- CPUの選び方が分からない
- コア数・スレッド数・クロック数などの意味が知りたい
- おすすめのCPUが知りたい
はじめまして、たぶーら( @daramemolog1202)です。
今回は上記の方向けにCPUを選ぶときのポイントと、そのポイント全てに当てはまるおすすめのメモリをご紹介します。
結論は、性能重視なら『Core i9-10900K』『Ryzen 9 3900X』、コスパ重視なら『Core i5-9600K』『Ryzen 5 3600』がおすすめです。
【ポイント解説】おすすめのCPUの選び方
CPUってどんな役割なの?
CPUの役割は、計算(演算処理)をしたり、キーボードやマウスなどの周辺機器の操作情報を処理すること。
CPUは人間でいう”頭脳”と表現されることが多々あります。
- 人間:素早く計算ができる → 頭が良い
- CPU:高速で演算処理が可能 → CPUの性能が良い
というわけです。PCの性能はCPUに左右されるといっても過言ではありません。
そんなPCの大事な頭脳を選ぶ際に、重要視すべきポイントは以下4つ。
- CPUの世代
- CPUのコア数(とスレッド数)
- CPUのクロック数
- CPU末尾のアルファベット
1つずつ解説していきます。
世代が最新のCPUがおすすめ
CPUは基本的に、世代に比例して性能も良くなるので、良い性能のCPUを使いたければ、新しい世代のCPUを選ぶ必要があります。
CPUの世代ってどこをみれば分かるの?
僕が使用しているCPU『Core i7-8700K』を例にすると、
画像クリックで拡大します。
- CPUのシリーズ
- 世代
- 製品番号
- モデル
となります。
世代を把握したければ、②の数字だけを見れば良いわけです。
例えば、『Core i7-8700K』は8世代、『Core i5-9600K』は9世代のCPUです。
現在(2021年)、IntelCPUは10世代が最新の世代となっているので、良い性能のCPUがほしい場合は10世代、最低でも8~9世代のCPUを探しましょう。
ちなみに、『今使っているCPU情報の見方』をこちらの記事『【画像付】CPUの適正温度やOCなど解説まとめ【11個の疑問に答えます】』で解説していますので、合わせてどうぞ。
CPUのコア数が最低6のCPUがおすすめ
コア数って何?
コアという実際に演算処理などを行う部品の集まりがあるのですが、そのコアがCPUにどれだけ入っているのかを表すのがコア数です。
CPUを工場とすると、コアは従業員、コア数は従業員数となります。
例えば、従業員数が1人の工場で種類が違う4つの製品を作るとします。
当然、従業員は一人しかいないため、1つの作業が終わってから次の作業へ……と、1個1個処理する必要があるので、どうやっても遅くなります。
しかし、従業員数が4人いる場合は、4人がそれぞれの製品を同時に作る事が出来るので、従業員数が1人の工場よりも処理速度が速くなります。
コア数が多ければ多いほど、同時に処理できる作業の数が増えるので、CPUの性能が良くなると考えてください。
作業量の多さに伴い、必要となるコア数は変わってきます。
最近は求められるパフォーマンスが非常に高くなっていることもあり、ゲームは最低でも6コア、動画編集だと8コア以上必要と考えて良いでしょう。
CPUのスレッド数とは何か
スレッド数って何?
スレッド数とは、『1つのコア』が同時に処理出来る作業の数です。
6コア6スレッドの場合、1コアにつき処理できる作業は1つですが、6コア12スレッドの場合は1コアにつき作業が2つ処理出来ることになるので、その分処理する速度が速くなります。
クロック数が3.5Ghz以上のCPUがおすすめ
クロック数って何?
クロック数とは、CPUが1秒間にデータなどを処理できる回数の事で、先程の例でいうと従業員の作業スピードにあたります。
単位は『Hz』で、このクロック数が高くなれば高くなるほど、1秒間に処理できるデータ量が増えるので、CPUの性能は高くなります。
普通にゲームをプレイ・動画編集をしたいのであれば、最低3.5Ghz以上、より高度なパフォーマンスを求めるなら4Ghz以上のCPUがおすすめです。
【おまけ】末尾のアルファベットがKのCPUがおすすめ
CPUを検索すると、末尾に○○Kや○○Xなど、大文字アルファベットが付いているものを見かけると思います。
先程紹介したCPU『Core i7-8700K』も末尾にKが付いていますね
これはCPUがどんなモデルであるかを表しています。下記表にどんな意味があるのかをまとめてみました。
末尾 | 説明 |
---|---|
XE | Xの更に上をゆく性能のCPU。現在20万円ほどする、ハイエンド中のハイエンドなCPU。オーバークロック対応 |
X | クリエイター向けのハイエンドCPU。オーバークロック対応 |
K | アルファベットが付いていないCPUよりも定格時(通常時)のクロック数が高めに設定してあるCPU。オーバークロック対応 |
無し | 通常のCPU |
オーバークロックについてはこちらの記事『【2021年】グラボのおすすめメーカー【違いや特徴・性能比較】』で簡単に説明していますので合わせてお読み下さい。
他にも沢山種類はありますが、注目すべきはKです。
KモデルのCPUは定格時(通常時)のクロック数が高めに設定してあるため、オーバークロックせずとも高い処理性能を持っています。
例えば、普通のCore i7-8700のクロック数は3.2Ghzですが、Core-i7 8700Kの場合3.7Ghzにまで上がっています。
知識がなく、オーバークロックするのが不安だという方が危険を冒さずに、通常より高性能なCPUを手に入れる事ができるのがKモデルの良い所です。
※オーバークロックは自己責任。
さらに、Kモデルはオーバークロック対応のCPUなので、オーバークロックしたくなった時(ある程度知識が身についた時)に買い直す必要が無いのも、ポイント高め。
予め性能の高いKモデルを買っておいて、知識が付いた後でオーバークロックをして、もっと性能を高める事ができるというわけです。
ただし、性能が高い分値段も上がってしまうため、性能よりもコスパ重視の場合、通常のCPUを購入した方が良いでしょう。
2021年おすすめのCPU【ゲーミング・VR・動画編集など】
これまでにご紹介したCPUのおすすめポイントは以下4つ
- 世代が最新(もしくは一つ下)のCPUがおすすめ
- CPUのコア数が6以上のCPUがおすすめ
- クロック数が3.5Ghz以上のCPUがおすすめ
- 末尾のアルファベットがKのCPUがおすすめ
これら全てのポイントに当てはまる、おすすめのCPUはこちら!
目的別におすすめすると……
最新世代の高性能CPUがほしい方におすすめ!
【性能比較】おすすめのCPUまとめ|選び方も解説まとめ
今回は『【2021年】ゲーミング・動画編集におすすめのCPUまとめ【選び方解説】』という内容で,IntelのCPUを軸に記事を書きました。
冒頭でも話しましたが、CPUはPCの性能を左右すると言えるほど重要なパーツです。
出来る限り予算を割いて、良いCPUを購入することをおすすめします!
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