMD Ryzenの通常モデルやIntel Coreシリーズのほうがコスパが上になることもあります。
Ryzen 7 9800X3Dなどのゲーム特化CPUはハイスペックなグラボと組み合わせ、フルHDやWQHDでフレームレートを伸ばしたいという場合に選びましょう。
消費電力とワットパフォーマンス
消費電力ではAMD Ryzenのほうが優れていることが多いです。
Intel Coreシリーズは、アイドル時の消費電力は低いものの、高い負荷をかけると電力を大きく消費する傾向があります。
一方で、AMD RyzenはIntelと比べてアイドル時の消費電力は高いですが、負荷をかけてもTDPより少し上くらいで収まり、ハイスペックなRyzen 7でも30~40W程度オーバーするくらいです。
例えば、ミドルクラスのRyzen 5 5600Xでは、TDPが65Wに対して高負荷時の消費電力は72~77W程度と省電力。
Ryzen 7 7800X3Dが人気モデルになったのもTDPが120Wで、実際の消費電力も控えめながら、ゲームではCore i9と渡り合える性能というワットパフォーマンスの高さが理由の一つです。
Intelも最新のCore Ultraで改善されていますが、ワットパフォーマンスでは、AMD Ryzenのほうがやや上になります。
シェア率
Intelのシェア率は約7割で、AMDは約3割です。
市場シェアではIntelのほうが大きく勝っているため知名度が高く、最適化されているソフトウェアも多くなっています。
AMDもRyzenの登場からシェア率を伸ばしており、PS5を始めとした家庭用ゲーム機にCPUとGPUを提供している大企業です。
Intel、AMDともに高い技術で競争を続けているので、シェア率だけではCPU性能の優劣は決まりません。
Intel CoreとAMD RyzenのCPU性能比較表
IntelのCPUを搭載したおすすめパソコン
ドスパラ GALLERIA RM5C-R46T
バランスのいいゲーム性能が魅力!冷却機能も高いコスパモデル
おすすめ度:4
タイプ | ミニタワー |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-14400F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 5060 Ti 16GB |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- RTX 5060 Tiの16GBモデルを採用
- 140mmの冷却ファンを標準搭載
- フルHD環境ならほとんどのゲームが快適
- 4Kの高解像度でゲームをしたい人
RM5C-R56TはIntelの第14世代CPU「Core i5-14400F」を搭載したドスパラのゲーミングPC。
GPUには「RTX 5060 Ti」を採用しており、Apex LegendsならフルHDで240fps以上、フォートナイトのパフォーマンスモードなら300fpsを超える高いフレームレートでプレイが可能です。
VRAM16GBのモデルを標準搭載しているので、重量級タイトルにも対応できます。
また、140mmの冷却ファンを搭載しているのもポイント。ファンは大きくなるほど風量を確保しやすくなるので、静かに回しても冷却性能を維持できます。
多くのゲーマーが使用しているフルHD環境なら、ほとんどのゲームを快適にプレイできる性能があるおすすめのゲーミングPCです。
ASUS TUF Gaming F16 FX607JV
RTX 4060搭載!ASUS TUFシリーズのミドルスペックモデル
おすすめ度:4
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-13650HX |
GPU | Nvidia RTX 4060 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 16インチ/165Hz |
本体サイズ | 幅354.9×奥行251.9×高さ22.15~28.25mm |
重量 | 約2.27kg |
OS | Windows |
- ミドルクラスのRTX 4060を搭載
- ノートながら高い冷却性能
- ストレージを1TB標準搭載
- 持ち運びやすいモデルが欲しい人
Intelの第13世代CPU「Core i7-13650HX」、GPUには「RTX 4060」を搭載したASUSのゲーミングノートPCです。
やや重めなパルワールドでも、フルHDなら60fps以上のフレームレートでプレイが可能。画質を調整したり、DLSSを使用すれば100fpsも狙えます。
カスタマイズはできませんが、メモリは32GB、SSDも1TBと十分な容量を標準搭載しているのもポイント。
米国軍用規格に準拠した耐久テストをクリアしており、振動にも強いので、普段使いもできるゲーミングノートPCが欲しい方にもおすすめです。
ドスパラ GALLERIA RM5C-R35
安さを重視するならこれ!初心者向けのゲーミングPC
おすすめ度:3
タイプ | ミニタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-14400F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 3050(6GB) |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 550W |
OS | Windows |
- フルHD・低設定なら約120fpsを狙える
- ななめ45度のコンソールパネルが使いやすい
- 標準構成なら翌日出荷対応
- 重量級のゲームをプレイしたい人
Intelの第14世代CPU「Core i5-14400F」を搭載したガレリアのゲーミングPC。
グラボにはエントリー向けの「RTX 3050(6GB)」を採用しており、シーンにもよりますがApex LegendsのフルHD・低設定なら120fps以上のフレームレートを狙えます。
重量級のゲームには向きませんが、RTX 3050搭載モデルは価格安くなるのがポイント。
画質にはこだわらず安くゲーミングPCを買って、カジュアルにゲームをプレイするなら十分コスパのいいモデルです。
ビジネスにも|ドスパラ GALLERIA RL7C-R35-5N
コスパ良好のエントリーモデル!シンプルデザインでどこでも使える
おすすめ度:3
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-13620H |
GPU | Nvidia RTX 3050 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
画面サイズとHz | 15.6インチ/165Hz |
本体サイズ | 幅360×奥行き244×高さ24mm |
重量 | 約2.1kg |
OS | Windows |
- 使う場所を選ばないシンプルなデザイン
- ゲームだけでなくビジネスにも使える性能
- 非常に安い
- サイバーパンク2077のような重いゲームをしたい人
RL7C-R35-5Nは、Intelの第13世代CPU「Core i7-13620H」を搭載したエントリー向けのゲーミングノートPCです。
GPUには「RTX 3050」を搭載。Apex LegendsのフルHD・低画質ならシーンにもよりますが120fps以上のフレームレートでプレイが可能です。
また、ゲーミングノートPCとしてはスタンダードな15.6インチのディスプレイを採用しており、リフレッシュレートも165Hzと十分な性能があります。
シンプルながら、高級感があるデザインなのもポイント。ゲーミングPCらしい派手さはないため、使う場所に困りません。
非常に安価ながらビジネス用としても高性能なので、普段使いもできるゲーミングノートPCを探している方にもおすすめです。
ドスパラ GALLERIA XA7C-R57T Intel Core Ultra搭載
RTX 5070 Ti搭載!Intel最新のCore Ultra 7と組み合わせたゲーミングPC
おすすめ度:3
タイプ | ミドルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core Ultra 7 265F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 5070 Ti |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 850W |
OS | Windows |
- RTX 5070 Ti搭載のハイスペックモデル
- WQHD以上でもゲームを快適に遊べる
- Apexなら4Kでも200fps以上を狙える
- フルHDでフレームレートを伸ばしたい人
Intelの最新世代CPU「Core Ultra 7 265F」を採用したドスパラのゲーミングPCです。
Core Ultraシリーズは改善されてきてはいるもののゲーム性能はいまひとつですが、20個の物理コアを持っており、省電力なのがメリット。
また、GPUはハイスペックな「RTX 5070 Ti」なので、フルHDでフレームレートを大きく伸ばすというよりは、4Kなどの高解像度でゲームをプレイしたい方向けです。
メモリは32GB、ストレージも1TBを標準搭載しているので、標準構成でも十分なスペックがあります。
高解像度でゲームをプレイしたい方や、最新構成のゲーミングPCを少しでも安く手に入れたい方におすすめのモデルです。
AMDのCPUを搭載したおすすめパソコン
ドスパラ GALLERIA XA7R-R57 9800X3D搭載
WQHDでも快適!ゲーム特化のRyzenを搭載したドスパラのゲーミングPC
おすすめ度:4
タイプ | ミドルタワー |
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CPUメーカー | AMD |
CPU | Ryzen 7 9800X3D |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 5070 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 750W |
OS | Windows |
- ゲーム特化のRyzen 7 9800X3Dを採用
- 重いゲームでも快適にプレイできる
- 高速なNvme SSDを1TB標準搭載
- VRAMが16GB以上欲しい人
XA7R-R57はAMDのゲーム特化CPU「Ryzen 7 9800X3D」を搭載したドスパラのゲーミングPC。
Ryzen 7 9800X3Dは現行最強クラスのゲーム性能を持っており、ハイエンドGPUであっても性能を引き出せるだけではなく、前世代と比べてクリエイティブ性能が改善されているのがポイント。
フルHD環境では特にフレームレートが大きく伸びるので、FPSゲームをプレイする方に向いています。
GPUには最新モデルの「RTX 5070」を搭載しているため、フルHDだけではなく、高精細なWQHDでプレイすることも可能です。
メモリも32GBと十分なので、カスタマイズなしでも快適なゲームプレイを楽しめるモデルです。
ASUS ROG Zephyrus G14 GA403WM
小型ながら高性能!RTX 5060を搭載したコンパクトなゲーミングノートPC
おすすめ度:4
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | AMD |
CPU | Ryzen AI 9 HX 370 |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 5060 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 14インチ/120Hz |
本体サイズ | 幅311.5×奥行き220×高さ15.9~16.3mm |
重量 | 約1.5kg |
OS | Windows |
- 高性能なのに14型とコンパクト
- メモリとストレージが大容量
- 約1.5kgと軽量で持ち運びやすい
- 3K解像度の有機ELディスプレイを採用
- 144Hz以上のディスプレイが欲しい人
AMDのCPU「Ryzen AI 9 HX 370」を搭載したASUSの小型ゲーミングノートPC。
14インチのコンパクトなモデルながらGPUには「RTX 5060」を採用しており、解像度などを調整すれば重量級タイトルのモンハンワイルズをプレイできるがあります。
ディスプレイは120Hzのリフレッシュレートまで対応ですが、黒の再現性が高い有機ELを採用しているので、高画質でゲームを楽しむことが可能です。
約1.5Kgと軽量で持ち運びやすいのもポイント。メモリは32GB、SSDも1TB搭載されているので、容量も十分あります。
小型で持ち運びやすい高性能ゲーミングノートPCが欲しい方におすすめのモデルです。
ドスパラ GALLERIA RM5R-R46
フルHDでカジュアルにゲームをプレイできるコスパのいい入門機
おすすめ度:3.5
タイプ | ミニタワー |
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CPUメーカー | AMD |
CPU | Ryzen 5 4500 |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4060 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- 安価なRyzen 5 4500を搭載
- フルHD・低画質なら144fpsを狙える
- 14cmの大型ケースファンを標準装備
- 高フレームレートを維持したい人
RM5R-R46はAMDでも安価なCPU「Ryzen 5 4500」を搭載したガレリアのゲーミングPC。
Ryzen 5 4500は第3世代のRyzenと同じ構造のCPUで、「Ryzen 5 3600」に近いスペックがあります。
GPUにはミドルクラスの「RTX 4060」を搭載しており、Apex LegendsのフルHD・低画質ならシーンにもよりますが144fps以上でプレイできる性能です。
現行世代のCPUと比較するとRyzen 5 4500はゲーム性能では劣りますが、安価なのでフルHDでカジュアルにゲームをプレイしたい方におすすめのモデルになっています。
ASUS TUF Gaming A16 FA607
RTX 4070搭載!メモリも大容量のハイスペックゲーミングノートPC
おすすめ度:4.5
タイプ | ノート |
---|---|
CPUメーカー | AMD |
CPU | Ryzen 9 7940HX |
GPU | Nvidia RTX 4070 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 16インチ/165Hz |
本体サイズ | 幅354.9×奥行251.9×高さ22.15~28.25mm |
重量 | 約2.27kg |
OS | Windows |
- WQXGA・165Hzの高速ディスプレイ採用
- メモリが32GBと大容量
- 独自の冷却システムで長時間プレイも快適
- 安価なゲーミングノートPCがほしい人
CPUにAMDの「Ryzen 9 7940HX」を採用したTUFシリーズのハイスペックゲーミングノートPC。
GPUには「RTX 4070」を搭載しており、Apex Legendsなど多くのゲームを高精細なWQHDでも遊べます。
また、DLSS3を使用すれば重いサイバーパンク2077でも、60fps以上でプレイ可能。16インチのディスプレイは165Hzの高速リフレッシュレートに対応しているのもポイントです。
ストレージとメモリも大容量なので、デスクトップ並の性能を持ったゲーミングノートPCが欲しい方におすすめのモデルになっています。
IntelとAMDの違いでよくある質問
Ryzenが安い理由とは?
AMD Ryzenが安い理由は、生産体制の違いです。
Intelは自社の工場でCPUを製造していますが、AMDはCPUの設計だけ行い、生産は台湾の半導体企業「TSMC」に委託してコストを抑えています。
また、Ryzenは複数のチップを使って1つのCPUを作る構造なので、安価に製造が可能だったのも理由の一つです。
AMD Ryzenは低価格で高性能を提供できたからこそ、Intel Coreと競争できるようになりました。
Ryzenはゲームに不向き?
Intel Coreと比較するとAMD Ryzenはゲームに不向きとされてきましたが、現在は大きな差はありません。
近い価格帯のCore i5-13400FとRyzen 5 7600を比較するとゲーム性能ではAMD Ryzenのほうがやや勝ります。
一方で、Core i7-13700やRyzen 7 7700クラスになってくるとゲーム性能はほぼ同等なものの、コア数の差が大きくなるためIntel Coreのほうが総合的な性能は高いです。
また、Ryzen 7 7800X3Dのような3D V-Cacheを搭載したX3Dシリーズは、ゲームに限れば飛び抜けた性能を持っています。
タイトルごとに得意不得意はありますが、ゲームをプレイするだけならIntel Core、AMD Ryzenどちらでも十分快適です。
Ryzenだと動かないソフトがある?
AMD Ryzenで完全に動かないソフトはありませんが、相性問題について語られることは多いです。
現在は解消されていますが、Windows 11がリリースされたばかりの頃、Ryzen環境だとPCの性能が低下することもありました。
基本的にソフトはシェア率が高いCPUに最適化されるためIntelが有利ですが、一般的なオフィスやエクセルなどはRyzenでも問題なく使えるので、あまり心配する必要はありません。
AMDとIntelはビジネス用ならどっちがいい?
ビジネス用途ならAMD Ryzen、Intel Coreともに十分な性能を持っているので、どちらを選んでも問題ありません。
シェア率の影響を考える場合はIntel、コスパを重視するならAMDを選びましょう。
また、AMDで価格を重視する場合は型落ちですがRyzen 7 5700Xを選ぶのも手です。
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