本記事では、初心者向けに各BTOパソコンメーカーの特徴や違いを解説しています。
どこから買うのが安いのか、スペック重視ならどこがおすすめなのかなど、希望別にランキングを分けているのでぜひチェックしてみてください。
【2024年12月最新】BTOパソコンのおすすめメーカーランキング
ここでは2024年12月最新の各BTOパソコンメーカーのおすすめを紹介していきます。
1位 ドスパラ(ガレリア)
ドスパラは日本で最も有名なBTOショップの一つです。
主力ブランドの「ガレリア」は評判も良く、コスパ重視の「THIRDWAVE-G」も追加されたので、初心者の方も安心してパソコンを買うことのできるショップといえます。
ドスパラのメリットは業界最速クラスの出荷スピードです。注文を受けてから翌日には出荷されるBTOパソコンが多く、少数かつ条件はありますが最短で当日出荷されるモデルもあります。
ショップによっては納期に1~2週間かかることもあるので、翌日出荷は驚異的なスピードです。
ホームページが非常にわかりやすいのも特徴の一つ。CPUやグラボ別にモデルが表示されており、必要なスペックに合わせて選びやすくなっています。
また、パーツ毎の性能がわからない初心者のために、目的別におすすめモデルを検索できるようになっているのもポイントです。
急いでパソコンが欲しい、ある程度初心者でも選びやすいBTOショップを探している方はドスパラを検討してみてください。
2位 パソコン工房(レベルインフィニティ)
パソコン工房は国内でも実店舗数が多いBTOショップです。規模の大きさを活かして低価格でPCパーツを提供することに成功しており、初心者から上級者まで安心して購入できます。
24時間365日のサポートもあるので、パソコンが夜中に不調になってもすぐに問い合わせられるのもメリットです。
ただ、サポートの対応自体は少し時間がかかることもあるので注意しましょう。
また、同価格帯のBTOパソコンの種類が非常に多く、ホームページも見やすいとはいえないため最適なモデルを探すのに時間がかかることもあります。
とはいえ豊富な種類とコスパは業界でもトップクラスなので、じっくり選びたいという人にはおすすめできるショップの一つです。
選ぶのが面倒な人は、本ページで紹介しているBTOパソコンをチェックしてみてください!
3位 マウスコンピューター(G-tune)
マウスコンピューターはマツコ・デラックスや乃木坂46のCMなどで露出が多く、知名度も高いメーカー。24時間対応のユーザーサポートとわかりやすいホームページが魅力です。
パソコンの調子が悪くなるのは昼間だけとは限らないので、いつでも質問できるマウスコンピューターの24時間サポートは初心者にとって非常に強い味方になってくれます。
ホームページでは「パソコンで何をしたいか」という項目から必要なパソコンを選ぶことが可能。パーツの細かい違いがわからなくても目的に合ったパソコンを購入できます。
ECサイトと直営店限定のコスパが高いゲーミングブランドや白いゲーミングPCも販売されているので、初心者にもおすすめのBTOショップです。
4位 フロンティア
フロンティアはヤマダ電機グループのBTOショップ。エントリーグレードのモデルがやや少なく、ミドルからヘビーユーザー向けの製品が多いのが特徴です。
定期的にセールを実施しているのもポイント。最新のCPUやGPUを搭載したゲーミングPCが格安で手に入れられる場合があるため、安く購入したい人は一度公式ページをチェックしておくのがおすすめです。
また、初心者向けの購入サポートもあります。パソコンでやりたいことを伝えれば、熟練のスタッフが最適なパソコンを選んでくれるので、迷わずBTOパソコンを手に入れられるため便利です。
最近では鮮やかなLEDライティングを楽しめるゲーミングPCや、小型ながら十分な性能を持ったコンパクトモデルも追加されました。
スペックが高めのパソコンが欲しいけど、パーツの知識があまりない人やセールで高性能パソコンを購入しようとしている人にはおすすめのショップです。
5位 サイコム
サイコムの最大の特徴は豊富なカスタマイズ項目です。カスタマイズできない部分はケースぐらいで、その他の部分はユーザーの細かなオーダーに応じて注文できます。
例えば、電源は1000Wにしたいとか、CPUクーラーを水冷にしたいなどの希望もサイコムなら可能。水冷化したグラボを搭載したゲーミングPCを販売しているのもサイコムならではの魅力です。
また、サイコムはPCパーツのメーカー名が明記されているので、こだわりのあるユーザーからも高い評価を受けています。
高品質なパーツを使用している分、値段が高くなってしまうことは否めませんが、ハイスペックモデルを探しているなら間違いなくおすすめできるショップです。
6位 パソコンショップSEVEN
SEVENは実店舗がなく、オンラインのみの販売となっているBTOショップです。特徴は豊富なカスタマイズ項目で、ケースだけでも20種類以上の中から選べます。
ほとんどの項目をカスタマイズできるにもかかわらず、早ければ翌日には出荷されるという納期の早さも魅力。
高品質なパーツでのカスタマイズを可能にするために価格は高めの設定ですが、セールを定期的に実施しているので購入を検討する人はホームページをこまめに覗くのがおすすめです。
十分な知識を持っている人は納得のいく構成でパソコンをオーダーできます。
7位 ストーム
ストームは1998年創業の老舗ショップです。非常にコスパが高く、同スペックのパソコンが他のショップでは考えられないぐらいの価格で販売されていることも。
価格が安いからといって無名メーカーのパーツを使っているということもなく、ASUSやMSIといった一流メーカーの製品を採用しています。
白いゲーミングPCのラインナップが豊富なのもポイント。グラボやCPUクーラーまで白いモデルを採用しているゲーミングPCは珍しいです。
サポートも丁寧で初心者でも安心ですが、電話での相談は平日のみ10~18時までになります。また、メールは24時間受け付けですが、返信は翌営業日以降になるので注意しましょう。
欲しいパソコンのスペックが決まっていて、可能な限り安く購入したいという人にはおすすめのショップです。
8位 TSUKUMO(G-GEAR)
ツクモはフロンティア同様ヤマダ電機グループのBTOショップ。ヤマダ電機の店舗で実機サンプルを展示していないのがフロンティアとの違いです。
納期は3日程度と比較的早めで、購入後すぐBTOパソコンを使いたい人も十分に検討可能な範囲です。
また、ミニサイズのゲーミングPCやハイエンドパーツを搭載したモデルなど種類が豊富なのもポイント。クリエイター向けのBTOパソコンも選べます。
自分に合った製品をしっかりと探せるメーカーです。
9位 DELL(エイリアンウェア)
DellはアメリカのパソコンメーカーでBTOの先駆けともいえる企業です。在庫を持たない方法でコストダウンを推し進めてきました。
早くからBTOの販売形式を始めていたこともあり、ケース以外のほとんどのパーツがカスタマイズ可能です。
電源ユニットや冷却クーラーはDell独自のパーツとなりますが、専用設計による統一感は他のパソコンと比べても頭一つ抜けています。
また、DellのゲーミングPCはデザインの評判が高いのもポイント。特にエイリアンウェアはスタイリッシュなデザインで有名です。
一方で、納期には相応の時間がかかることを覚悟しなければなりません。
ベーシックプランは基本的なサービスのみなので、オプションのサポートを付けることを強くおすすめします。
10位 レノボ(Legion)
レノボはノートパソコンシリーズ「ThinkPad」で有名な大手のパソコンメーカーです。
ゲーミングPCの種類が豊富で、なかでもノート型のLegionシリーズは特に人気があり、ポータブル型ゲーミングPC「Legion Go」も販売されています。
ただ、ノートパソコンが多い代わりにデスクトップの選択肢は少なめとなっており、性能を重視するユーザーにはあまり向かないメーカーです。
また、初心者が選びやすいよう、カスタマイズ項目はやや控えめ。LOQというLegionよりも安価なゲーミングブランドもあります。
定期的に大幅な割引セールを実施しているので、欲しいスペックのパソコンが決まっている人はお得に購入できるチャンスを逃さないようにしましょう。
11位 マイニングべース(Astromeda)
マイニングベースは創業2018年とBTOショップの中では新しい会社です。LEDライティングを用いたかっこいいデザインが特徴。
水冷モデルのAQUA、静音モデルSIRIUS、白を基調としたORIONなど、複数のゲーミングPCをシリーズ展開していました。
現在はホームページとゲーミングPCを一新し、セールモデルが販売されていることもあります。
新しいAstoromedaはゲーマーモデル、ストリーマーモデル、クリエイターモデルの3種類に分かれており、幅広いスペックを選べるようになりました。
デザイン性の高い見た目とわかりやすいコンセプトも健在。黒や白はもちろん、ピンク色のかわいいモデルも販売しています。
こだわったデザインのため価格はやや高めとなりますが、他にはないおしゃれなデザインのパソコンが欲しい人にはおすすめのBTOパソコンショップです。
12位 Ark
Arkは秋葉原を代表するパソコンショップの一つ。BTOでの販売も実施しているのが特徴です。
パソコンパーツメーカーとして有名なMSIの公認サポート店でもあり、直接持ち込んで修理ができる貴重なショップでもあります。
ユーザーから評価が高いのはカスタマイズの豊富さです。希望によってはクーラーを空冷から水冷に変えることもできます。
また、MSIだけではなく、ASUSやASRockなどPCパーツの定番メーカーとコラボしたゲーミングPCを販売しているのも特徴。
好きなメーカーのマザーボードやケースを採用したゲーミングPCを選びやすくなっています。
Arkは主にパーツ単位で吟味したい上級者向けのショップです。
13位 VSPEC
VSPECは実店舗はないものの2000年の創業から確実にファンを増やし、オンラインでの販売に特化したショップです。
コンセプト毎に多様なモデルが用意されており、マイニング向け、動画編集などができるクリエイター向けなど用途に合わせて選べるのがポイント。
カスタマイズ性も高く、他のショップにあるような構成の中からメモリやストレージだけを選べるということはありません。
ただ、納期は約8営業日となっており、やや遅めなので、急いでいる人は別のショップを検討しましょう。
初心者が一からパーツを選んでいくのは難しい部分があるので、中級者以上におすすめのショップです。
14位 アプライドネット
アプライドネットは設立から50年近く運営されている老舗中の老舗。西日本と九州を中心に26店舗を構える大きなショップの一つです。
コスパの高さが特徴の一つで、性能比でいえば他のショップよりもかなり安く購入することができます。購入後のサポートも充実しており、1年間は無償で修理を受けることも可能です。
予算や目的に応じてパソコンを選べるラインナップとなっているので、初心者も迷うことなく目的のパソコンを購入できます。
ゲーミングノートパソコンに関しては独自のブランドはないもののGIGABYTEなら、メモリとSSDのカスタマイズも可能です。
なお、最短で即日出荷に対応しているモデルもありますが、台数限定なので注文する時は販売ページをよく確認しましょう。
アプライドネットは予算や目的がはっきりしている初心者にはおすすめのショップです。
15位 PC1’s
PC1’sは古くからBTOパソコンを販売してきている老舗ショップの一つです。
BTOでは数少ないフルカスタマイズに対応しており、ケースのデザインから電源にいたるまで、ありとあらゆるパーツをオーダーできます。
また、手持ちのパーツやPC1’sで販売してる中古PCパーツなどを使用しての組み立て注文をすることも可能。
基本的には上級者に向けたショップとなっているので、価格はそれなりに高価です。また、フルカスタマイズで構成するので、納期に関しては1週間以上と考えておきましょう。
オンラインで購入する際はホームページがスマートフォン表示に対応していないということもあり、わかりやすい設計とはなっていません。
パソコンからホームページを確認して注文するのがおすすめです。
16位 ブルックテックPC
ブルックテックPCは、映像制作事業から発展したPCメーカーで、イラストレーターや医療福祉施設などでも使用されている高耐久なパソコンを販売しています。
ゲーミングPCのようにグラボを搭載した高性能なパソコンは冷却のために大型化しやすいです。
一方で、ブルックテックPCには独自のケースと極限まで効率を上げた冷却性能により、置き場に困らないほどコンパクトなPresenceシリーズが販売されています。
ただ、コンパクトな筐体と高品質なパーツを使用しているためにコストがかかってしまうのがデメリット。
同性能のパソコンと比較すると割高なので、デザインに惚れ込んだ人以外は手を出しにくくなっています。
しかし、Presenceシリーズは省スペースながら性能が高いので、コンパクトなパソコンが欲しいという人にはおすすめのショップです。
17位 BTOパソコンショップDO-MU
DOーMUは北海道に実店舗を構えるパソコン販売を中心としたショップです。
札幌に店舗があるため北海道以外の人には馴染みが薄いかもしれませんが、スポーツ用品や家具などパソコン以外の商品も販売しており、地元では豊富な品揃えで定評があります。
DO-MUの最大のメリットはコスパの高さです。一世代前のパーツを利用することでコストを抑え、実用性を高めたパソコンを販売しています。
一世代前だからといって性能が低いということはないので、目的を満たすスペックのパソコンがあれば掘り出し物といえるでしょう。
手元に不要となったパソコンがあれば買い取ってもらえるサービスも実施しているので、買い替えと同時に処分したい人には一石二鳥となります。
一方で、サポート面は不安が残る部分もあり、購入後1年保証と店舗持ち込みの30分無料診断があるぐらいです。
カスタマイズ項目も多いとはいえず、パーツにこだわりのある人は他の店舗を検討しましょう。予算を抑えたい人におすすめのショップです。
18位 ZEUS
ZEUSはVSPECの系列店で、業務用のパソコンパーツ販売に強みをもつショップです。
構成の見積もり画面では演算用GPUなど普通には使わないパーツが用意されていることからも一般向けの設計ではありません。
基本モデルといいながらもOSなしがデフォルトになっているなど、初心者はおろか一般のPCユーザーもとっつきにくいラインナップが多いです。
カスタマイズ項目はシンプルコースとプロも納得するほどのフルカスタムコースが用意されており、業務使用のスペックにも対応できるようになっています。
高価なパーツも多いので、プライベートで使うのではなく、仕事用のプロ仕様パソコンを求める人におすすめのショップです。
19位 富士通
富士通は、世界中でビジネスを展開する超大手企業。スーパーコンピューターの富岳や世界最軽量ノートパソコンを発売するなど、話題に挙がることも多い企業です。
富士通のパソコンは家電量販店でも発売されているので、BTOのイメージが少ないかもしれませんが、そのカスタマイズ性の高さには定評があります。
純国産パーツで構成される筐体は信頼性も高く、3年の保証もついているため安心です。
サポート面では有料とはなるものの自宅までスタッフが来て、セットアップやメンテナンスを手伝ってくれるサービスも実施しています。
ただ、同性能のパソコンと比較すると価格が高めなのがデメリット。
また、普段は使わないソフトがインストールされているため容量を圧迫されるので、不要なソフトはアンインストールしましょう。
納期が長いので、急いでいる人は他のショップを検討した方がよさそうです。
BTOパソコンメーカーを特徴や違い別におすすめ
この見出しでは、BTOパソコンメーカーを希望別に紹介していきます。
気になる項目がある場合、下記のリストから読み飛ばせるので、クリックしてみてください。
コスパのいい初心者向けBTOパソコンメーカー
コスパのいい初心者向けBTOパソコンメーカーを探しているなら、業界トップクラスの人気がある『ドスパラ』がおすすめです。
基本的にほかのメーカーよりも価格が安く、サポートも充実。
公式サイトも見やすいので、初心者でもしっかりと吟味しながらBTOパソコンを選べます。
ドスパラがほかのメーカーよりどれぐらい安いかは、下記の記事で解説しています。
高性能な水冷モデルを売っているBTOパソコンメーカー
水冷BTOパソコンを売っているメーカーが気になるなら、デュアル水冷システムを採用したゲーミングPC『G-Master Hydroシリーズ』を販売している「サイコム」がおすすめです。
デュアル水冷システムとは、サイコム独自が開発したCPUとGPUを簡易水冷クーラーで冷やすシステムのこと。長時間の配信やゲームプレイも比較的安定した動作でプレイすることが可能です。
静音性にもこだわりがあり、これからVtuberとして活動していきたいという人にもおすすめ。
静音モデルを売っているBTOパソコンメーカー
静音モデルを売っているBTOパソコンメーカーでもっともおすすめできるのは、圧倒的な静音性を誇る『Silent-Master NEOシリーズ』を販売しているサイコムです。
同シリーズは、アイドル時であれば23db(小さな寝息程度)というほぼ無音の状態を作り出すことが可能。
高負荷がかかった際でも非常に静かで、VC中や配信中にファンの音を入り込ませたくない場合にぴったりです。
防音仕様にも関わらず、熱がこもらないような設計を採用しているのもポイント。現在はCPUクーラーをファンレスにしたPROシリーズも販売しています。
ここまで徹底した静音設計モデルは他にないので、静かなゲーミングPCがほしいならサイコムで決まりです。
カスタマイズ性に優れたBTOパソコンメーカー
カスタマイズ性を重視するなら、『パソコンショップSEVEN』がおすすめ。
セブンは、CPUやGPUなどの基本パーツはもちろん、市販の人気PCケースやCPUクーラーなどほぼ全てのパーツをカスタマイズ可能。
選択肢も豊富なので、実質自作PCに近い形でBTOパソコンを注文できます。
相性などに問題がある場合、注意文が記載されて選択できないようになるため、初心者でも安心してカスタマイズできます。
小型・ミニタワーサイズモデルを売っているBTOパソコンメーカー
小型やミニタワーサイズのBTOパソコンがほしいなら、『マウスコンピューター』がおすすめです。
現在のマウスコンピューターはミニタワーが主流となっており、セール時には大きく値引きされるモデルもあります。
また、幅が178mm程度とより小型でハンドルが付いているゲーミングPCもラインナップ。
このサイズになると性能が低くなりがちですが、RTX 4060を搭載しているので小型のゲーミングPCでもフルHD環境なら十分なゲーム性能があります。
クリエイター向けモデルを売っているBTOパソコンメーカー
BTOパソコンメーカーの大手であるドスパラでは、クリエイターのための『GALLERIA』も販売しています。
標準構成でメモリを32GB搭載したモデルもあるので、大きなデータを使った作業をしてもメモリ不足に悩まされることは少ないです。
また、クリエイターが監修したコラボモデルも販売。イラスト・漫画、DTM、配信用など用途別におすすめのモデルが選べるようになっています。
ノートパソコンでおすすめのBTOパソコンメーカー
ノートパソコンをBTOパソコンメーカーで探しているのなら、『DELL』がおすすめです。
BTOパソコンメーカーでも、ノートパソコンのラインナップはデスクトップと比べると少ないので選択肢は限られています。
また、デスクトップよりもカスタマイズの幅が狭くなりやすく、多くの場合ストレージやメモリが増量できるくらいです。
DELLの場合はモデルにもよりますがCPUとGPUのカスタマイズも可能。液晶ディスプレイのスペックを変更できることもあります。
1つのパーツを変更するとほかの仕様が変わるモデルもありますが、比較的カスタマイズの自由度が高いのがDELLの魅力です。
BTOパソコンとは?
- 必要なスペックに合ったカスタマイズができる
- 受注生産のためコストが完成品に比べて安い
BTOパソコンとは、必要なパーツやスペックをユーザー自身が決めて注文する形式のパソコンのことです。
オーダーメイドのパソコンと言えばイメージしやすいかもしれません。
パソコンは本来「何をするか」によってスペックを決めるものです。
完成品の中にちょうどいいパソコンがあればよいですが、人によってはスペックが過剰もしくは不足する場合もあります。
そこで役立つのがBTOパソコン。CPU・グラボ・ストレージといったパーツを必要に応じてカスタマイズできるので、目的に沿ったパソコンを無駄なく購入できます。
BTOパソコンの選び方
PCパーツで選ぶ
CPU・GPUで価格と性能が決まる
- 最重要PCパーツ
- コスパを求めるならCore i5/Ryzen 5シリーズ
- 性能を求めるならCore i7/Ryzen 7シリーズ以上
- 映像関連の処理を行う
- コスパを求めるならRTX 4060
- 性能を求めるならRTX 4070以上
パソコンの値段は【CPU】と【GPU】で決まるといっても過言ではありません。この2つのパーツがパソコンの性能を決めるもっとも重要なパーツです。
安くても高性能なゲーミングPCを探している場合は、Core i5-13400やCore i5-14400とRTX 4060 Tiを組み合わせたモデル。
どんなゲームもバリバリ動かして配信もサクサクできるゲーミングPCがほしい場合は、Core i7-14700とRTX 4070 SUPER以上を組み合わせるのがおすすめです。
4Kでも100fpsでゲームをプレイしたいなど、最強の構成を求めるならCore i9-14900KとRTX 4090の組み合わせを選びましょう。
CPUはIntelとAMDのどっちがいい?
パソコンのCPUは主にIntelとAMDから販売されています。シェア率はIntelのほうが高いので、ゲームやソフトウェアに最適化されやすいです。
IntelとAMDの競争によってCPUは今も進化し続けており、2024年現在はどちらを選んでも性能不足で困ることはありません。
ただ、現在はデスクトップ版の第13世代と第14世代Coreシリーズに不具合があるとIntel公式から発表されています。
対策BIOSの配布が始まっており、ドスパラやパソコン工房など各BTOメーカーも対応していますが、不安な方は最新のIntel Core Ultraシリーズを選びましょう。
ただ、Core Ultraシリーズは最適化の問題で今のところゲーム性能は第14世代Coreにやや劣るので、AMD Ryzenを選ぶのも手です。
AMDの場合はコスパ重視ならRyzen 7 5700X、ゲーム性能に特化したいなら3D V-Cache搭載モデルのRyzen 7 7800X3Dなどを選びましょう。
IntelとAMDの違いについては、下記の記事に詳細を書いています。
GPUはGeForceがおすすめ
ゲーミングPCにとって非常に重要なパーツであるGPUには、主にNvidiaの「GeForce」とAMDの「Radeon」があります。
AMD Radeonも十分な性能を持っていますが、Nvidia GeForceの方がシェア率が高いため、ゲーム側で最適化されやすいです。
また、GeForceは使っているユーザーも多いので、情報が調べやすいのもメリット。Radeonと比べると、なにか問題が起こった時に原因を突き止めやすくなっています。
レイトレーシング性能やAI生成の分野でもNvidiaが一歩先をいっているため、コスパがいいなどの理由がなければGeForceを選びましょう。
Intel製のGPU「Arc」もありますが、最適化や安定面などの問題から初心者にはおすすめしません。
性能を出しきれない場合もあるので、今のところは玄人向けのGPUです。
メモリは16GB以上を目安に
メモリとはパソコンで作業をする際、一時的にデータを保管しておくパーツです。
メモリが少ないとブラウザのタブやアプリを複数開いたときに動作が重くなってしまったり、フリーズしたりする原因になりかねません。
ゲーミングPCならメモリは16GB以上を目安にしましょう。現在はどのBTOメーカーでもほとんどのモデルでメモリ16GB以上を標準搭載しています。
動画編集やゲーム配信もしたいという方は32GB以上を選びましょう。一部の最新ゲームではメモリ32GBが推奨されているので容量に余裕を持ちたい方にもおすすめです。
マザーボードのスロットによっては後からメモリ増設することも可能なので、使い方に合わせて適切なメモリを選びましょう。
ストレージは目的次第で増やそう
- HDDと比べると読み込み書き込みが爆速
- パソコンやアプリの起動も速くなる
- HDDと比べるとやや高価
- できれば1TB以上がおすすめ
- 大容量でも安い
- 読み込み速度は普通
- 必要であれば1TB以上追加しよう(動画ファイルなどを保存する場合)
ストレージとはファイルや写真などを保存しておくためのパーツで、SSD(ソリッドステートドライブ)とHDD(ハードディスクドライブ)の2種類があります。
SSDはHDDと比べると高価ですが、読み込みや書き込みが圧倒的に速いのが特徴。OSをインストールすればパソコンがすぐ起動して、20秒程度で使えるようになります。
HDDは読み書きの速度こそSSDに及びませんが、大容量でも安価なので、大量のデータを保管するのに向いているストレージです。
現在のゲーミングPCはSSDを標準搭載しています。通常のオフィス作業などが中心で、動画などはあまり保存しないという人であれば容量は500GBあれば十分。
ただ、最新ゲームの必要容量は年々増えているので、SSDはできれば1TB以上搭載するのがおすすめです。
また、SSDとHDDの組み合わせも有効。ロードが長いゲームや起動に時間のかかるソフトはSSDにインストールし、動画やファイルはHDDに保存するなど使い分けると非常に快適です。
デスクトップであれば後からストレージを増設することもできるので、最初は容量をさほど気にしなくても問題ありません。
ノートパソコンで容量が足りなくなってしまった場合は、クラウドに保存するか、外付けHDDを利用しましょう。
PCケースのサイズにも注目しよう
- ケースは大きめ
- デザインが豊富
- 拡張性が高くカスタマイズにも対応しやすい
- 高スペック
- 場所を取らずコンパクト
- ハイエンドパーツが入らない場合も
- ミドルスペックのモデルが多い
BTOパソコンは、PCケースのサイズも豊富。大きく分けて【フルタワー】【ミドルタワー】【ミニタワー】【スリムタワー】の4種類あります。
のちのちパーツを交換したい、性能を上げたいならフルタワー、ミドルタワー。
あまり手を加えるつもりはなく、性能もそこそこでいいなら、ミニタワーやスリムタワーなどのコンパクトなケースでも問題ありません。
ただ、グラボは大型化が進んでいるのでミニタワー、スリムタワーでは搭載できないこともあるため、拡張性を考えるのであれば大きめのケースがおすすめです。
また、サイドパネルがガラス張りになっているモデルは内部の構造を眺めることもできます。
LEDによって光るメモリや冷却ファンも多数発売されているので、派手なケースにしたいという人はガラスケースも検討してみてください。
BTOパソコンのメリット・デメリット
BTOパソコン最大のメリットは、求めるスペックに合わせて過不足なく購入できることです。
用途や目的に応じてそれぞれのパーツを組み合わせられるので、CPUの性能は高いのにメモリが少ないなどというチグハグな構成になることもありません。
ケースやファンも選べるショップであれば好みのデザインのケースを選んだり、LEDファンを搭載したりとよりユーザーの好みを反映できます。
のちのち性能不足となった場合でもパーツだけを交換できるので拡張性が高いこともメリットの一つです。
デメリットとしてはある程度の知識がないと自分に合ったスペックを選ぶことができないという点。
ただ、ショップに相談したりすることで解消できるので、決定的なデメリットではありません。
オンラインショップでは実機を見ることができないため、ケースのサイズなどはしっかりと計っておくことをおすすめします。
また、カスタマイズ項目が多い分、納期に時間がかかるショップもあるので急ぎでパソコンが必要な人は納期が早めなドスパラやSEVEN、ツクモなどのショップを検討しましょう。
BTOパソコンについてよくある質問
BTOパソコンにはどんなものが同梱されている?
BTOパソコンに同梱されているのは以下のようなものです。余計なソフトなどがプリインストールされていないので、同梱内容も比較的シンプルです。
- BTOパソコン本体
- 納品書
- 説明書
- 電源ケーブル
- ドライバディスク
- OS
一般的なBTOパソコンにモニターは含まれていません。現在ではマウスとキーボードも付属しないことが多いですが、周辺機器はカスタマイズで追加できる場合もあります。
また、パソコン環境が整っていないならマウスコンピューターなどの一部メーカーで販売されている、ゲーミングPCと周辺機器のセットを選ぶのも手です。
BTOパソコンの寿命は何年くらい?
パソコンの寿命は一般的に5年前後といわれています。HDDやSSDといったストレージの寿命が5年程度とされているためですが、BTOパソコンの場合でも同様に考えましょう。
パソコンの起動が遅かったりフリーズが頻発するなどのトラブルがない場合でも、プレイしたいゲームにスペックが足りていなかったり動作が遅いと感じるようなら、買い替えの検討をおすすめします。
BTOパソコンの初期不良はどれくらいあるの?
パソコンの初期不良は1~8%と幅があります。パーツそのものに問題がある場合や相性など理由はさまざまですが、ごくまれに起きるものと考えましょう。
多くのBTOパソコンショップでは、初期不良への対応を明記しています。購入前にきちんと確認しておくのがおすすめ。
初期不良の可能性を少しでも下げたいなら、出荷前の動作確認を徹底しているサイコムを選ぶのも手です。
自作とBTOパソコンはどっちがいい?
初心者の場合は自作よりも、BTOパソコンがおすすめです。
自作はコスパ重視、性能重視、見た目重視など自分の趣味にあったパソコンを作れるのが最大のメリット。
ただ、自作をするにはどうしてもパーツの知識が必要になります。CPU、GPU、SSDなどのPCパーツに関する勉強をしないと望んだパソコンを作るのは難しいです。
加えて保証はパーツごとになるので、トラブルがおきた時の原因究明や対処などに余計な時間がかかる可能性があります。
一方で、BTOパソコンは届いたらすぐ使えることや保証もあり、自作でパーツを吟味するよりも価格が安く済むことも多いです。
パソコン内部の配線も参考になるので、初心者の方には自作よりBTOパソコンをおすすめします。
BTOパソコンのおすすめメーカー総評
今回はBTOパソコンのおすすめメーカーをご紹介しました。
最もおすすめなのは、大手でサポート体制が万全、品質も良好な『ドスパラ』です。
ハイエンドゲーミングPCが欲しい場合は『サイコム』、とにかく安いモデルを探しているなら『フロンティア』も要チェック。
用途や予算にあわせて自分にぴったりなBTOパソコンを選んでみてください。
コメント
コメント一覧 (1件)
ブルックテックさんのパソコンは本当に壊れないし、何よりスタッフさんがめちゃ親切でした。安かろう悪かろうの大手を選ぶよりは、先々のことも考えて相談に乗ってくれるこのお店の方が良いですね。
VTuberの人にブルックテックさんが人気がなのも、自分で買って納得しました。
私的にはもうちょっと詳しくお店の内容を載せてあげてほしいし、せめて5位以内に入れてあげて欲しいです。