30万円の予算を使えるなら、ハイスペックなゲーミングPCが手に入ります。
現世代でも最高クラスの性能があれば、高精細な4Kや、240fps以上の高フレームレートでプレイが可能です。
しかし、ハイエンドなゲーミングPCは誰にでも活かせるものではありません。
本記事では、30万円以上のゲーミングPCがどんな方に向いているのか解説すると共に、おすすめのモデルについて紹介していきます。
なお、2024年最新のゲーミングPCおすすめモデルを紹介している記事もあるので、あわせてどうぞ。
予算30万円以上のゲーミングPCはどんな人におすすめ?
予算30万円以上のゲーミングPCは、自慢できるレベルの性能を持つモデルばかり。
しかし、用途に対してオーバースペックなゲーミングPCを選んでしまうと、その分無駄な出費になってしまいます。
そこで本見出しでは、予算30万円以上のゲーミングPCがどんな人に適しているのかを解説していきます。
240fps張り付きを狙いたい人
ゲーミングPCでも、30万円以上になると非常に高価なモデルになってきます。
CPUは最低でもCore i7やCore Ultra 7を搭載し、よりスペックの高いモデルはCore i9かCore Ultra 9。グラボには「RTX 4080」から「RTX 4090」が採用されたハイエンドな構成が多いです。
例えば、Core i9-14900K(F)とRTX 4080を組み合わせると、Apex Legendsなら4Kの高解像度でも、144fps以上のフレームレートが出せます。
フルHDなら上限フレームレートの300fpsに張り付くので、240fps以上を維持してゲームをプレイしたい方に向いています。
自由にカスタマイズしたい人
カスタマイズして注文できるのがゲーミングPCの特徴ですが、モデルによって選べるパーツは限られており、特にPCの心臓部である電源の自由度が低いことが多いです。
30万円以上の予算が組めるのであればカスタマイズの幅も広がり、25万円以下の価格帯では珍しい80PLUSのPLATINUM認証を受けた電源ユニットを選ぶことも可能。
また、PCパーツの基本的な知識があるなら、カスタマイズ性の高いPCショップ「サイコム」を選択肢に入れられます。
ゲーミングPC一式セットを揃えられる人
ハイエンドなゲーミングPCを買うなら、周辺機器も揃えなければいけません。
Core i9-14900K(F)やRTX 4090を搭載した高性能なモデルを手に入れても、モニターがフルHD・60Hzでは意味がないからです。
30万円以上のゲーミングPCだとフルHDでは144Hzでも性能を持て余すため、より高速なゲーミングモニターが必要になります。
30万円以上のゲーミングPCのスペックを活かすなら、リフレッシュレートは240Hz以上、モニターサイズは24.5インチ程度のゲーミングモニターがおすすめです。
より有利にゲームをプレイするなら、ゲーミングマウスやゲーミングキーボードの導入も考えてください。
例として、ロジクールのゲーミングデバイスは「LIGHT SPEED」というプロが認めたワイヤレス技術を採用しているので、遅延が少ないのが魅力です。
ロジクールのゲーミングマウスには約63gと軽量なモデルもあるので、FPSゲームでの腕の負担も軽くできます。
配信も快適にできるハイエンドなゲーミングPCを選ぶときは、性能に見合った環境を整えましょう。
なお、ゲーミングPCセットに必要なもの一式を紹介した記事もあるので、あわせてチェックしてみてください。
予算30万円以上のゲーミングPCおすすめ|デスクトップPC
ドスパラ GALLERIA XA7R-R48S 9800X3D搭載
最新のゲーム特化CPUを搭載したガレリアのハイエンドゲーミングPC
おすすめ度:4.5
タイプ | ミドルタワー |
---|---|
CPUメーカー | AMD |
CPU | Ryzen 7 9800X3D |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4080 SUPE |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 1000W |
OS | Windows |
- Ryzen 7 9800X3Dを搭載
- 240fps張り付きを狙える
- 4Kモニターでのゲームプレイが可能
- 予算が40万円以下の人
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「XA7R-R48S」は、AMDの最新世代CPU「Ryzen 7 9800X3D」を搭載したガレリアのハイエンドゲーミングPCです。
Ryzenの3DシリーズはL3キャッシュが増量されているので、フレームレートを高く維持しやすいのが特徴。現行世代のCPUでは最強のゲーム性能を持っています。
グラボにはハイエンドの「RTX 4080 SUPER」を採用しており、WQHDはもちろん、高精細な4Kでゲームを遊ぶことも可能です。
また、Ryzen 7 9800X3Dは前世代よりもクリエイティブ性能が向上しているのもポイント。
性能に対してメモリは16GBと標準的なので32GBにアップグレードすると配信などもより快適になります。
サイコム G-Master Hydro X870A
W水冷システムで動作ド安定なゲーミングPC
おすすめ度:4.5
タイプ | ミドルタワー |
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CPUメーカー | AMD |
CPU | Ryzen 7 9700X |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4080 SUPER(水冷) |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 850W |
OS | Windows |
- 冷却性能が高いデュアル水冷を採用
- 長時間安定した動作でプレイできる
- 幅広いカスタマイズに対応
- Ryzen 7 7800X3Dに変更もできる
- コスパを重視する人
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サイコムが販売しているデュアル水冷を採用した冷却性能の高いゲーミングPC。
CPUだけではなく、グラボの「RTX 4080 SUPER」にも水冷システムが搭載されており、高負荷時でも温度が上昇しづらく性能を維持しやすくなっています。
また、水冷用ファンには評価の高いNoctuaを使用しているので、静音性が高いのもポイントです。
CPUに標準搭載されているのはAMDの最新世代「Ryzen 7 9700X」ですが、カスタマイズでゲームに特化した「Ryzen 7 7800X3D」に変更することもできます。
水冷仕様のRTX 4090も選べるので、最強クラスのゲーミングPCが欲しい方にもおすすめのゲーミングPCです。
ドスパラ GALLERIA XA7C-R47TS
RTX 4070 Ti SUPER搭載!最新のCPUとグラボを採用したハイスペックモデル
おすすめ度:4
タイプ | ミドルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-14700F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4070 Ti SUPER |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 750W |
OS | Windows |
- 20コア28スレッドのCPUを搭載
- 240fpsを安定して狙える性能
- 4Kでのゲームも視野に入る
- 予算が30万円以下の人
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30万円以上で買える「XA7C-R47TS」は、ドスパラのゲーミングブランド「ガレリア」のハイスペックゲーミングPCです。
20コア28スレッドとマルチスレッド性能が高い「Core i7-14700F」と最新のハイスペックグラボ「RTX 4070 Ti SUPER」を搭載。
重いゲームのサイバーパンク2077ではDLSSを使うなど設定を調整すれば、高精細な4Kで90fps以上のフレームレートを出すことも可能です。
CPUとグラボの性能が非常に高く、メモリも32GBを標準搭載しているので配信も快適に行なえます。
FPSゲームを安定して200fps以上でプレイしたい方、RPGを高精細な4Kで楽しみたいという方はチェックしてみてください。
HP OMEN 45L Desktop ハイパフォーマンスモデル
最新のRTX 4000シリーズを搭載したハイエンドなゲーミングPC
おすすめ度:4
タイプ | フルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-14700K |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4080 SUPER |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 2TB |
HDD容量 | 2TB |
電源 | 1200W |
OS | Windows |
- スタイリッシュなPCケース
- LEDライティングが鮮やか
- ストレージが大容量
- 市販のPCケースを使いたい人
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HPが販売しているゲーミングPCブランド「OMEN」シリーズの最新のハイエンドモデルです。
Intelの第14世代CPU「Core i7-14700K」と「RTX 4080 SUPER」を採用しており、非常に高性能。
Apex Legendsでは最高設定でも上限フレームレートの300fpsに張り付く性能があるため、画質設定を落とす必要がありません。
高速なGen4対応SSDが2TB、HDDは2TBと標準でストレージが大容量なのもポイント。
サイドパネルは強化ガラスで作られており、ゲーミングPC内部のRGBライティングも楽しめます。
ただ、カスタマイズはほぼできないので、より高性能なモデルが欲しいならRTX 4090搭載のエクストリームモデルを選びましょう。
STORM 影界シリーズ EK-265KF48S
黒が美しく映える!STORMのハイスペックなピラーレスゲーミングPC
おすすめ度:4
タイプ | ミドルタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core Ultra 7 265KF |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4080 SUPER |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 1200W |
OS | Windows |
- 最新のIntel Core Ultra 7を搭載
- メモリが32GBと大容量
- 黒いピラーレスケースが美しい
- フルHDで高フレームレートを狙いたい人
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Intelの最新世代CPU「Core Ultra 7 265KF」を搭載したSTORMのハイスペックゲーミングPCです。
グラボには最新の「RTX 4080 SUPER」を採用しており、WQHD以上の高解像度に適した性能があります。
STORMのゲーミングPCはLEDが映える美しいモデルが多いのがポイント。ファンとLEDラインを連動させて光らせることもできます。
ストレージには1TBのSSD、メモリは32GB、電源も1200Wと標準で大容量なので、デザイン性と性能が両立したゲーミングPCが欲しい方におすすめです。
予算30万円以上のゲーミングPCおすすめ|ゲーミングノートPC
ドスパラ GALLERIA ZL9C-R47-6B
メインPCとしても使える性能!カスタマイズもできるガレリアのハイスペックモデル
おすすめ度:4
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i9-14900HX |
GPU | Nvidia RTX 4070 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 16インチ/240Hz |
本体サイズ | 幅357×奥行255×高さ27mm |
重量 | 約2.3kg |
OS | Windows |
- ほとんどのゲームを快適にプレイできる
- 240Hzの超高速ディスプレイを採用
- 有線LANポートを搭載
- メモリとストレージのカスタマイズができる
- 4Kでゲームをプレイしたい人
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Intelの第14世代CPU「Core i9-14900HX」を採用したガレリアのハイスペックゲーミングノートPCです。
GPUには「RTX 4070」を搭載しており、重いFF15ベンチマークでもフルHDなら10,000以上の高いスコアをだせる性能があります。
ディスプレイの解像度はWQHDより縦に広く、240Hzの超高速リフレッシュレートに対応しているのもポイントです。
また、ZL9C-R47-6Bはメモリとストレージのカスタマイズが可能。予算に余裕があればSSDを2TB以上に変更するとより快適になります。
有線LANポートも備えているので、メインPCとして使えるゲーミングノートPCが欲しい方にもおすすめです。
GIGABYTE AORUS 17X AXG-64JP664JP
大画面かつ高リフレッシュレートなゲーミングノートPC
おすすめ度:4
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i9-14900HX |
GPU | Nvidia RTX 4080 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズとHz | 17.3インチ/240Hz |
本体サイズ | 幅396×奥行き293×高さ21.8mm |
重量 | 約2.8kg |
OS | Windows |
- 高精細なWQHDのディスプレイ
- 240Hzの高速リフレッシュレートに対応
- 大画面で迫力ある映像を楽しめる
- 持ち運びやすい小型モデルがほしい人
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「AORUS 17X」はCPUに「Core i9-14900HX」、CPUには「RTX 4080」を搭載した30万円以上のゲーミングノートPC。
17インチの大型ディスプレイは240hzの高速なリフレッシュレートに対応しており、ゲームをなめらかな映像でプレイできます。
高速なGen4のSSDが1TB標準搭載されているのもポイント。M.2スロットがもう1つ空いているので、カスタマイズでサブストレージを追加することも可能です。
ノートPCはデスクトップと比べて増設が難しいので、動画編集などゲーム以外にも使うならSSDの追加をおすすめします。
ドスパラ GALLERIA UL9C-R49-6
デスクトップ並みの性能!RTX 4090を採用したハイエンドゲーミングノートPC
おすすめ度:4
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i9-14900HX |
GPU | Nvidia RTX 4090 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズとHz | 16インチ/240Hz |
本体サイズ | 幅357×奥行き255×高さ27mm |
重量 | 約2.5kg |
OS | Windows |
- ハイエンドCPUとGPUを搭載
- メモリとストレージが大容量
- 240Hzの高リフレッシュレートに対応
- 持ち運びやすいモデルが欲しい人
+特徴を見る
ドスパラのガレリアから販売されているハイエンドゲーミングノートPC。
IntelのハイエンドCPU「Core i9-14900HX」と最強のノート版GPU「RTX 4090」を組み合わせたデスクトップ並の性能を持ったモデルです。
Apex LegendsのフルHD・低画質設定なら上限の300fpsを狙え、WQHDでのプレイもできる性能があります。
ディスプレイはWQHDより少し縦に広い解像度と240Hzに対応しているのもポイント。一般的なゲーミングモニターを上回る性能があります。
デスクトップPCの変わりにメインとして使える高性能なゲーミングノートPCが欲しい方におすすめのモデルです。
予算30万円以上のゲーミングPCの比較表
デスクトップパソコン
モデル | XA7C-R47TS | EK-265KF48S | OMEN 45L Desktop | XA7R-R48S 9800X3D搭載 | G-Master Hydro X870A |
メーカー | ドスパラ | パソコン工房 | 日本HP | ドスパラ | サイコム |
タイプ | デスクトップ | デスクトップ | デスクトップ | デスクトップ | デスクトップ |
価格 | 324,980円(税込) | 429,800円(税込) | 508,000円(税込) | 444,980円(税込) | 468,640円(税込) |
CPU | Core i7-14700KF | Core Ultra 7 265KF | Core i7-14700K | Ryzen 7 9800X3D | Ryzen 7 9700X |
GPU | RTX 4070 Ti SUPER | RTX 4080 SUPER | RTX 4080 SUPER | RTX 4080 SUPER | RTX 4080 SUPER(水冷) |
メモリ容量 | 32GB | 32GB | 32GB | 16GB | 32GB |
ストレージ容量(SSD / HDD) | 1TB | 1TB | 2TB / 2TB | 1TB | 1TB |
公式ページ | 公式を見る | 公式を見る | 公式を見る | 公式を見る | 公式を見る |
ノートパソコン
モデル | ZL9C-R47-6B | AORUS 17X | UL9C-R49-6 |
メーカー | ドスパラ | GIGABYTE | ASUS |
タイプ | ノートパソコン | ノートパソコン | ノートパソコン |
価格 | 299,979円(税込) | 440,000円(税込) | 449,980円(税込) |
CPU | Core i9-14900HX | Core i9-14900HX | Core i9-14900HX |
GPU | RTX 4070 | RTX 4080 | RTX 4090 |
メモリ容量 | 32GB | 16GB | 32GB |
ストレージ容量(SSD / HDD) | 1TB | 1TB | 1TB |
公式ページ | 公式を見る | 公式を見る | 公式を見る |
自作PCの場合は予算30万円だとどんな構成になる?
自作PCに30万円以上の予算を出せるのであれば、妥協のない構成で作れます。
マルチスレッド性能が非常に高い「Core i9-14900(F)」と、ハイエンドグラボの「RTX 4090」を組み合わせれば、本格的なゲーム配信も可能です。
パーツ | パーツ名 | 価格 |
---|---|---|
CPU | Core i9-14900F | 84,978円 |
CPUクーラー | NZXT KRAKEN RGB 360 black | 24,718円 |
マザーボード | ASUS ROG STRIX Z790-H GAMING WIFI | 37,500円 |
グラボ | RTX 4090 | 419,950円 |
メモリ | Crucial CP2K16G56C46U5 DDR5 | 13,520円 |
SSD | Western Digital SN850X 2TB | 28,380円 |
HDD | Seagate IronWolf ST4000VN006/EC 4TB | 19,780円 |
電源 | Thermaltake TOUGHPOWER PF3 1200W | 31,136円 |
PCケース | Fractal Design Pop XL Air RGB Black TG Clear Tint | 19,885円 |
合計 | – – – | 679,547円 |
動画編集ではストレージの容量を多く使いますが、高速なSSDを2TB以上導入できれば、余裕を持って作業ができます。
また、10GB以上のデータ移動を頻繁に行う場合はセカンドストレージにSSDを採用するのもおすすめ。データのバックアップや転送がはやく終わるので非常に快適です。
30万円以上の予算でゲーミングPCを組めるなら、ゲームだけではなく、クリエイティブな作業も快適にこなせる自作PCが作れます。
予算30万円以上のゲーミングPCまとめ
30万円以上のハイエンドゲーミングPCは、簡単に手が出せるモデルではありません。
最上位のグラボを使っても、高性能なゲーミングモニターや周辺機器を揃えなければ性能を活かせず、スペックを自慢するだけになってしまいます。
ハイエンドゲーミングPCを買うときは、240fps以上のフレームレートや、高精細な4Kで画質を妥協せずにゲームをプレイしたいなど、目的を明確にしてから選ぶのがおすすめです。
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