Vtuberやゲーム配信者、eスポーツの盛り上がりの影響でPCゲームの人口が増えており、年々PCゲーム市場は拡大しています。
しかし、ゲーミングPCはミドルスペックでも20万円程度と意外に高く、お試しで買うにはかなり高額。
そこで便利なのが、Netflixなどと同じ支払形態であるゲーミングPCのサブスク。
本記事では、ゲーミングPCのサブスクやレンタルの違いやおすすめサービスについて詳しく解説していきます。
ゲーミングPCの分割払いについて気になる方は、下記の記事もチェックしてみてください。
ゲーミングPCのサブスクとは?
ゲーミングPCのサブスクとは、一定期間、定額でゲーミングPCを借りることができるサービスのことです。
サブスクとはサブスクリプションの略で、定期購読、継続購読という意味。
ゲーミングPCのサブスクの場合は、1~3年間ほどの長期契約でゲーミングPCの貸し出すという内容です。サービスによっては、ゲーミングマウスなどの周辺機器も貸してくれます。
また、似たようなサービスに、ゲーミングPCの短期間の貸し出し用途をメインとしたレンタルサービスもあります。
ゲーミングPCのサブスクやレンタルは、お試しでゲーミングPCを使ってみたい人や、今すぐゲーミングPCが欲しいけどお金が足りない人におすすめのサービスです。
ゲーミングPCのサブスクとレンタルの違い
ゲーミングPCのサブスクとレンタルサービスの大きな違いは、契約期間の長さです。
ゲーミングPCのサブスクの契約期間は1年以上の長期的な利用が前提のサービスとなっています。
それに対してレンタルサービスの契約期間は、数日から数週間と短期的な場合が多いです。
当然長期間レンタルをすると割高になるので、長期的にゲーミングPCを使いたい人はサブスク、短期的にゲーミングPCを試してみたい人はレンタルがおすすめ。
また、レンタルで借りられるゲーミングPCは中古品や型落ち品がほとんどですが、サブスクは新品、現行モデルを貸し出してくれます。
スペックにこだわりがある人は注意しましょう。
ゲーミングPCのサブスクのメリット
一括払いよりも月々の支払額が抑えられる
ゲーミングPCのサブスクのメリットは、一括払いに比べて一度の支出を抑えられることです。
ゲーミングPCは20~30万円と高額なことが多く、欲しいと思ってから今すぐに購入できるものではありません。
サブスクの月々の支払いは6,500円から高くても2万円程度でいいため、欲しいと思ったときすぐにサービス契約を検討することができます。
今流行りのゲームをプレイしたいけどゲーミングPCを一括で購入する資金がないといった人には特におすすめ。
筆者は10年以上PCゲームをプレイしていますが、やはり流行っているときにすぐそのゲームを遊ぶほうが絶対にいいです。
流行りの過ぎたゲームはマッチングが遅い、ゲーム内マーケットの出品が少ない、友達を作りにくいといったデメリットが多くなっていきます。
周辺機器も借りられる
ゲーミングPCのサブスクは、ゲーミングマウスやキーボードなどの周辺機器を一緒に借りられるサービスもあります。
スグゲーの場合はオプションセットとしてマウス、キーボードに加えてゲーミングヘッドセットも付いてきます。
契約終了時にマウスなどの周辺機器は返却不要で自分のモノにできるのも嬉しいポイント。
ゲーミングPCのレンタルサービスでは別途周辺機器も借りなければいけないため、コスパ面ではサブスクのほうがよいです。
契約終了後に返却すれば総額が安い
利用するゲーミングPCのサブスクサービスによっては、契約終了時にゲーミングPCを返却すると支払総額が安くなります。
LenovoのゲーミングPCサブスクサービス、「スグゲー」では残価設定型プランを採用しています。
残価とは、借りたゲーミングPCの数年先の価値を表したものです。
あらかじめ決められた残価を本体価格から引いた金額が月々に支払う料金となるため、一括払いに比べて支払額は安くなります。
支払いの最終回にゲーミングPCを返却すると残価の支払いは不要。残価を支払えば使っていたゲーミングPCをそのまま継続利用することもできます。
ゲーミングPCのサブスクのデメリット
返却の手間がかかる
ゲーミングPCのサブスクの一番のデメリットは、契約終了時に返却の手間がかかる点です。
借りていたゲーミングPCを返却をする場合、サブスク先に返却、ゲーミングPCの状態の確認、その後契約終了または新規プランの契約などの手間が発生します。
普通にゲーミングPCを購入すると当然ですが買い切りで、それ以降の契約などに関する手間がないため、煩わしい事が苦手な人にはあまりおすすめできません。
壊したら買取になる
サブスクで借りたゲーミングPCを故障させると、買取や有償修理が必要になる場合があります。
ユーザーに責任のない自然故障の場合は保証サービスがありますが、落下による破損など過失による故障は保証対象外となります。
Breajonサービスでは、過失による故障にも対応している「安心パック」があるため、不安な方は加入をおすすめします。
また、契約の規約についても注意が必要です。
サブスクサービスによってはゲーミングPCのケースを開ける行為自体が禁止されている場合もあります。
掃除の際に封緘シールをはがしケースを開けてしまうと、万が一故障した際に保証対象外となるため注意しましょう。
スペックの選択肢が少ない
サブスクで借りられるゲーミングPCはスペックの選択肢が少ないことが多いです。
メーカーが販売している既存のモデルのみが選択可能で、パーツのカスタマイズなどに対応してないサービスもあります。
HDDなどのストレージの増設すらできないため、自分で外付けHDDなどを購入して対応する必要あり。
自分が欲しいと思うゲーミングPC自体がないこともあります。
例えばVtuberや配信者とのコラボPCを欲しいなど、特定メーカーの特定のモデルが欲しいといった場合はゲーミングPCのサブスクは向いていません。
ゲーミングPCのサブスク・レンタルサービス比較表
サービス名 | タイプ | 料金 | 解約料 | 送料 |
---|---|---|---|---|
スグゲー | サブスク | 6100円~/月 | 解約不可 | 無料 |
BREAJON | サブスク | 5940円~/月 | なし | 無料 |
モノカリ! | レンタル | 8900円/4日 | なし | 無料 |
APEX RENTALS | レンタル | 10320円/3日 | なし | 無料 |
ゲーミングPCレンタルセンター | レンタル | 30000円/一週間 | なし | 無料 |
評判が高いゲーミングPCのサブスク・レンタルのおすすめ
Lenovo スグゲー
Lenovoのスグゲーはサブスクサービスで、モニターとゲーミングマウス、キーボード、ゲーミングヘッドセットといった周辺機器が付いてくるのが大きなメリットです。
RTX 4080を搭載したハイスペックモデルや、ポータブルゲーミングPCがラインナップされているのも嬉しいポイント。
残価設定型プランのため支払額も安く、契約最終月にはゲーミングPCの返却や買取を選べます。
サポートも非常に手厚く24時間365日対応。ただし、契約にはローン審査が必要なため、学生や未成年は契約できない可能性があります。
ローン審査をしたくない人は、次に紹介するBREAJONを選びましょう。
BREAJON
BREAJONはサブスクサービスで、オーダーメイドに対応しているのが一番のメリットです。
パーツの交換やPCケースのLEDの色の変更などに対応してくれます。契約の際、ローン審査は不要。
契約3か月目以降であれば解約金なしでいつでも解約可能となっており、お試し用途や半年間仕事でハイスペックなPCが必要といった人におすすめです。
3年間使い続けるとそのゲーミングPCを無料で引き取るか、BREAJONの最新モデルを4割引きで購入するか選択できるという大きなメリットもあります。
モノカリ!
モノカリ!はカメラや生活家電などをレンタルできるサービスです。ガレリアやASUS、マウスコンピューターのゲーミングPCがレンタルできます。
モノカリでレンタルできるゲーミングPCには全てマイクロソフトのオフィスソフトがインストールされているため、レポートなどを作成する大学生などにもおすすめ。
ゲーミングノートPCがメインですが、少数ながらデスクトップPCもラインナップされています。
APEX RENTALS
APEX RENTALSはカメラ関連製品のレンタルを主に行うサービスです。
パソコンも幅広く取り扱っており、カメラと一緒にパソコンをレンタルしたい人におすすめです。
Macも取り扱っているため、Macを一度試してみたかったという人は一緒に借りてみてはどうでしょうか。
ゲーミングPCレンタルセンター
ゲーミングPCレンタルセンターは、マウスコンピューターに特化したゲーミングPCのレンタルサイトです。
取り扱っているスペックは幅広く、エントリーモデルからRTX 4090搭載の超ハイスペックモデルまでレンタル可能。
周辺機器のラインナップも豊富で、モニターやチェアなどの家具類からハイスペックにゲーム配信機材まで揃っています。
個人だけでなくe-Sportsの大会やイベントにも活用できるショップです。
ゲーミングPCはサブスクで買うのと普通に買うのどっちがいい?
ゲーミングPCは基本的には一括または分割で普通に購入することをおすすめします。
ドスパラでゲーミングPCを購入する際、48回払いまでは分割手数料がかかりません。ゲーミングPCのサブスクは選択肢がとにかく少ないです。
しかし、パーツの増設やカスタマイズを行うと保証の対象外になってしまいます。
契約中はあくまでサービスとしてゲーミングPCを借りている、自分のモノになったわけではないことも忘れてはいけません。
少しでも月々の支払額を抑えつつ周辺機器もまとめて借りたい人や、仕事で借りる期間があらかじめ決まっているといった人にはゲーミングPCのサブスクは非常にお得なサービスとなります。
ぶっちゃけ、サブスクやレンタルより分割で買ったほうが絶対いいです
ゲーミングPCを分割で買う際に気を付けたいポイントは、こちらの記事で詳しく解説しています。参考にしてみてください。
サブスクよりもお得に買えるゲーミングPC|デスクトップPC
ドスパラ GALLERIA UA9C-R49
性能重視なら間違いなくコレ
おすすめ度:5
タイプ | フルタワー |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i9-14900KF |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4090 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | 2TB |
電源 | 1200W |
OS | Windows |
- 平均240fpsを狙える性能
- 4K画質でも快適
- 配信・動画編集などさまざまな作業をサクサク行える
- 予算を抑えたい人
分割払い12か月の場合は月額約48,900円、24か月の場合は月額約24,400円で購入できるゲーミングPC。
Intelの14世代CPU「core i9-14900KF」に、現行最強のハイエンドグラボ「RTX 4090 24GB」を組み合わせた最新モデルです。
重いFF15ベンチを高精細な4K・高品質で動かしても、1,5000以上のスコアがでるため、ほとんどのゲームを高設定で快適にプレイできます。
ゲームをプレイするだけではオーバースペックなゲーミングPCなので、実況配信や動画編集のようなクリエイティブな作業を行う方におすすめです。
ドスパラ GALLERIA XA7R-R46
ほとんどのゲームをカクつかずにプレイできるゲーミングPC
おすすめ度:4
タイプ | ミドルタワー |
---|---|
CPUメーカー | AMD |
CPU | Ryzen 7 5700X |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4060 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- 低画質であれば180~200fps狙える性能
- 静音性に優れたモデル
- 4K画質でプレイしたい人
分割払い12か月の場合月額13,700円、24か月の場合月額6,870円で購入できるゲーミングPC。
AMDのコスパに優れたCPU「Ryzen 7 5700X」と、ミドルハイスペックのグラボ「RTX 4060」を搭載しています。
フォートナイトのパフォーマンス設定なら300fps以上のフレームレートでプレイが可能。フルHDなら設定を落とせば多くのゲームを快適に遊べます。
また、RTX 40シリーズはDLSS3に対応したタイトルならフレームレートを伸ばせるのもポイントです。
フルHD・低画質設定でFPSゲームを常に144fpsでプレイしたい人におすすめのコスパのいいゲーミングPCになっています。
ドスパラ GALLERIA RM5C-R35
初めてのゲーミングPCならこの1台!
おすすめ度:3.5
タイプ | ミニタワー |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-14400F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 3050 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 550W |
OS | Windows |
- 低価格で購入できる初心者向けモデル
- フルHD・低画質なら100fps以上を狙える
- 最新タイトルを高画質でプレイしたい人
分割払い12か月の場合は約月額10,740円、24か月なら約月額5,374円で購入できるガレリアのゲーミングPC。
Intelの第14世代CPU「Core i5-14400F」と、エントリークラスのグラボ「RTX 3050」を搭載した低価格でコスパのいいモデルです。
パルワールドのような重い最新タイトルを高画質で遊ぶのは難しいですが、Apex LegendsのフルHD・低画質設定なら120fps以上でプレイできます。
PS4やSwitchからPCゲームに移行したいといった方におすすめの低予算で買えるゲーミングPCです。
サブスクよりもお得に買えるゲーミングPC|ゲーミングノートPC
Dell G15 ゲーミング ノートPC
コスパ重視のスタイリッシュなゲーミングPC
おすすめ度:4
タイプ | ノート |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-13650HX |
GPU | Nvidia RTX 4050 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 15.6インチ/165Hz |
本体サイズ | 幅357.26×奥行き274.52×高さ26.95mm |
重量 | 約2.97kg |
OS | Windows |
- SSDを1TB標準搭載
- 低価格ながら高性能
- 普段使いにぴったりなデザイン
- 軽いゲーミングノートPCが欲しい人
分割払い12か月の場合は月額約10,800円、24か月の場合なら約月額5,400円で購入できるゲーミングPC。
ハイスペックCPU「Core i7-13650HX」にエントリークラスのグラボ「RTX 4050」を搭載したコスパのいいゲーミングPCです。
リフレッシュレート165Hz対応、極細ベゼルを採用したディスプレイはゲームの没入感を高めてくれること間違いなし。
好みに合わせて選べる2色のボディカラーは手入れがしやすい設計で、ビジネス用途にもしっくり馴染むスタイリッシュなデザインです。
ドスパラ GALLERIA RL5C-R35N-5N
安いゲーミングノートPCを探しているならコレ
おすすめ度:3
タイプ | ノート |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-12450H |
GPU | Nvidia RTX 3050 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
画面サイズとHz | 15.6インチ/144Hz |
本体サイズ | 幅360×奥行き244×高さ24~27.7mm |
重量 | 約2.1kg |
OS | Windows |
- 144Hzの高速ディスプレイ搭載
- 一度に閲覧できる情報が多い
- ゲーミングノートPCとしては安い
- 高画質で高いfpsをだしたい人
分割払い12か月の場合は月額約10,000円、24か月の場合なら月額約5,040円で購入できるゲーミングノートPC。
「RTX 3050」を採用したエントリー向けのモデルながら、CPUにはintelの第12世代「Core i7-12450H」を搭載しているため、グラボの性能を十分に引き出してくれます。
15.6インチディスプレイのリフレッシュレートは144Hzと高速。フルHDよりも縦に広いWUXGAを採用しているため、一度に閲覧できる情報量が多いのもポイントです。
デザインもシンプルなのでゲームだけではなく、普段使いや仕事用にも適したコスパのいいゲーミングノートPCです。
ゲーミングPCのサブスクでよくある質問
サブスクは審査なしで通る?
ゲーミングPCのサブスクは審査ありと審査なしのどちらのサービスも存在します。
本記事で紹介したサービスでは、Lenovoのスグゲーは審査あり、BREAJONは審査なしとなっています。
また、レンタルサービスなら審査は必要ありません。
途中で解約できる?
Lenovoのスグゲーは途中で解約ができません。
BREAJONはいつでも解約できますが、契約後3か月以内の場合は3か月分の月額料金を支払う必要があります。
解約の際は日割り計算はされないため月終わりに解約するとお得です。
サブスクで借りたPCでマイニングしても大丈夫?
Lenovoのスグゲーの規約によるとマイニングは禁止されていません。
しかし、サブスクで貸し出されているゲーミングPCのグラボはスペックがあまり高くないです。電気代の高騰も考えると日本でマイニングを行っても利益は見込めません。
買取になる場合ってどんな理由?
過失による故障やサービスの規約違反を行うと買取や有償修理の対象となります。
BREAJONであれば落下など過失のある故障の際やパーツの交換などによる故障は保証対象外です。ただ、パーツが自然故障した場合は保証対象内となります。
個人でもドスパラのレンタルサービスは使える?
ドスパラを運営する株式会社サードウェーブは、法人向けのPCを販売しているドスパラプラスでサブスク、レンタルサービスも行っています。
ただ、ドスパラプラスはあくまで法人向けのサービスなので、個人での利用はできません。
コメント