パソコンでゲームをプレイするためには高度な映像処理を行うGPUが必要です。
普通のノートパソコンにはGPUはまず搭載されておらず、CPUの内蔵グラフィックスを使うのでゲームを快適に遊ぶことはできないとされています。
ただ、ある程度新しい世代の高性能なCPUを搭載したノートパソコンなら、ゲームをプレイできる可能性はゼロではありません。
本記事ではGPUのない普通のノートパソコンでもゲームをプレイできるかを解説。普通のノートパソコンと価格があまり変わらないゲーミングノートPCも紹介していきます。
普通のノートパソコンでゲームはできるか?
基本的には、普通のノートパソコンでゲームをプレイするのは非常に難しいです。
ノートパソコンに限らず、ゲームを60fps以上で快適にプレイするにはグラフィック処理を担当するGPUと16GB程度のメインメモリが必要になります。
GPUのない普通のノートパソコンでは、CPUの内蔵グラフィックスが使われているのでApex Legendsのようなタイトルを快適にプレイするには性能が足りません。
ただ、パソコンでプレイできるゲームは多種多様で、必要なスペックもそれぞれ違います。
例えば、マイクラなら軽いバニラ環境で設定を調整すれば、Intelの第11世代Coreシリーズ以降のCPUで搭載されているIris Xe Graphicsであれば遊ぶことは可能です。
普通のノートパソコンでも一定の性能があればプレイできるゲームもありますが、ゲーミングノートPCと比べると遊べる種類は少なくなると考えましょう。
普通のノートパソコンでもゲームをプレイする方法はある
普通のノートパソコンでも、CPUが極端に古かったり、メモリが4GBなど性能が低いモデルでなければ、軽いゲームならプレイすることは可能です。
ブラウザゲーム、テキストアドベンチャー、古いゲームなど要求スペックが低いタイトルであれば普通のノートパソコンでもプレイできます。
また、Nvidiaが提供しているクラウドゲーミングサービスの「GeForce Now」を利用するのも1つの方法です。
GeForce Nowはグラフィック処理をサーバー側が行うので、GPUのない普通のノートパソコンでもゲームをプレイできます。
ただし、課金が必要なのとクラウドサービスという性質上、ネット回線が安定していないと快適さが損なわれる可能性があるので注意しましょう。
本記事では「普通のノートパソコンでできるおすすめの無料PCゲーム」も紹介しているのでチェックしてみてください。
普通のノートパソコン並の価格で買えるゲーミングPCのおすすめモデル
ドスパラ GALLERIA RL7C-R35-5N
非常に安い!ドスパラのエントリー向けゲーミングノートPC
4
CPUメーカー | Intel |
---|---|
CPU | Core i7-13620H |
GPU | RTX 3050 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
解像度 | 1920 X 1080 |
リフレッシュレート | 165Hz |
画面サイズ | 15.6インチ |
本体サイズ | 約幅360×奥行き244×高さ24mm |
バッテリー駆動時間 | 約5.7時間(アイドル時) 約3.8時間(動画再生時) |
重量 | 約2.1kg |
- ゲーミングノートPCとしては非常に安い
- Apexなら120fps以上を狙える
- 有線LANポートを備えている
- 高画質設定でゲームをプレイしたい人
普通のノートパソコンに近い価格で買えるのが、ドスパラのゲーミングノートPC「RL7C-R35-5N」。
CPUは第13世代の「Core i7-13620H」、GPUにはエントリー向けの「RTX 3050」を採用しており、ApexならフルHD環境で120fps以上を狙える性能があります。
重量級タイトルには向かないものの、GPUを搭載したゲーミングノートPCとしては非常に安く、普通のノートパソコンよりも快適にゲームをプレイすることが可能。
メモリやSSDのカスタマイズもできるので、ゲーミングノートPCの入門向けモデルとしておすすめです。
マウスコンピューター NEXTGEAR J6-A7G50WT-A
基本保証が3年!RTX 4050を搭載したコスパモデル
4
CPUメーカー | AMD |
---|---|
CPU | Ryzen 7 7435HS |
GPU | RTX 4050 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
解像度 | 1920 X 1200 |
リフレッシュレート | 165Hz |
画面サイズ | 16インチ |
本体サイズ | 約幅358.4×奥行き268.3×高さ26.3mm |
バッテリー駆動時間 | 約1.5時間(動画再生時) 約2.5時間(アイドル時) |
重量 | 約2.29kg |
- 安価ながら白くておしゃれなデザイン
- 低画質なら200fpsも狙える
- 基本的に3年と長い
- バッテリー駆動時間が長いモデルが欲しい人
「J6-A7G50WT-A」はマウスコンピューターのコスパ重視ゲーミングブランドNEXTGEARから販売されているゲーミングノートPC。
CPUは「Ryzen 7 7435HS」、GPUにはエントリークラスの「RTX 4050」を採用しており、フルHD・低画質ならゲームによっては200fpsの高いフレームレートを出せる性能があります。
ディスプレイは165Hzの高速リフレッシュレートに対応しているだけではなく、おしゃれな白い筐体なのもポイント。
マウスコンピューターは基本保証が3年とほかメーカーより長いので、安心感もあるゲーミングノートPCです。
ドスパラ GALLERIA RL7C-R45-5N
200fpsも狙える!ドスパラのコスパがゲーミングノートPC
4
CPUメーカー | Intel |
---|---|
CPU | Core i7-13620H |
GPU | RTX 4050 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
解像度 | 1920 X 1080 |
リフレッシュレート | 165Hz |
画面サイズ | 15.6インチ |
本体サイズ | 約幅360×奥行き244×高さ24mm |
バッテリー駆動時間 | 約4.5時間(動画再生時) 約7.3時間(アイドル時) |
重量 | 約2.3kg |
- フルHD・低画質なら200fpsも出せる
- 165Hzのリフレッシュレートに対応
- 普段使いもできるデザイン
- WQHD以上でゲームをプレイしたい人
「RL7C-R45-5N」はドスパラのコスパがいいゲーミングノートPC。
GPUに「RTX 4050」を搭載しており、Apexやフォートナイトなどなら設定次第で200fps以上も出せるので、滑らかな映像でプレイが可能です。
ディスプレイはスタンダードなフルHD解像度でクセがなく、165Hzの高速リフレッシュレートに対応しているため、RTX 4050の性能を十分活かせます。
デザインもシンプルで普段使いもできるので、普通のノートパソコンから買い替えられる、コスパのいいゲーミングノートPCが欲しい方におすすめです。
メモリとストレージのカスタマイズもできるので予算に余裕があるなら、アップグレードしましょう。
普通のノートパソコンでできるおすすめの無料PCゲーム
League of Legend

「League of Legend(リーグ・オブ・レジェンド)」は世界で一番プレイヤーが多いとされる人気無料ゲーム。
サービス開始が2009年と古く、推奨スペックにも「Intel UHD 630 Integrated Graphics」という内蔵グラフィックスが入っているくらい描画の軽いタイトルです。
内蔵グラフィックスでは高性能なIris Xe Graphicsであれば十分プレイできますが、ほかのプレイヤーが増えてくると負荷は大きくなるので注意しましょう。
新しい世代の内蔵グラフィックスを搭載していれば、League of Legendのような軽めのタイトルなら普通のノートパソコンでもプレイすることはできます。
VALORANT

「VALORANT」は2020年にサービスが開始された基本無料のFPSゲーム。
Apex Legendsなどと比較すると非常に軽いタイトルで、Iris Xe Graphicsなどの内蔵グラフィックスを搭載していれば普通のノートパソコンでもプレイできます。
FPSゲームでも高設定を基準にフレームレートを計測されるくらい軽いタイトルですが、普通のノートパソコンでプレイするなら設定を下げるのが無難です。
また、カジュアルにプレイするなら普通のノートパソコンでも遊べる可能性はありますが、フレームレートは撃ち合いやシーンによっても変動するので注意しましょう。
ネタバレが激しすぎるRPG 最後の敵の正体は勇者の父

「ネタバレが激しすぎるRPG」はKSBゲームスが配布しているフリーゲームです。
本来伏せるべきネタバレを盛り込んだインパクトの強いタイトルに加え、ゲーム実況者のキヨ。氏など様々な配信者が実況動画を投稿して大きな話題になりました。
RPGツクールMVで製作されたタイトルなので要求スペックは低く、普通のノートパソコンでもプレイできます。
短い時間で気軽に楽しめる無料ゲームをプレイしたい方におすすめです。
アクアリウムは踊らない
「アクアリウムは踊らない」は橙々氏が製作した無料のホラーアドベンチャーゲーム。
製作者の橙々氏はホラーゲームが苦手ということで、ホラー要素はひかえめながら、謎解きや世界観に魅力があるタイトルです。
本作はRPGツクールMZで製作されたフリーゲームであり、要求スペックはCPUが2013年に発売されたCore i3-4340、VRAM 1GB程度のGPUと低くなっています。
普通のノートパソコンでもプレイできるので、物語性の高い無料ゲームを遊びたい方におすすめです。
ナツノカナタ
「ナツノカナタ」は終わってしまった世界を放浪する少女との不思議なつながり描いたSteamの無料ゲームです。
全く見知らぬ少女と終わった世界。古びたコンピューターと彼女のスマホを通じて、その旅を見守っていくうちに、やがて世界の謎を知ることになります。
ナツノカナタはテキストアドベンチャーゲームなので高性能なGPUは必要ありません。システム要件もメモリ4GB、ストレージは600MBと非常に軽くなっています。
追加要素やシステムの改善が行われた有料版の「ナツノカナタ beyond」もあり、Switchでも展開されていますが、パソコンなら無料版をプレイでき、世界観への没入感も増すのでおすすめです。
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