2万円台と、グラフィックボードの中では低価格な位置づけのGTX 1660。
その安さゆえ、
- 自分のプレイしたいゲームで60fps以上出せるのか?
- 他のグラボとの差はどれぐらいあるのか?
が気になるところ。
今回は上記2点に焦点を当てつつ、10個のゲームをプレイした際のfps値と、各メーカーの価格推移をまとめました。
GTX 1660の性能|各ゲームプレイ時のFPSをチェック
GTX 1660を使用した際のfps値をグラフでまとめました。
下記リストから、好きなゲームのところまで読み飛ばせます。
fps値はgpucheckから
CPUはCore i9-9900K
追加してほしいゲーム・グラボがありましたら、お気軽にコメント欄へ!
Apex Legends
Apex Legendsプレイ時のfps(画質設定:Highはクリックで表示)
解像度:1920×1080(FHD)
- RTX 2060
-
-
121.0 fps
-
- GTX 1070 Ti
-
-
111.9 fps
-
- GTX 1070
-
-
104.9 fps
-
- GTX 1660 Ti
-
-
103.5 fps
-
- GTX 1660 SUPER
-
-
96.8 fps
-
- GTX 1660
-
-
91.1 fps
-
- GTX 1650 SUPER
-
-
75.1 fps
-
- GTX 1650
-
-
52.5 fps
-
GTX 1650 SUPERと大差をつけており、安定して60fpsを狙える性能です。
次点のGTX 1650 SUPERでも十分遊べますが、PS4版の上限と同じ常時60fpsを目指すならGTX 1660以上が良いです。
- Ultra:(4.0)
- High:(4.5)
- 総合評価:(4.0)
Fortnite(フォートナイト)
Fortniteプレイ時のfps(画質設定:Highはクリックで表示)
解像度:1920×1080(FHD)
- RTX 2060
-
-
112.8 fps
-
- GTX 1070 Ti
-
-
108.7 fps
-
- GTX 1070
-
-
102.3 fps
-
- GTX 1660 Ti
-
-
100.6 fps
-
- GTX 1660 SUPER
-
-
94.8 fps
-
- GTX 1660
-
-
88.6 fps
-
- GTX 1650 SUPER
-
-
75.1 fps
-
- GTX 1650
-
-
55.0 fps
-
GTX 1650 SUPERよりも18%ほど性能が上です。
Apex同様、60fps以上維持したいならGTX 1660以上のグラボがおすすめ。
- Ultra:(4.0)
- High:(4.0)
- 総合評価:(4.0)
PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)
PlayerUnknown’s Battlegroundsプレイ時のfps(画質設定:Highはクリックで表示)
解像度:1920×1080(FHD)
- RTX 2060
-
-
93.4 fps
-
- GTX 1070 Ti
-
-
88.0 fps
-
- GTX 1070
-
-
84.7 fps
-
- GTX 1660 Ti
-
-
81.5 fps
-
- GTX 1660 SUPER
-
-
76.7 fps
-
- GTX 1660
-
-
71.7 fps
-
- GTX 1650 SUPER
-
-
59.3 fps
-
- GTX 1650
-
-
40.2 fps
-
GTX 1650 SUPERとの性能差は21%ほど。
そこそこ性能差があるのと、平均60fpsを切ってしまっているという点を見ると、快適なプレイを目指すのであればGTX 1660以上が良いです。
- Ultra:(3.5)
- High:(4.0)
- 総合評価:(3.5)
Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
Rainbow Six Siegeプレイ時のfps(画質設定:Highはクリックで表示)
解像度:1920×1080(FHD)
- RTX 2060
-
-
217.0 fps
-
- GTX 1070 Ti
-
-
217.5 fps
-
- GTX 1070
-
-
206.6 fps
-
- GTX 1660 Ti
-
-
203.4 fps
-
- GTX 1660 SUPER
-
-
195.7 fps
-
- GTX 1660
-
-
188.6 fps
-
- GTX 1650 SUPER
-
-
162.1 fps
-
- GTX 1650
-
-
120.0 fps
-
Rainbow six siegeでは平均188.6fpsと、高フレームレートを維持できています。
GTX 1650 SUPERのfps値を見ると『あまり変わらないならそっちの方が良いかも』と思いがちですが、他のゲームをプレイすることも念頭に置いて選びましょう。
特に問題無ければ、価格が安いGTX 1650 SUPERを選んでOK。
- Ultra:(5.0)
- High:(5.0)
- 総合評価:(5.0)
Call Of Duty Modern Warfare(CoD MW)
Call Of Duty Modern Warfareプレイ時のfps(画質設定:Highはクリックで表示)
解像度:1920×1080(FHD)
- RTX 2060
-
-
127.6 fps
-
- GTX 1070 Ti
-
-
127.9 fps
-
- GTX 1070
-
-
121.5 fps
-
- GTX 1660 Ti
-
-
119.6 fps
-
- GTX 1660 SUPER
-
-
115.0 fps
-
- GTX 1660
-
-
111.0 fps
-
- GTX 1650 SUPER
-
-
95.3 fps
-
- GTX 1650
-
-
70.6 fps
-
CoD:MWでは平均111fpsと、高フレームレートを維持できています。
Ultraでも快適にプレイしたい方におすすめ。
- Ultra:(4.5)
- High:(5.0)
- 総合評価:(5.0)
Overwatch(オーバーウォッチ)
Overwatchプレイ時のfps(画質設定:Highはクリックで表示)
解像度:1920×1080(FHD)
- RTX 2060
-
-
175.0 fps
-
- GTX 1070 Ti
-
-
168.9 fps
-
- GTX 1070
-
-
158.7 fps
-
- GTX 1660 Ti
-
-
156.3 fps
-
- GTX 1660 SUPER
-
-
147.3 fps
-
- GTX 1660
-
-
137.6 fps
-
- GTX 1650 SUPER
-
-
117.6 fps
-
- GTX 1650
-
-
85.4 fps
-
比較的軽いゲームのOverwatchでは、平均137.6fpsと十分すぎる値に。
Ultraでも安心してプレイできます。
- Ultra:(4.5)
- High:(5.0)
- 総合評価:(4.5)
Battlefield V(BF5)
Battlefield Vプレイ時のfps(画質設定:Highはクリックで表示)
解像度:1920×1080(FHD)
- RTX 2060
-
-
115.6 fps
-
- GTX 1070 Ti
-
-
115.0 fps
-
- GTX 1070
-
-
104.9 fps
-
- GTX 1660 Ti
-
-
106.4 fps
-
- GTX 1660 SUPER
-
-
99.9 fps
-
- GTX 1660
-
-
93.6 fps
-
- GTX 1650 SUPER
-
-
83.7 fps
-
- GTX 1650
-
-
65.9 fps
-
少し重めのBFVでは平均93.6fpsという良い結果に。
GTX 1650 SUPERとの性能差は12%です。性能的に、安い方がほしければそちらを選んでも問題ないでしょう。]
- Ultra:(3.5)
- High:(4.5)
- 総合評価:(4.0)
MonsterHunter: World(モンハンワールド)
MonsterHunter: Worldプレイ時のfps(画質設定:Highはクリックで表示)
解像度:1920×1080(FHD)
- RTX 2060
-
-
95.4 fps
-
- GTX 1070 Ti
-
-
89.6 fps
-
- GTX 1070
-
-
85.1 fps
-
- GTX 1660 Ti
-
-
82.9 fps
-
- GTX 1660 SUPER
-
-
77.7 fps
-
- GTX 1660
-
-
72.9 fps
-
- GTX 1650 SUPER
-
-
64.6 fps
-
- GTX 1650
-
-
50.0 fps
-
重いゲームのMHWでは、最高画質でも60fps以上確保できており、カクつくことなくプレイできます。
ワンランク画質を下げると120fpsも出るので、お好みで設定しましょう。]
- Ultra:(3.5)
- High:(4.0)
- 総合評価:(3.5)
FINAL FANTASY XV(FF15)
FINAL FANTASY XVプレイ時のfps(画質設定:Highはクリックで表示)
解像度:1920×1080(FHD)
- RTX 2060
-
-
92.3 fps
-
- GTX 1070 Ti
-
-
92.2 fps
-
- GTX 1070
-
-
83.7 fps
-
- GTX 1660 Ti
-
-
85.3 fps
-
- GTX 1660 SUPER
-
-
79.7 fps
-
- GTX 1660
-
-
75.0 fps
-
- GTX 1650 SUPER
-
-
66.8 fps
-
- GTX 1650
-
-
52.5 fps
-
FFXVもモンハンと同様重たいゲームですが、平均75fpsとかなり快適な数値。
WQHDや4Kでプレイするにはパワー不足ですが、FullHDであれば問題なくプレイできます。]
- Ultra:(3.5)
- High:(4.0)
- 総合評価:(3.5)
Grand Theft Auto V(グランド・セフト・オート5)
Grand Theft Auto Vプレイ時のfps(画質設定:Highはクリックで表示)
解像度:1920×1080(FHD)
- RTX 2060
-
-
108.2 fps
-
- GTX 1070 Ti
-
-
103.7 fps
-
- GTX 1070
-
-
98.2 fps
-
- GTX 1660 Ti
-
-
95.9 fps
-
- GTX 1660 SUPER
-
-
89.8 fps
-
- GTX 1660
-
-
84.4 fps
-
- GTX 1650 SUPER
-
-
68.9 fps
-
- GTX 1650
-
-
47.6 fps
-
GTX 1650 SUPERとの性能差は22%と、かなり差が開いた結果に。
こうなると快適度も結構変わってくるので、もし予算が許すのであればできる限りGTX 1660を選んだ方が良さそうです。
- Ultra:(3.5)
- High:(4.0)
- 総合評価:(3.5)
GTX 1660の各メーカー毎の価格推移|最安値はどれ?
5月1日時点の全体的な平均価格は26,865円で、最安値は玄人志向の『GTX 1660 GALAKURO GAMINGシリーズ GG-GTX1660-E6GB/DF』
保証期間も3年と他メーカーと比べかなり長いので、細かい性能差が気にならなければおすすめ。
ASUS
横スクロールできます
メーカー | 保証期間 | コアクロック | ブーストクロック | TDP | 推奨電力 | 補助電源 | インターフェース | サイズ(W × D × H) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ASUS | 1年 | 1530 MHz | 1815 MHz | – | 450 W | 8-pin x 1 |
|
205 mm × 123 mm × 46 mm |
ASUSの『GTX 1660 6G TUF-GTX-1660-O6G-GAMING』
5月現在、平均価格の29,380円からは3,000円安くなっており、メーカー全体的な平均から見ても安い部類に入るためお買い得。
インターフェースはDP・HDMI・DVI各種1つあるので、モニターの種類を選ばないのもポイントが高いです。
MSI
横スクロールできます
メーカー | 保証期間 | コアクロック | ブーストクロック | TDP | 推奨電力 | 補助電源 | インターフェース | サイズ(W × D × H) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MSI | 1年 | – | 1860 MHz | 130 W | 450 W | 8-pin x 1 |
|
247 mm × 127 mm × 46 mm |
MSIの『GTX 1660 GAMING X 6G VD6908』
ゲーミング仕様のため割高ですが、その分オーバークロックの数値は高め。
DP接続に困らない仕様(DP×3)なのも、高フレームレートを狙うゲーマーにとっては嬉しいところ。
3月は品切れとなったためデータがありませんが、執筆次点では在庫復活しています。
欲しい方はお早めに。
玄人志向
横スクロールできます
メーカー | 保証期間 | コアクロック | ブーストクロック | TDP | 推奨電力 | 補助電源 | インターフェース | サイズ(W × D × H) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
玄人志向 | 3年 | – | 1800 MHz | – | – | 6-pin x 1 |
|
225 mm × 119 mm × 39 mm |
玄人志向の『GTX 1660 GALAKURO GAMING GG-GTX1660-E6GB/DF』
例のごとく、各メーカー最安値を更新しています。
インターフェースがDP×1・DVD-D×1と少な目なのが痛いですが、最安値&保証3年というメリットに掻き消される程度のデメリットだと思います。
補助電源が他メーカーと違い6pin×1である点に注意。
ZOTAC
横スクロールできます
メーカー | 保証期間 | コアクロック | ブーストクロック | TDP | 推奨電力 | 補助電源 | インターフェース | サイズ(L x W x H) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ZOTAC | 1年 | – | 1785MHz | 120 W | – | 8-pin x 1 |
|
173.4 mm × 111.15 mm × 35.3 mm |
ZOTACの『GTX 1660 VD6918 ZTGTX1660-6GB』
玄人志向とは1,000円程度しか価格が変わらないという安さ。
デメリットはブーストクロックが他メーカーと比べ低い点ぐらいで、
- インターフェースが豊富
- コンパクトサイズ
なのがかなり魅力的なグラボです。
GIGABYTE
横スクロールできます
メーカー | 保証期間 | コアクロック | ブーストクロック | TDP | 推奨電力 | 補助電源 | インターフェース | サイズ(L x W x H) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GIGABYTE | 1年 | – | 1860 MHz | – | 450 W | 8-pin x 1 |
|
280 mm × 116 mm × 40 mm |
GIGABYTEの『GTX1660 GV-N1660GAMING OC-6GD』
同メーカーの中では最安値を更新中です。
ちょっとサイズがデカめですが、ブーストクロックはMSIに並ぶ高さ。
最安値更新中とはいえ、在庫不足の波が押し寄せているため、今後値上がりする可能性が高いです。
GIGABYTE好きな方は今ポチるのが良さそう。
GTX 1660を使った実際のプレイ動画
GTX 1660を実際に使用した検証動画です。
GTX 1660の口コミ・評判
GTX 1660の口コミ・評判をまとめました。
性能に関して、ゲームが快適にプレイできるという声が多かったですが、それもある程度まで。
3番目のツイートにあるように、ゲームによりますがGTX 1660では144fps以上出すのは厳しいので、RTXシリーズ(特にRTX 2060 SUPER)をおすすめします。
GTX 1660のメリット・デメリットまとめ
GTX 1660は、ほとんどのFPSゲーで60fps以上を叩き出せるグラボです。
価格も2万円台で購入できるので、予算を抑えつつある程度満足してゲームがプレイできれば良いという方にぴったり。
ただし、4KでのプレイやUltra設定で144fps以上出せる環境を求めている場合は、力不足であると言わざるを得ません。
そういった場合は、RTXシリーズに手を出すことをおすすめします。
コメント