ゲームを快適にプレイする上で、グラフィックボード(GPU)は最重要と言ってもいいPCパーツ。
予算ギリギリで購入できるグラボを選ぶのが鉄則ですが、
- できる限り安い方が良い
- 性能は妥協したくない
- そもそもグラボの選び方が分からない
など、人によって選ぶ際に様々な悩みが出てきます。
今回は、そんな方向けに
に分けてグラフィックボードを紹介します。
なお、2022年最新のコスパ最強ゲーミングPCおすすめモデルを探している方は、下記記事を参考にしてみてください。
2021年1月現在の情報です。
fps値は参考値です。PC構成等によって変化する可能性があります。
グラフィックボードの選び方
グラフィックボードは主に
- 低予算で組みたい
- 4Kのゲームを遊びたい
など、価格と目的の2つの選び方があります。
下記記事では、グラフィックボードの選び方をわかりやすく解説しているため、深く知りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
【2021年最新】予算別のおすすめグラフィックボード(GPU)
予算別にそれぞれおすすめのグラフィックボードをまとめました。
初心者向けの詳細な『グラフィックボードの選び方』は別記事で解説していますので、こちらも合わせてどうぞ。
2万円:GTX 1660 SUPER
GTX 1660 SUPERは、ApexやFortniteなどの人気FPSゲーで60fps以上安定して出せる(最高画質)性能を持つグラボです。
上記2点のゲームでは、fpsを重視して最低画質にした場合平均160fps以上出すことも可能。
セットで買いたいコスパ抜群のCPUは、Ryzen 5 3600かCore i5-9600KFです。
FullHDであれば問題無くプレイできますが、WQHD以上のモニターやモンハンなどの重たいゲームを遊ぶとなると、正直パワー不足な面があります。
- 画質設定を下げても良い
- 最高画質で60fpsを安定して出せれば良い
という方におすすめです。
3万円:GTX 1660 Ti
GTX 1660 SUPERよりも性能が高いGTX 1660 Ti。
一部ゲームを除き、FullHD最高画質でも100fps付近をキープできる高コスパなグラボです。
Apex Legendsクラスのゲームだと、最低画質で平均200fps以上キープできます。
安くて性能が良いグラボなので、一番おすすめ。
CPUはRyzen 5 3600もしくはCore i5-9600KFで十分です。
ただし、4Kモニターでのプレイは厳しく、WQHDも一部ゲームで平均60fps出せますが、基本はFullHDでのプレイを想定してください。
快適にゲームをプレイしたいという方におすすめです。
4万円:RTX 2060 SUPER
RTX 2060 SUPERは、平均120~144fps(最高画質)出せる高性能なグラボです。
画質設定を下げれば200fpsも狙えます。
5万円以下で購入できるコスパの良さがあり、ゲーマーからの人気は非常に高いです。
ただし、自作PC・BTOPCで一番人気なのは、次に紹介するRTX 2070 SUPER。
RTX 2060 SUPERは、
- 144Hlzモニター/240Hlzモニターの性能を活かしたい
- 超快適にゲームをプレイしたい
という方におすすめです。
5万円:RTX 2070 SUPER
RTX 2070 SUPERは、最高画質でも144fps以上を狙えるハイスペックなグラフィックボード。
最低画質だと、Apexで平均250fpsほど。
GALLERIAなどのBTOPCでも一番人気なグラボで、理由は
- ほとんどのゲームを快適にプレイできる
- YoutubeやTwitchなどで重たいゲームを配信しながらでも、カクつくことなくプレイできる
から。
価格は5万円~と、これまでのものよりも高くなりますが、ストリーマーなら手に入れておきたいグラボです。
8万円:RTX 2080 SUPER
RTX 2080 SUPERは、ハイエンドと呼ばれるクラスの高性能グラフィックボード。
Apex・Fortniteであれば最高画質でも平均200fps近い数値が出せますし、重たいと言われるモンハンワールドやFFXVでも100fps以上出せます。
基本的に、グラフィックボードは性能が高くなるほど大きくなるので、PCケースのサイズや占有スロットに注意が必要です。
今後3~5年戦えるハイスペックPCを組みたいという方におすすめです。
13万円:RTX 2080 Ti
RTX 2080 Tiは、RTXシリーズの中でもトップレベルの性能を持つグラフィックボードです。
最高画質設定でも200fps以上出せるほどのスペックですが、価格は10万円以上とかなり高め。
また、このfps値を引き出すには、CPUなどのPCパーツやゲーミングモニターなども高性能な製品を揃える必要があります。
FPSゲーだけでなく、VR・4K環境でハイクオリティな映像を楽しみたいという方におすすめなグラボです。
ゲーム別おすすめグラフィックボード(GPU)とCPUの組み合わせ
ここでは、ゲーム別に最高/最低画質でプレイした際の、目安のfps値とグラボとセットで買いたいCPUを紹介しています。
下記リンクから、それぞれ気になるゲームのところまで読み飛ばすことができます。
Apex Legends
平均fps目安 (最高/最低画質) |
おすすめグラボ | おすすめCPU |
---|---|---|
80~100fps 150~170fps |
GTX 1660 SUPER | |
130~150fps 200~220fps |
RTX 2060 SUPER | |
210~230fps 250~270fps |
RTX 2080 Ti |
Apex Legendsのおすすめグラボは上記の通り。
GTX 1660 SUPERの性能であれば、最高画質でも60fps以上維持できますし、画質を落として良いのなら144fps以上狙うことも可能です。
最高画質のままが良いという方には、RTX 2060 SUPERをおすすめします。
RTX 2080 Tiの場合、テルミットグレネードを投げた時や撃ち合いの際は少し下がるものの、210fps後半は出せます。
Fortnite(フォートナイト)
平均fps目安 (最高/最低画質) |
おすすめグラボ | おすすめCPU |
---|---|---|
90~110fps 140~160fps |
GTX 1660 SUPER | |
120~140fps 190~210fps |
RTX 2070 SUPER | |
170~190fps 230~250fps |
RTX 2080 Ti |
Fortniteのおすすめグラボは上記の通り。
GTX 1660 SUPERであれば、EPICでも100fps以上キープ可能です。
同じEPICで144fps以上を狙うのであれば、RTX 2070 SUPERがぴったり。
おおよそ150fps後半は出せます。
RTX 2080 Tiであれば最高画質でも200fps弱出せますが、240fpsを維持するのは設定を下げない限り難しいです。
PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)
平均fps目安 (最高/最低画質) |
おすすめグラボ | おすすめCPU |
---|---|---|
90~110fps 140~160fps |
GTX 1660 SUPER | |
120~140fps 190~210fps |
RTX 2070 SUPER | |
170~190fps 230~250fps |
RTX 2080 Ti |
PUBGのおすすめグラボは上記の通り。
少し重たいゲームですが、GTX 1660 SUPERなら最高画質でも60fps以上出せますし、最低画質なら144fpsも狙えます。
快適にプレイしたいだけであれば、GTX 1660 SUPERで十分です。
ただ、最高画質のままで144fps以上を狙うのであれば、RTX 2070 SUPER以上のグラボをおすすめします。
Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
平均fps目安 (最高/最低画質) |
おすすめグラボ | おすすめCPU |
---|---|---|
120~140fps 190~210fps |
GTX 1660 SUPER | |
220~240fps 270~290fps |
RTX 2070 SUPER |
レインボーシックスシージのおすすめグラボは上記の通り。
最高画質にも関わらず、GTX 1660 SUPERで60fpsどころか144fps付近まで出せてしまいます。
正直このゲームにRTXシリーズのグラボを使うのはオーバースペックな気もしますので、
- 240Hzのゲーミングモニターをお持ちの方
- 他に重たいゲームをプレイする方
以外はGTX 1660 SUPERをおすすめします。
Call of Duty:Modern Warfare
平均fps目安 (最高/最低画質) |
おすすめグラボ | おすすめCPU |
---|---|---|
80~90fps 130~150fps |
GTX 1660 SUPER | |
130~150fps 180~200fps |
RTX 2070 SUPER | |
190~210fps 270~290fps |
RTX 2080 Ti |
CoD:MWのおすすめグラボは上記の通り。
- 画質設定を下げても良いならGTX 1660 SUPER
- 最高画質のまま144fps以上キープさせたいならRTX 2070 SUPER
- それ以上の性能がほしければRTX 2080 Ti
という基準で選ぶのがおすすめです。
PS4よりもfpsが出せれば良いという感覚であればGTX 1660 SUPERでOKです。
Overwatch(オーバーウォッチ)
平均fps目安 (最高/最低画質) |
おすすめグラボ | おすすめCPU |
---|---|---|
100~120fps 240~260fps |
GTX 1660 SUPER | |
230~250fps 260~280fps |
RTX 2060 SUPER |
Overwatchのおすすめグラボは上記の通り。
このゲームに関しては、レインボーシックスシージ同様軽めのゲームなので特筆すべきことはありません。
GTX 1660 SUPERで十分遊べます。
ただし、最高画質で240fpsを狙いたい方はRTX 2060 SUPER以上をおすすめします。
Battle Field V(BFV)
平均fps目安 (最高/最低画質) |
おすすめグラボ | おすすめCPU |
---|---|---|
90~110fps 150~170fps |
GTX 1660 SUPER | |
130~150fps 160~180fps |
RTX 2070 SUPER | |
160~180fps 190~210fps |
RTX 2080 Ti |
BFVのおすすめグラボは上記の通り。
重たいゲームですが、fpsを重視して画質設定を下げる派の方であればGTX 1660 SUPERでOK。
このゲームはレイトレーシング機能があるため、体験してみたい方はRTX 2070 SUPER以上のグラボがおすすめ。
ただし、レイトレをONにするとfpsが20~30ぐらい落ちるという事は頭に入れておく必要があります。
おすすめのグラフィックボード(GPU)まとめ
2021年最新のおすすめグラボをまとめると、以下のようになります。
- 安さを求めるならこれ一択:GTX 1660 SUPER
- コスパ抜群のグラボ:GTX 1660 Ti
- ストリーマー向けハイスペグラボ:RTX 2070 SUPER
- ドヤ顔できる最強のスペック:RTX 2080 Ti
何はともあれ、ゲーミングPCを組むには価格の高いグラボが必須!と思いがちですが、実はGTX 1660 SUPERで事足ります。
ゲームを快適にプレイする事は前提として、配信したい・4Kで遊びたいなどの希望が増えた場合に、予算を足して性能の良いグラボを購入すればOK。
自分に合ったグラボを選びましょう!
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