パルワールドは、日本のゲーム制作会社「ポケットペア」か開発したオープンワールドサバイバルクラフトゲーム。
まだ早期アクセスながら、リリースから5日で700万本以上を売り上げ、Steamでの評価も「非常に好評」と人気のタイトルです。
ただ、パルワールドはオープンワールドゲームということもあり、ゲーミングPCのスペックに注意が必要になります。
本記事ではパルワールドをプレイするために必要なスペックやメモリ容量を解説。おすすめのゲーミングPCを紹介していきます。
パルワールド(Palworld)の必要最低スペック

パーツ | スペック |
---|---|
OS | Windows 10 or later (64bit) |
CPU | Core i5-3570K 3.4 GHz 4 Core |
グラボ | NVIDIA Geforce GTX 1050(2GB) |
メモリ | 16GB RAM |
ストレージ(SSD必須) | 40GB の空き容量 |
DirectX | バージョン11 |
Steamで公開されている、公式のパルワールドの最低スペックです。
パルワールドに限らず、最低スペックはゲームが起動する程度の性能になるので、あまり参考にはなりません。
ただ、最低スペックで16GBのメモリを要求しているゲームは珍しく、快適にプレイするにはミドルスペック以上のゲーミングPCが必要と分かります。
また、Steamの追記事項にはSSDの導入が必要と英語で記載されているので、パルワールドをHDDにインストールするのは避けましょう。
パルワールド(Palworld)の推奨スペック
公式の推奨スペック
パーツ | スペック |
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OS | Windows 10 or later (64bit) |
CPU | Core i9-9900K 3.6 GHz 8 Core |
グラボ | NVIDIA Geforce GTX 2070 |
メモリ | 32GB RAM |
ストレージ(SSD必須) | 40GB の空き容量 |
DirectX | バージョン11 |
パルワールドの推奨スペックではCPUにCore i9-9900K以上の性能が要求されています。
Core i9と言っても、現在のコスパモデルに採用されているCore i5-14400FやRyzen 7 5700Xでもスペックを満たすことは可能です。
グラボのRTX 2070はRTX 3060とほぼ同等の性能。現在ならRTX 4060を搭載したミドルスペックのゲーミングPCなら推奨スペックは満たせます。
ただ、メモリには32GBが推奨されているので、パルワールドを快適にプレイしたいならカスタマイズでメモリ容量を増やしましょう。
快適にプレイするためのスペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Core i7-14700F Ryzen 7 7700以上 |
グラボ | GeForce RTX 5060 Ti Radeon RX 7700 XT以上 |
メモリ | 32GB以上 |
現在ゲーミングPCに使われているパーツから選んだ、パルワールドを快適にプレイするためのスペックです。
CPUはコスパ重視なら「Core i5-14400F」や「Ryzen 7 5700X」でも大丈夫ですが、パルワールドはCPUの負荷も大きいので快適性を重視するなら最新に近いCore i7やRyzen 7を選びましょう。
グラボはフルHDならRTX 4060 Ti以上、これから選ぶなら最新のRTX 5060 Ti以上を選ぶのが無難です。
また、RTX 5060 Tiの場合はVRAMが16GBのモデルを選んだほうが、パルワールド以外のタイトルにも対応することができます。
メモリは16GBでもパルワールドをプレイすることはできますが、ほかの作業も考慮するなら推奨スペックの通り32GB以上を搭載するのが無難です。
なお、パルワールドは早期アクセスのタイトルなので、推奨スペックが変わる可能性もあるため快適にプレイし続けたいならスペックに余裕があるゲーミングPCを用意しましょう。
専用サーバーを立てるためのスペック
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel N100以上 (4コア以上の省電力なCPUを推奨) |
グラボ | サーバー専用であれば不要 |
メモリ | 16GB以上 (安定させるなら32GB以上を推奨) |
パルワールド専用サーバーを自分のPCで立てる場合の参考スペックです。パルワールド公式のサーバーガイドに掲載されているスペックを参考にしています。
専用サーバーを立てる場合はパルワールドをプレイするためのゲーミングPCのほかに、省電力なミニPCなどを用意して使い分けましょう。
グラボを搭載しているゲーミングPCは一般的なPCよりも消費電力が高く、稼働し続けなければならないサーバー用途にはあまり向いていないからです。
パルワールドに限らずサーバー用のPCではメモリ容量が重要になるので16GB以上、安定を重視したいのなら32GB以上も視野に入れましょう。
CPUも参加人数によって必要な性能が変わります。少人数であればIntel N100のような省電力CPUでも大丈夫ですが、余裕を持たせたいなら6コア以上のモデルを選びましょう。
ただ、自分でサーバーを立てると設定はもちろん、セキュリティなどに気を使う必要もあるため、本記事で紹介しているレンタルサーバーを使うのも1つの方法です。
ストレージ容量は27GBは必要

推奨されるストレージ容量は公式では40GBとなっていますが、2025年3月の時点では実際に使われる空き容量は約26GBです。
ただし、パルワールドはまだ早期アクセスのタイトルでアップデートを繰り返しているため、40GBを超える容量になる可能性があります。
パルワールドだけ遊びたいなら500GBのSSDを搭載したモデルでも大丈夫ですが、ほかのゲームも遊ぶなら余裕を持って1TBのSSDを搭載したゲーミングPCを選ぶのがおすすめです。
パルワールド(Palworld)はグラボなしでもプレイできる?
パルワールドは重めのゲームなのでグラボなしでプレイするのはほぼ不可能です。
厳密に言えばRyzen 7 8700Gのように強力な内蔵グラフィックスを備え、フレーム生成機能を併用すればパルワールドをグラボなしでプレイできる可能性はあります。
ただ、あくまで内蔵グラフィックスが強力なCPUを搭載していた場合で、グラボなしの一般的なPCではパルワールドを快適にプレイすることはできません。
パルワールドは推奨スペックでRTX 3060以上の性能があるミドルスペックグラボを要求されているため、グラボなしで快適に遊ぶのはまず不可能だと考えましょう。
パルワールド(Palworld)はノートパソコンでできる?
パルワールドの推奨スペックを満たせればノートパソコンでもプレイすることはできます。
ただ、パルワールドをプレイするにはGPUを搭載したゲーミングノートPCが必要です。スペックとしては最低でもGPUに「RTX 4060」を搭載したモデルを選びましょう。
注意点として、型番が同じでもデスクトップに搭載されるグラボと比べてノート版のGPUは性能が劣ります。
RTX 4060クラスならさほど差はありませんが、ハイスペックなGPUになるほど違いがでてくるので、理由がなければパルワールドをプレイするならデスクトップのゲーミングPCがおすすめです。
パルワールド(Palworld)のゲーミングPCおすすめ|デスクトップパソコン
ドスパラ GALLERIA RM5C-R46
パルワールドを安くプレイするならコレ!フルHD向け定番構成のゲーミングPC
3.5
CPUメーカー | Intel |
---|---|
CPU | Core i5-14400F |
グラボ | RTX 4060 |
メモリ容量 | 16GB(8GB×2) |
SSD容量 | 500GB NVMe |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
サイズ | 幅220×奥行き440×高さ425mm |
保証 | 1年 |
- パルワールドをフルHDでプレイ可能
- フルHDならほかのゲームもプレイできる
- 翌日出荷対応
- 高解像度でパルワールドをプレイしたい人
パルワールドをできるだけ安くプレイしたいなら「RM5C-R46」がおすすめです。
CPUに「Core i5-14400F」、グラボには「RTX 4060」を採用した定番のコスパに優れた構成で、フルHDであればパルワールドを60fps以上でプレイすることが可能。
RTX 4060の性能なら、Apexなどほかのゲームでも設定次第では200fps以上のフレームレートでプレイすることができます。
ただ、メモリは16GBとパルワールドの推奨スペックには届いていないので、カスタマイズで32GBにアップグレードするのがおすすめです。
パルワールドは重めのタイトルなので本モデルの構成を下限として、ゲーミングPCを選びましょう。
ドスパラ GALLERIA XA7C-R56T
最新のRTX 5060 Tiを搭載したフルHD向けのコスパがいいゲーミングPC
4.5
CPUメーカー | Intel |
---|---|
CPU | Core i7-14700F |
グラボ | RTX 5060 Ti(16GB) |
メモリ容量 | 32GB(16GB×2) |
SSD容量 | 1TB NVMe |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
サイズ | 幅220×奥行き440×高さ480mm |
保証 | 1年 |
- RTX 5060 Tiの16GBモデルを搭載
- フルHDならほとんどのゲームが快適
- メモリが標準で32GB
- 予算が20万円以下の人
「XA7C-R-56T」はパルワールドやほかのゲームを快適にプレイしたい方に適したゲーミングPC。
グラボに最新のミドルスペックモデル「RTX 5060 Ti」を採用しており、フルHD環境であればほとんどのゲームをプレイでき、パルワールドも快適に遊べます。
また、搭載されているRTX 5060 TiはVRAM16GBのモデルなので、重量級のタイトルにも対応することが可能です。
CPUは前世代モデルの「Core i7-14700F」を採用しているため、最新世代より価格が少し安くなっているのもポイント。
メモリも標準で推奨スペックを超えているので、コスパよくパルワールドを快適にプレイしたい方におすすめのゲーミングPCです。
ドスパラ GALLERIA XA7R-R57T
パルワールド以外のゲームも快適!Ryzen 7 9800X3Dを採用したハイスペックモデル
4.5
CPUメーカー | AMD |
---|---|
CPU | Ryzen7 9800X3D |
グラボ | RTX 5070 Ti(16GB) |
メモリ容量 | 32GB(16GB×2) |
SSD容量 | 1TB NVMe |
HDD容量 | – – – |
電源 | 850W |
OS | Windows |
サイズ | 幅220×奥行き440×高さ480mm |
保証 | 1年 |
- ゲームに特化したRyzen 7 9800X3Dを搭載
- パルワールド以外のゲームも快適
- WQHD以上でのプレイもできる
- 予算が限られている人
CPUに現行で最強クラスのゲーム性能を持つ「Ryzen 7 9800X3D」を採用したガレリアのハイスペックモデル。
Ryzen 7 9800X3DはCPUの内蔵メモリであるL3キャッシュを増量しており、パルワールドとも相性が良く、特にフルHD環境でフレームレートを高く維持できます。
グラボにも最新の「RTX 5070 Ti」を搭載しているので、WQHDやウルトラワイドモニターでパルワールドをプレイすることも可能です。
パルワールド以上に重いタイトルでも快適にプレイできる性能があるため、ハイスペックなゲーミングPCが欲しい方におすすめのモデルになっています。
予算に余裕があればSSDをもう1枚追加してデュアルストレージ構成にするのもおすすめです。
パルワールド(Palworld)のゲーミングPCおすすめ|ゲーミングノートPC
ドスパラ GALLERIA RL7C-R46-5N
RTX 4060を搭載したパルワールドをプレイできる安いゲーミングノートPC
3.5
CPUメーカー | Intel |
---|---|
CPU | Core i7-13620H |
グラボ | RTX 4060 |
メモリ容量 | 16GB(8GB×2) |
SSD容量 | 500GB NVMe |
重量 | 約2.3kg |
サイズ | 幅360×奥行き245×高さ20mm(前)、28mm(後) |
OS | Windows |
保証 | 1年 |
- RTX 4060を搭載
- ゲーミングノートPCとしては安い
- 有線LANポートも備えている
- 高解像度でゲームをプレイしたい人
パルワールドをプレイできる安いゲーミングノートPCが欲しいなら「RL7C-R46-5N」がおすすめ。
CPUに「Core i7-13620H」、GPUには「RTX 4060」を搭載しており、フルHDであればパルワールドを60fpsでプレイでき、DLSSを併用すればより高いフレームレートを狙うことも可能です。
パルワールドがプレイできるゲーミングノートPCとしては価格が安いのもポイント。ディスプレイはフルHD・165Hzの高速リフレッシュレートに対応しています。
ただ、ノートPCはデスクトップよりパーツの増設に手間がかかるので、メモリとストレージは購入時にカスタマイズしておくのがおすすめです。
ドスパラ GALLERIA ZL9R-R57T-6
RTX 5070 Tiを搭載!ドスパラの最新ゲーミングノートPC
4
CPUメーカー | AMD |
---|---|
CPU | Ryzen 9 9955HX |
グラボ | RTX 5070 Ti |
メモリ容量 | 32GB(16GB×2) |
SSD容量 | 1TB NVMe |
重量 | 約2.4kg |
サイズ | 幅357×奥行き256×高さ31mm |
OS | Windows |
保証 | 1年 |
- 最新のRTX 5070 Tiを搭載
- 300Hzに対応した超高速ディスプレイ
- 推奨スペックを満たすメモリ容量
- 予算が30万円以下の人
パルワールドは重めのタイトルなので、ゲーミングノートPCで快適にプレイしたいならハイスペックモデルを選びましょう。
「ZL9R-R57T-6」はドスパラの最新ゲーミングノートPCで、CPUは「Ryzen 9 9950HX」、GPUにはノート版の「RTX 5070 Ti」を採用しています。
パルワールド以外の重量級タイトルも快適にプレイできる性能があるのに加え、ディスプレイは300Hzの超高速リフレッシュレートに対応しているのもポイント。
本体が高性能なだけではなく、並のゲーミングモニターを上回るスペックのディスプレイを備えているため、パルワールド以外のゲームもプレイしたい方におすすめです。
ドスパラ GALLERIA UL9C-R59-8A
現行最強クラスのモデル!ドスパラの最新ハイエンドゲーミングノートPC
おすすめ度:4.5
CPUメーカー | Intel |
---|---|
CPU | Core Ultra 9 275HX |
グラボ | RTX 5090 |
メモリ容量 | 64GB(32GB×2) |
SSD容量 | 2TB NVMe |
重量 | 約4.0kg |
サイズ | 幅405×奥行き323×高さ37mm |
OS | Windows |
保証 | 1年 |
- RTX 5090を搭載したハイエンドモデル
- メモリとストレージが大容量
- 2.5GbのLANポートを備える
- 持ち運びやすいノートPCが欲しい人
- コスパを重視したい人
性能に妥協したくない場合はドスパラのゲーミングノートPCでも最上位の「UL9C-R59-8A」を選びましょう。
CPUは「Core Ultra 9 275HX」、GPUにはノート版の「RTX 5090」を搭載した、現行最強クラスの性能を持ったゲーミングノートPCです。
ノート版のRTX 5090は、デスクトップのRTX 4070 Ti SUPERクラスの性能があるので、パルワールドも快適にプレイできます。
メモリは64GB、ストレージは読み書きが非常に速い最新のGen5 SSDを2TB搭載しているのもポイント。ディスプレイは18インチなので迫力ある画面でパルワールドを楽しめます。
並のデスクトップゲーミングPCを上回る性能のモデルなので、メイン機としても使えるゲーミングノートPCが欲しい方におすすめです。
パルワールド(Palworld)におすすめのレンタルサーバー

パルワールドは招待コードや専用サーバーを使えば、マルチプレイで遊ぶこともできます。
招待コードを共有する方法では最大4人まで、公式の専用サーバーを使用するなら最大32人までのマルチプレイが可能です。
ただ、招待コードは手軽ですが4人までと人数が少なく、公式の専用サーバーは知らないプレイヤーが入ってきたり、障害が発生するとプレイできなくなるというデメリットがあります。
4人以上でマルチプレイをしたい場合は「ConoHa for GAME」で、マルチサーバーを借りるというのも手です。
ConoHa for GAMEは手軽にサーバー設定ができる「ゲームテンプレート」があるのが魅力。マイクラやARKだけではなく、パルワールドにも対応しています。
ただし、パルワールドのゲームテンプレートを利用できるのは、4GB以上のプランからとなるので注意しましょう。
ConoHa for GAMEは月額以外にも時間課金もあるので、休日など限られた時間だけ、パルワールドをマルチプレイで遊びたい方にもおすすめです。
パルワールドのスペックで注意すべき点

CPUとGPUは画質設定や描画距離で大きく変わる
パルワールドは最高設定だと重いゲームです。最大fpsは無制限も選べますが、120fps以上を出すにはハイエンドゲーミングPCが必要になります。
ただ、現時点では対戦モードが未実装なので競技性はほぼないため、60~90fpsほどのフレームレートを目指すのが無難です。
フルHDで描画距離や影の設定などを落としてプレイするなら、RTX 4060以上。高画質やWQHDでプレイする場合は、RTX 4070以上のグラボを搭載したゲーミングPCを選びましょう。
描画距離などを個別で設定する時は、最高から高設定に落とすとフレームレートを確保しやすくなります。
パルワールドはウルトラワイドに対応している

パルワールドはウルトラワイドに対応しています。
一度に確認できる情報量が増えて、ゲームへの没入感も増すのがウルトラワイドモニターのメリットです。
ただ、相応のスペックが要求されるので、パルワールドをウルトラワイドで快適にプレイしたいなら、RTX 5070以上のグラボを選びましょう。
ウルトラワイドモニターは一般的なモニターよりもグラボへの負荷が高くなるため、影の設定などを個別に調整するのもおすすめです。
パルワールドをフルスクリーンでプレイする時の注意
パルワールドは、フルスクリーンモードでの解像度の変更ができません。
例えば、4Kモニターを使用して、パルワールドをフルスクリーンにすると解像度は4K固定になります。フルHDやWQHDは選べません。
解像度を下げてプレイしたい場合はウィンドウモードを利用しましょう。ミドルスペックのゲーミングPCなら、フルHDのモニターと組み合わせるのが無難です。
2024年1月30日時点での話なので、今後のアップデートで改善される可能性はあります。
メモリ容量は16GB以上
公式から発表されているパルワールドのメモリ容量は最低スペックでも16GB以上です。推奨スペックになると32GBを要求されます。
グラボのVRAM容量にもよりますが、実際のプレイで使用されるメモリ容量は約10~13GBです。
パルワールドをプレイするだけなら、ゲーミングPCでは標準的な16GBでも足りますが、余裕を持ちたいならメモリは32GBがおすすめ。
ミドルスペックのゲーミングPCはほとんどの場合、16GBなので32GBにカスタマイズしましょう。
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