初心者向けゲーミングPCおすすめモデルをチェック

ゲーミングPCのOSはWindows10と11どっちがおすすめ?HomeとProの違いも解説

当ページには広告が含まれています。

ゲーミングPCに限らず、パソコンにはOS(オペレーティングシステム)がインストールされています。

OSがないとパソコンを動作させることはできません。ゲーミングPCのOSにはゲームに向いているWindowsが採用されていることがほとんどです。

Windowsにも種類はありますが、今からゲーミングPC用のOSを選ぶならWindows11を選択することになります

本記事ではWindows10とWindows11のメリット・デメリットや、Home版とPro版の違いについて解説。おすすめのWindows11搭載ゲーミングPCも紹介していきます。

2025年9月最新のゲーミングPCおすすめランキング
順位 1位 2位 3位
モデル
RL7C-R35-5N
RL7C-R35-5N
RM5C-R46T
RM7C-R56T
ILeDEs-R7B6-LR78D-UKSXB
ILeDEs-R7B6-LR78D-UKSXB
価格 119,980円 (税込) 234,980円 (税込) 339,700円 (税込)
CPU Core i7-13620H Core i7-14700F Ryzen 7 7800X3D
GPU RTX 3050 RTX 5060 Ti RTX 5070 Ti
目安fps/画質 〜120fps/フルHD 〜240fps/フルHD 〜300fps/フルHD
公式ページ 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る
目次

2025年時点でゲーミングPCのOSはWindows11しか選択肢がない

2025年現在、ドスパラやパソコン工房などのBTOパソコンメーカーやショップ販売されているゲーミングPCのOSはWindows11が標準になっています。

Windows10は2025年10月14日にマイクロソフトのサポートが終了するため、今からゲーミングPCのOSとして採用する理由がありません。

メーカーによってはWindows10の乗り換えキャンペーンが開催されたこともあるので、これからゲーミングPCを買うならOSはWindows11を採用したモデルを選ぶことになります。

また、ほとんどのゲーミングPCはWindows11 HomeをOSに標準採用していますが、Proにカスタマイズすることも可能です。

ゲーミングPCのOSはWindows10と11どっちがいい?

Windows10のメリット

価格が安い

Windows10をOSに採用したゲーミングPCのメリットは価格が安いことです。

とは言え、現在はWindows10をOSに搭載しているゲーミングPCは新品のモデルがほとんど存在しません

サポートが終了するWindows10を積極的に採用しているBTOメーカーはないので、中古やアウトレット品から選ぶことになります。

ゲーミングPCを自作するのであればWindows10をOSに採用することも可能ですが、特別な理由がなければアップグレードなど手間がかかるだけなのでWindows11を選びましょう。

Windows10のデメリット

2025年10月14日にサポートが終了する

Windows10の最大のデメリットは2025年10月14日をもってマイクロソフトのサポートが終了することです。

マイクロソフトからのセキュリティプログラムなど更新されなくなるので、Windows10をネットにつないで使用するのは難しくなります。

厳密にはESU(延長セキュリティ更新プログラム)を使えば、Windows10の重要なセキュリティプログラムの更新だけは延長することが可能です。

1年無償でESUを利用する方法もありますが、基本的には有償であり、Windows10でなければ不都合がある方向けのサービスになります。

新しく買うゲーミングPCにわざわざサポートが終わるOSを入れる必要性はありません。

アップグレードする手間がかかる

アップグレードの手間がかかるというのもWindows10のデメリット。

Windows11はスペック要件を満たしていれば、Windows10から無料でアップグレードすることができます。

ゲームや画像ファイルなど大事なデータを引き継いでWindows11にアップグレードもできるので、既にWindows10搭載のパソコンを持っている方には適した方法です。

ただ、Windows10からのWindows11へのアップグレードはエラーが発生して失敗するケースもあるので、万が一にそなえてデータのバックアップは取っておきましょう。

ゲームの読み込み時間を早めるDirectStorageをフル活用できない

Windows10ではゲームの読み込み速度が早くなる「DirectStorage」をフル活用できないのもデメリットです。

DirectStorageを使えば、CPUを経由せずにストレージからシステムメモリにデータを展開してGPUが読み込むため、対応しているゲームであればロード時間を短縮することができます。

PS5は同じNVMe SSDでもストレージへの読み込み速度がゲーミングPCより優れていますが、その機能に近いのがDirectStorageです。

なお、DirectStorageはWindows11に最適化されています。Windows10では一部機能が使用できないため、DirectStorageのパフォーマンスを活かしきれません。

Windows11のメリット

セキュリティ性が高い

Windows11のメリットとしてあげられるのはセキュリティ性の高さです。

たとえば、現在のWindowsにはWindows defenderという独自のセキュリティ対策ソフトウェアがあります。

Windows defenderは一般的な用途でパソコンを使うのであれば十分な性能があり、サードパーティー製のセキュリティソフトを導入する必要性は少ないです。

Windows10にもWindows defenderは搭載されていますが、サポートが終了すればアップデートもなくなるのでセキュリティ面でのリスクが高まります。

ほかにも不正ソフトの起動を防ぐセキュアブートやTPM 2.0のサポートが必須となっているので、Windows11はWindows10よりもセキュリティ性が高いです。

Auto HDRやDirectX 12 Ultimateなど最新グラフィック技術に対応

Windows11には最新のグラフィック技術に対応しているのも特徴の1つです。

Auto HDRはゲームの映像を自動でHDRにアップグレードする機能。HDRに対応していないゲームでも使用することが可能です。

リアルな映像を楽しめるレイトレーシングのパフォーマンス効率が強化されるなど、グラフィックスやフレームレートに関する機能が向上したDirectX 12 Ultimateも利用できます。

HDRの映像については好みにもよりますが、最新のグラフィック技術に最適化しているのもWindows11のメリットです。

ほかにもWindows11にはウィンドウモードでのゲームパフォーマンスを向上させるなどゲーム向けの機能が用意されています。

Windows11のデメリット

VBS機能が有効だとゲーム性能が低下することがある

VBSはWindows11のセキュリティ機能の1つで、システム上ではコア分離と記載されています。

VBSの機能であるメモリ整合性がオンの状態になっていると、ゲーム性能が低下するという報告が2021年にあげられました

ゲームにもよりますが5~10%程度のパフォーマンス低下があるとされているため、ゲーム性能を重視するなら気になったらWindowsセキュリティの設定からオフにしましょう。

ただ、VBSはWindows11のセキュリティ機能なので、ゲーム以外にもゲーミングPCを使うならオンにしておくのが無難です。

ゲームをプレイしていてひっかかりやカクつきを感じたら、試しにオフにして調整しましょう。

手順としては、すべてのアプリから「Windowsセキュリティ」を選び、「デバイスセキュリティ」にある「コア分離の詳細」をクリックするとメモリ整合性のオンオフを変更できます。

一部の古いゲームやアプリとの互換性に問題が生じる場合がある

Windows11に限りませんが、OSが新しくなると古いゲームやアプリとの互換性に問題が起こる可能性もあります。

今現在もアップデートが続いているアプリやソフトウェアならともかく、買い切りの古いゲームなどはOSの更新によってプレイできなくなる可能性も否定できません。

プロパティから互換モードを使用することで、古いゲームやアプリを起動できることもあります。ただ、OSが変わっても確実に動くとは限りません。

Windows10とWindows11の互換性は高いので、最近のゲームであればほとんど起動できますが、OSを変更すると問題が起きる可能性もあると考えましょう。

ゲームをするならWindows 11 HomeとProどっちがいい?

Windows11だけではなく、マイクロソフトのOSにはHome版とPro版が用意されています。

Windows11 Homeは一般家庭向けのバージョン。Windows11 Proはビジネスに有利な法人向けのより機能が多いバージョンです。

Windows11 ProはBitLockerなどセキュリティ面が強化されるなど、機能面においてはHomeより優れています

ただ、ゲーム用途においては特に差はないので、Proの機能が必要なければゲーミングPC用のOSとしては価格の安いWindows11 Homeで十分です。

ゲーミングPCを仕事にも併用したいのでセキュリティ面が心配と感じたら、Windows11 Proを選びましょう。

OSなしのゲーミングPCを選ぶメリットはある?

パソコンショップセブンやサイコムなど、OSなしのゲーミングPCを販売していることもあります。

OSがないとゲーミングPCは当然起動せず、ゲームをプレイすることはできませんが、OSありよりも安く入手できるのがメリットです。

既にWindows OSのライセンスキーを所持していたり、無料のLinuxなどをインストールしたりすればゲーミングPCを使うことができます。

ただ、OSなしのゲーミングPCは安く買えるメリットはありますが、自作経験者や知識のある方向けなので、初心者やインストールに手間をかけたくない方はWindows11が搭載されたモデルを選びましょう。

Windows11搭載のゲーミングPCのおすすめ

ドスパラ GALLERIA RM5C-R56T

GALLERIA(ガレリア)RM5C-R56T

フルHD向けのコスパ構成!Windows11 Home採用のミドルクラスモデル

4

CPUメーカーIntel
CPUCore i5-14400F
グラボRTX 5060 Ti 16GB
メモリ容量16GB(8GB×2)
SSD容量500GB NVMe
HDD容量– – –
電源650W
OSWindows11 Home
サイズ約幅220×奥行き440×高さ425mm
保証1年
おすすめする理由
  • フルHDならほとんどのゲームが快適
  • Apex Legendsなら240fps以上で遊べる
  • 翌日出荷対応
こんな人にはおすすめしない
  • 高精細な4Kでゲームをプレイしたい人

ドスパラのガレリアから販売されているWindows11 HomeをOSに採用したミドルスペックゲーミングPC。

CPUにIntelの第14世代「Core i5-14400F」、GPUには「RTX 5060 Ti」を採用したフルHD向けの構成で、フルHDならほとんどのゲームを快適にプレイできる性能があります。

RTX 5060 TiはVRAM16GB版を標準搭載しているので、重量級タイトルでも高画質でプレイすることが可能です。

ただ、メモリとSSDは現在では控えめ容量なので、予算に余裕があるならアップグレードするとより使い勝手がよくなります。

また、ドスパラはカスタマイズでOSをWindows11 Proに変更することもできるので、仕事にも使う予定ならアップグレードするのもおすすめです。

ドスパラ GALLERIA ZA7R-R58

ドスパラ ガレリア ZA7R-R58

Ryzen 7 9800X3Dを採用!最新のGPUと組み合わせたハイエンドゲーミングPC

4.5

CPUメーカーAMD
CPURyzen 7 9800X3D
グラボRTX 5080
メモリ容量32GB(16GB×2)
SSD容量1TB NVMe
HDD容量– – –
電源1000W
OSWindows11 Home
サイズ約幅220×奥行き440×高さ480mm
保証1年
おすすめする理由
  • ゲーマー向けとしては最強クラスの構成
  • 4K画質でもゲームをプレイできる
  • メモリとSSDが大容量
こんな人にはおすすめしない
  • フルHDで十分な人

Windows11 HomeをOSにインストールされているドスパラのハイエンドゲーミングPC。

現行最強クラスのゲーム性能を持つCPU「Ryzen 7 9800X3D」に最新ハイエンドGPU「RTX 5080」を組み合わせており、高精細な4Kでのゲームプレイも視野に入る性能があります。

RyzenのX3DシリーズはL3キャッシュを増量しており、多くのゲームで非常に高いフレームレートを出せるのが特徴です。

X3Dシリーズは特にフルHD環境に強いですが、最低フレームレートも上がるのでWQHD以上の高解像度でも恩恵があります。

本モデル以上になると価格と消費電力が跳ね上がるRTX 5090搭載モデルになるので、一般ゲーマー向けとしては最上位クラスのゲーミングPCです。

パソコン工房 レベルシータ ILeDEi-M17M-A144F-RK4XB

レベルシータ ILeDEi-M17M-A144F-RK4XB

コスパ重視!予算を抑えつつ性能も確保したいならこのモデル

おすすめ度:3.5

タイプミニタワー
CPUメーカーIntel
CPUCore i5-14400F
グラフィックチップNvidia RTX 5060
メモリ容量16GB
SSD容量500GB
HDD容量– – –
電源650W
OSWindows11 Home
サイズ約幅220×奥行411×高さ441mm
保証1年
おすすめする理由
  • ゲームによっては240fps以上も狙える
  • LEDカラーの選択肢が豊富
  • 白と黒のケースを選べる
こんな人にはおすすめしない
  • 重量級タイトルを高画質で遊びたい人

ILeDEi-M17M-A144F-RK4XBはパソコン工房から販売されているWindows11 Home搭載のコスパ重視モデル。

CPUに「Core i5-14400F」、GPUには最新のミドルローモデル「RTX 5060」を採用しているので、フルHD環境なら十分なゲーム性能を持っています。

RTX 5060はVRAMが8GBなので一部の重量級タイトルでは画質の調整が必要になりますが、フォートナイトやVALORANTであれば200fps以上でのプレイが可能です。

レベルシータはコスパ重視のゲーミングPCブランドなので安価なのがポイント。加えて白と黒のケースやLEDカラーを選べるなどバリエーションも豊富です。

コスパ重視の方におすすめのゲーミングPCですが、必要であればWindows11 ProにOSをカスタマイズすることもできるので、用途に応じて変更しましょう。

ゲーミングPCのOSでよくある質問

LinuxはゲーミングPCに向いている?

Linuxは無料で使えるOS。無料で使えるというメリットはあるものの、Windowsとは違いLinuxはオープンソース化されており、派生のOSが多数あるため上級者向けです。

Linuxは企業が提供しているOSではないので基本的にサポートも期待できません。

知識をつけたい方や問題が起きても自己解決できる方ならともかく、初心者はゲーミングPCのOSにはWindowsを選びましょう

記事は参考になりましたか?

ご意見・ご感想はこちら

はいいいえ
よかったらシェアしてね!

監修者

合同会社リバーテイン代表取締役かつゲーミングデバイス/ゲーミングPC評論家・専門ライター。著書は『ゲーミングPCのおすすめと選び方: 知識ゼロの初心者でも理解できる専門書』および『初心者向けゲーミングPCのおすすめと選び方』がある。また、執筆以外にもゲーミングPCに関する独自調査や、ゲーミングPCの購入相談なども行っている。
『プロフィールはこちら』

コメント

コメントする

CAPTCHA



目次