PCの頭脳であるCPUを販売している主な企業は、IntelとAMDです。
IntelとAMDは共にアメリカの大企業であり、長年競争して、CPUの性能を高めてきました。現在は、どちらを選んでもあまり困ることはありませんが、それぞれ得意な分野があります。
本記事ではIntelとAMDの違いを解説して、おすすめのゲーミングPCを紹介していきます。
【結論】IntelとAMDどっちを選ぶべき?
ゲームをするならIntel
ゲームをメインに使うならIntel Coreシリーズをおすすめします。
シングルスレッド性能が高いIntel Coreシリーズのほうが、ゲームには有利なのでAMD Ryzenよりフレームレートが出やすいです。
また、Intel Coreシリーズは第12世代からゲーム性能が大きく向上しました。
現在主流の第13世代CPU「Core i5-13400」や、最新世代の「Core i5-14400」なら十分なゲーム性能があり、コスパも非常に高いです。
配信をしたり、ゲーム以外の作業もするなら「Core i7-13700」や「Core i7-14700」以上を選べば、なにをやるにも困ることはなくなります。
動画編集などのクリエイティブ用途ならAMD
クリエイティブな性能を求めるなら、AMD Ryzenのほうが、コスパは上になります。
マルチスレッド性能が高いと、CGレンダリングや動画編集などの作業を高速に行えるのが理由です。
グラボと組み合わせる必要はありますが、AMD Ryzenは低価格帯の「Ryzen 5 4500」でも6コア12スレッドなので、コスパが高くなっています。
型落ちになりますが、Ryzen 5000シリーズの「Ryzen 7 5700X」や「Ryzen 9 5900X」も発売当初より、大きく値下がりしているため入手しやすいのも魅力です。
IntelとAMDのCPUの違い
IntelとAMDのCPUの違いは以下のとおり。
価格
世代にもよりますが、IntelよりもAMDのほうが価格はやや安いです。
Core i7でさえ4コア8スレッドだった時代に発売されたAMD Ryzenは、8コア16スレッドのマルチコアCPUを現実的な価格で入手できる画期的な製品でした。
AMD Ryzenは複数のチップを1つのダイに乗せることで、製造コストを落として、安価に提供できたからです。
ただ、第4世代のRyzen 5000シリーズ以降はゲーム性能が上がったものの、発売当初の価格も高くなっていたため、いつでもAMDのほうが安いわけではありません。
現在では型落ちのRyzen 5000シリーズですが、一般的な用途では十分な性能があるためコスパがよく、Ryzen 7 5700X3Dのような新型CPUが発売されるなど人気のシリーズになっています。
また、BTOパソコン限定になりますがRyzen 7 7500F搭載モデルが安く、マザーボードに将来性もあるのでおすすめです。
ゲーム性能
ゲーム性能に関してはほとんどの場合、AMDよりもIntelのほうが優秀です。
CPUの内部には物理コアがあり、コアが多いと複数の作業をスムーズに処理できるようになります。
ゲームでもある程度のコアは使われますが、全てを使い切れるわけではないので、クロック周波数のほうが重要です。
厳密にはCPU構造も影響しているため、世代によって違いがあります。
ただ、多くの場合はAMD Ryzenより、シングルスレッド性能の高いIntel Coreシリーズのほうがゲーム性能では有利です。
AMDにはゲーム特化モデルもある
AMDはRyzen 7 7800X3DのようにL3キャッシュを増やした、ゲーム特化のCPUも販売しています。
ただ、ゲーム性能ではIntelを上回ることもありますが、マルチスレッド性能とシングルスレッド性能では同ランクのCPUにやや劣るのがデメリット。
価格も高くなりやすいので仕事やほかの作業にも使うなら、AMD Ryzenの通常モデルやIntel Coreシリーズのほうがコスパが上になることもあります。
ハイスペックなグラボと組み合わせ、フルHDやWQHDでフレームレートを伸ばしたいという場合に選びましょう。
消費電力とワットパフォーマンス
消費電力ではAMD Ryzenのほうが優れていることが多いです。
Intel Coreシリーズは、アイドル時の消費電力は低いものの、高い負荷をかけると電力を大きく消費する傾向があります。
一方で、AMD RyzenはIntelと比べてアイドル時の消費電力は高いですが、負荷をかけてもTDPより少し上くらいで収まり、ハイスペックなRyzen 7でも30~40W程度オーバーするくらいです。
例えば、ミドルクラスのRyzen 5 5600Xでは、TDPが65Wに対して高負荷時の消費電力は72~77W程度と省電力になっています。
Intelも第12世代で改善されていますが、ワットパフォーマンスでは、AMD Ryzenのほうがやや上です。
シェア率
Intelのシェア率は約7割で、AMDは約3割です。
市場シェアではIntelのほうが大きく勝っているため知名度が高く、最適化されているソフトウェアも多くなっています。
AMDもRyzenの登場からシェア率を伸ばしており、PS5を始めとした家庭用ゲーム機にCPUとGPUを提供している大企業です。
Intel、AMDともに高い技術で競争を続けているので、シェア率だけではCPU性能の優劣は決まりません。
Intel CoreとAMD RyzenのCPU性能比較表
IntelのCPUを搭載したおすすめパソコン
ドスパラ GALLERIA RM5C-R46T
バランスのいいゲーム性能が魅力!冷却機能も高いコスパモデル
おすすめ度:4
タイプ | ミニタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-14400F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4060 Ti |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- グラボとCPUのバランスが良好
- 140mmの冷却ファンを標準搭載
- フルHD環境ならほとんどのゲームが快適
- 4Kの高解像度でゲームをしたい人
RM5C-R46TはIntelの第14世代CPU「Core i5-14400F」を搭載したドスパラのゲーミングPC。
GPUには「RTX 4060 Ti」を採用しており、Apex LegendsならフルHD・低画質で240fps以上、フォートナイトのパフォーマンスモードなら300fpsを超える高いフレームレートでプレイが可能です。
また、140mmの冷却ファンを搭載しているのもポイント。ファンは大きくなるほど風量を確保しやすくなるので、静かに回しても冷却性能を維持できます。
多くのゲーマーが使用しているフルHD環境なら、ほとんどのゲームを快適にプレイできる性能があるので、初心者にもおすすめのモデルです。
ASUS TUF Gaming F15 FX507VV
RTX 4060搭載!ASUS TUFシリーズのミドルスペックモデル
おすすめ度:4
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-13620H |
GPU | Nvidia RTX 4060 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 15.6インチ/144Hz |
本体サイズ | 幅354.9×奥行251.9×高さ22.45~24.95mm |
重量 | 約2.2kg |
OS | Windows |
- 最新のRTX 4060を搭載
- ノートながら高い冷却性能
- ストレージを1TB標準搭載
- 持ち運びやすいモデルが欲しい人
Intelの第13世代CPU「Core i7-13620H」、GPUには「RTX 4060」を搭載したASUSのゲーミングノートPCです。
やや重めなパルワールドでも、フルHDなら60fps以上のフレームレートでプレイが可能。画質を調整したり、DLSSを使用すれば100fpsも狙えます。
カスタマイズはできませんが、SSDは1TBと十分な容量を標準搭載しているのもポイント。
米国軍用規格に準拠した耐久テストをクリアしており、振動にも強いので、普段使いもできるゲーミングノートPCが欲しい方にもおすすめです。
ドスパラ GALLERIA RM5C-R35
安さを重視するならこれ!初心者向けのゲーミングPC
おすすめ度:3
タイプ | ミニタワー |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-14400F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 3050(6GB) |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 550W |
OS | Windows |
- フルHD・低設定なら約120fpsを狙える
- ななめ45度のコンソールパネルが使いやすい
- 標準構成なら翌日出荷対応
- 重量級のゲームをプレイしたい人
Intelの第14世代CPU「Core i5-14400F」を搭載したガレリアのゲーミングPC。
グラボにはエントリー向けの「RTX 3050(6GB)」を採用しており、シーンにもよりますがApex LegendsのフルHD・低設定なら120fps程度のフレームレートを狙えます。
また、550Wの電源を搭載しているので、後からより高性能なRTX 4060に交換することも可能。Core i5-14400Fならミドルクラスのグラボでも性能を引き出せます。
重量級のゲームには向きませんが、画質にはこだわらず安くゲーミングPCを買って、カジュアルにゲームをプレイするなら十分コスパのいいモデルです。
ビジネスにも|ドスパラ GALLERIA RL5C-R35-5N
コスパ良好のエントリーモデル!シンプルデザインでどこでも使える
おすすめ度:3
タイプ | ノート |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-12450H |
GPU | Nvidia RTX 3050 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
画面サイズとHz | 15.6インチ/144Hz |
本体サイズ | 幅360×奥行き244×高さ24~27.7mm |
重量 | 約2.1kg |
OS | Windows |
- 使う場所を選ばないシンプルなデザイン
- ゲームだけでなくビジネスにも使える性能
- 非常に安い
- サイバーパンク2077のような重いゲームをしたい人
RL5C-R35-5Nは、Intelの第12世代CPU「Core i5-12450H」を搭載したエントリー向けのゲーミングノートPCです。
GPUには「RTX 3050」を搭載。Apex LegendsのフルHD・低画質ならシーンにもよりますが144fps以上のフレームレートでプレイが可能です。
また、ゲーミングノートPCとしてはスタンダードな15.6インチのディスプレイを採用しており、リフレッシュレートも144Hzと十分な性能があります。
シンプルながら、高級感があるデザインなのもポイント。ゲーミングPCらしい派手さはないため、使う場所に困りません。
非常に安価ながらビジネス用としても高性能なので、普段使いもできるゲーミングノートPCを探している方にもおすすめです。
Dell G15 ゲーミング ノートPC
RTX 4050を搭載したミドルスペックのゲーミングノートPC
おすすめ度:3.5
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-13650HX |
GPU | Nvidia RTX 4050 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 15.6インチ/165Hz |
本体サイズ | 幅357.26×奥行274.52×高さ26.95mm |
重量 | 約2.97kg |
OS | Windows |
- Core i7-13650HXを搭載
- 冷却性能を追求した設計
- 1TBのSSDを搭載
- 高画質でゲームをプレイしたい人
Intelの第13世代CPU「Core i7-13650HX」と、ミドルスペックのGPU「RTX 4050」を搭載したゲーミングノートPC。
重いFF15ベンチマークでも、8000以上のスコアを出せる性能があります。
リフレッシュレートは165Hzでグラフィックを重視するゲームにも十分対応可能です。1TBの大容量ストレージを搭載しているので、複数ゲームをインストールしても余裕があります。
コスパの高いゲーミングノートPCを探している方におすすめのモデルです。
AMDのCPUを搭載したおすすめパソコン
ドスパラ GALLERIA XA7R-R47 5700X3D搭載
コスパ良好なゲーム特化のRyzenを搭載したドスパラのゲーミングPC
おすすめ度:4
タイプ | ミドルタワー |
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CPUメーカー | AMD |
CPU | Ryzen 7 5700X3D |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4070 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- ゲーム特化のRyzen 7 5700X3Dを採用
- 重いゲームでも快適にプレイできる
- 高速なNvme SSDを1TB標準搭載
- 最新世代のCPUが欲しい人
XA7R-R47はAMDのゲーム特化CPU「Ryzen 7 5700X3D」を搭載したコスパのいいゲーミングPCです。
Ryzen 7 5700X3Dは、旧世代のRyzen 7 5700Xをベースにしたモデルですが、ゲームに限ればRyzen 7000シリーズの通常モデルと同等以上の性能を持っています。
また、実際の消費電力はRyzen 7 5700Xと大きな差がなく、扱いやすいのもポイント。GPUには「RTX 4070」を搭載しているため、ゲームをWQHDでプレイすることも可能です
SSDも標準で1TB搭載されているので、ゲームに特化したコスパのいいゲーミングPCが欲しい方におすすめのモデルになっています。
ASUS ROG Flow X13 GV302XI
小型ながら高性能!RTX 4070を搭載したコンパクトなゲーミングノートPC
おすすめ度:4
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | AMD |
CPU | Ryzen 9 7940HS |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4070 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 13.4インチ/165Hz |
本体サイズ | 幅299×奥行き212.9×高さ16.75~18.75mm |
重量 | 約1.35kg |
OS | Windows |
- 高性能なのに13.4型とコンパクト
- 165Hzの高速ディスプレイ
- メモリとストレージが大容量
- タブレットのように使うこともできる
- 大画面のノートPCが欲しい人
AMDのCPU「Ryzen 9 7940HS」を搭載したASUSの小型ゲーミングノートPC。
13.4インチのコンパクトなモデルですがGPUには「RTX 4070」を採用しており、Apex LegendsのフルHD・低画質なら240fpsでのプレイを狙える性能があります。
タブレットのように使うことができるのがポイント。約1.35kgと軽いので持ち運びも快適です。
メモリは32GB、SSDも1TB搭載されているので、小型だけど高性能なゲーミングノートPCが欲しい方におすすめのモデルになっています。
ドスパラ GALLERIA RM5R-R46
フルHDでカジュアルにゲームをプレイできるコスパのいい入門機
おすすめ度:3.5
タイプ | ミニタワー |
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CPUメーカー | AMD |
CPU | Ryzen 5 4500 |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4060 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- 安価なRyzen 5 4500を搭載
- フルHD・低画質なら144fpsを狙える
- 14cmの大型ケースファンを標準装備
- 高フレームレートを維持したい人
RM5R-R46はAMDでも安価なCPU「Ryzen 5 4500」を搭載したガレリアのゲーミングPC。
Ryzen 5 4500は第3世代のRyzenと同じ構造のCPUになっており、「Ryzen 5 3600」に近いスペックがあります。
GPUにはミドルクラスの「RTX 4060」を搭載しており、Apex LegendsのフルHD・低画質ならシーンにもよりますが144fps以上でプレイできる性能です。
現行世代のCPUと比較するとRyzen 5 4500はゲーム性能では劣りますが、安価なのでフルHDでカジュアルにゲームをプレイしたい方におすすめのモデルになっています。
ASUS TUF Gaming A16 FA607PI
メモリとストレージが大容量!RTX 4070搭載のハイスペックゲーミングノートPC
おすすめ度:4.5
タイプ | ノート |
---|---|
CPUメーカー | AMD |
CPU | Ryzen 9 7845HX |
GPU | Nvidia RTX 4070 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 16インチ/165Hz |
本体サイズ | 幅354.9×奥行251.9×高さ22.15~28.25mm |
重量 | 約2.27kg |
OS | Windows |
- WQXGA・165Hzの高速ディスプレイ採用
- メモリが32GBと大容量
- 独自の冷却システムで長時間プレイも快適
- 安価なゲーミングノートPCがほしい人
CPUにAMDの「Ryzen 9 7845HX」を採用したTUFシリーズのハイスペックゲーミングノートPC。
GPUには「RTX 4070」を搭載しており、Apex Legendsなど多くのゲームを高精細なWQHDでも遊べます。
また、DLSS3を使用すれば重いサイバーパンク2077でも、60fps以上でプレイ可能。16インチのディスプレイは165Hzの高速リフレッシュレートに対応しているのもポイントです。
ストレージとメモリも大容量なので、デスクトップ並の性能を持ったゲーミングノートPCが欲しい方におすすめのモデルになっています。
ASUS TUF Gaming A15 FA507UV
最新のRyzen 9を搭載した耐久性に優れたゲーミングノートPC
おすすめ度:3.5
タイプ | ノート |
---|---|
CPUメーカー | AMD |
CPU | Ryzen 9 8945HS |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4060 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 15.6インチ/144Hz |
本体サイズ | 幅354.9×奥行き251.9×高さ22.45~24.95mm |
重量 | 約2.2kg |
OS | Windows |
- RTX 4060を搭載した最新モデル
- 144Hz対応に対応したディスプレイ
- 米軍の軍用規格に準じた筐体
- ゲームを複数インストールしたい人
AMDのハイスペックCPU「Ryzen 9 8945HS」を搭載したASUSの最新ゲーミングノートPC。
ミドルスペックのGPU「RTX 4060」を搭載しており、Apex Legendsの最低画質なら平均200fpsの高いフレームレートでプレイが可能です。
ディスプレイのリフレッシュレートは144Hzですが、240Hzのゲーミングモニターとも組み合わせられる性能があります。
TUF Gamingシリーズはアメリカの軍事規格に準拠したテストを突破しているため、振動や衝撃に強いので耐久性の高いノートPCが欲しい方にもおすすめです。
IntelとAMDの違いでよくある質問
Ryzenが安い理由とは?
AMD Ryzenが安い理由は、生産体制の違いです。
Intelは自社の工場でCPUを製造していますが、AMDはCPUの設計だけ行い、生産は台湾の半導体企業「TSMC」に委託してコストを抑えています。
また、Ryzenは複数のチップを使って1つのCPUを作る構造なので、安価に製造が可能だったのも理由の一つです。
AMD Ryzenは低価格で高性能を提供できたからこそ、Intel Coreと競争できるようになりました。
Ryzenはゲームに不向き?
Intel Coreと比較するとAMD Ryzenはゲームに不向きとされてきましたが、現在は大きな差はありません。
近い価格帯のCore i5-13400FとRyzen 5 7600を比較するとゲーム性能ではAMD Ryzenのほうがやや勝ります。
一方で、Core i7-13700やRyzen 7 7700クラスになってくるとゲーム性能はほぼ同等なものの、コア数の差が大きくなるためIntel Coreのほうが総合的な性能は高いです。
また、Ryzen 7 7800X3Dのような3D V-Cacheを搭載したゲーム特化のCPUもあるため、AMD Ryzenがゲームに不向きということはありません。
タイトルごとに得意不得意はありますが、ゲームをプレイするだけならIntel Core、AMD Ryzenどちらでも十分快適です。
Ryzenだと動かないソフトがある?
AMD Ryzenで完全に動かないソフトはありませんが、相性問題について語られることは多いです。
現在は解消されていますが、Windows 11がリリースされたばかりの頃、Ryzen環境だとPCの性能が低下することもありました。
基本的にソフトはシェア率が高いCPUに最適化されるためIntelが有利ですが、一般的なオフィスやエクセルなどはRyzenでも問題なく使えるので、あまり心配する必要はありません。
AMDとIntelはビジネス用ならどっちがいい?
ビジネス用途ならAMD Ryzen、Intel Coreともに十分な性能を持っているので、どちらを選んでも問題ありません。
シェア率の影響を考える場合はIntel、コスパを重視するならAMDを選びましょう。
また、AMDで価格を重視する場合はRyzen 7 5700Xを選ぶのも手です。
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