次世代オープンワールドRPG「原神」。
PS4/PS5/Switch/iOS/Androidでもリリースされていますが、美麗なグラフィックや白熱した戦闘を楽しみたいと考えている人はPCでのプレイがおすすめです。
本記事では、PC版原神の推奨スペックや快適に遊ぶためのおすすめゲーミングPCを紹介します。
原神をPC版で遊ぼうと考えている方や、原神で遊んでいて不満がある方の参考になれば幸いです。
原神をノートパソコンでプレイすると壊れる?
結論からいえば、ノートパソコンを長時間つけっぱなしにしたり、湿度の高い場所に放置したりするような環境でなければ、壊れることはほぼありません。
原神を起動しても落ちてしまう場合は、ノートパソコンのスペック不足が原因である場合が多いです。
これから紹介する必要最低スペック・推奨スペック以上のモデルでないと固まったり落ちたりしてしまうので注意しましょう。
なお、本記事で紹介している原神向けゲーミングPCのおすすめモデルは、全て快適にプレイできる性能を持っているため、選び方がわからないという初心者の方にぴったりです。
原神の最低スペック
原神の公式サイトに記載されている必要最低スペックです。2023年8月にスペック表記が更新されました。
原神を遊ぶためには、以下のスペックよりも高い性能を持つゲーミングPCが必要になります。
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i5 または同等の性能をもつもの |
グラフィックボード | GeForce GT 1030 または同等の性能を持つもの |
内蔵グラフィックス | Intel UHD630 または同等の性能を持つもの |
メモリ | 8GB |
SSD/HDD容量 | 100GB以上の空き容量が必要 ※初回インストール時は150GB以上の空き容量が必要 |
OS | Windows 7/8/10 64-bit DirectXバージョン11 |
なお、この必要最低スペックと、下の見出しで紹介している原神の推奨スペックは、BTOパソコンを購入する場合は気にしなくても問題ありません。
というのも、両スペックは今売られているゲーミングPCのスペックを大きく下回っており、たいていはどのモデルでも快適にプレイできるからです。
原神の推奨スペック
原神の公式サイトに掲載されている推奨スペックは以下のとおり。最低スペック同様に2023年8月に更新されています。
現在販売されているゲーミングPCの多くは原神の推奨スペックを上回っているので、フルHD環境なら気にする必要はありません。
ただ、ストレージの容量だけは注意してください。空き容量が少ないと原神をインストールできません。
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i7(第7世代) またはそれ以上の性能を持つもの |
グラフィックボード | GeForce GTX 1060 6GB またはそれ以上の性能を持つもの |
メモリ | 16GB |
SSD/HDD容量 | 100GB以上の空き容量が必要 ※初回インストール時は150GB以上の空き容量が必要 |
OS | Windows 10 64-bit またはWindows 11 64-bit DirectXバージョン11 |
なお、ゲームを快適にプレイするために、原神のインストール先はSSDが推奨されています。
原神におすすめなゲーミングPC|ノートパソコン
ここでは、原神におすすめなゲーミングノートPCを紹介していきます。
フルHD60fps|ASUS TUF Gaming A15 FA507NU
コスパの高いゲーミングノートPC!これからゲームを始める人にぴったり
おすすめ度:3.5
タイプ | ノート |
---|---|
CPUメーカー | AMD |
CPU | Ryzen 7 7735HS |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4050 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 512GB |
画面サイズと対応Hz | 15.6インチ/144Hz |
本体サイズ | 幅354.9×奥行251.9×高さ22.45~24.95mm |
重量 | 約2.2kg |
OS | Windows |
- RTX 4050を搭載
- フルHD・60fpsを維持できる性能
- 堅牢性の高い筐体
- 外でゲームをしない人
AMDのCPU「Ryzen 7 7735HS」を搭載したエントリークラスのゲーミングノートPC。
GPUには「RTX 4050」を採用しており、原神のフルHDなら60fpsを十分狙える性能があります。DLSS3にも対応しているので、重いゲームのサイバーパンク2077もプレイ可能です。
ディスプレイはノングレアなので反射しにくく、目が疲れにくい仕様。144Hzのリフレッシュレートにも対応しているのもポイントです。
米国の軍用規格に準拠した耐久テストをクリアしているので、衝撃に強いゲーミングノートPCが欲しい方にもおすすめのモデルになっています。
4K60fps|ドスパラ GALLERIA ZL9C-R47-6B
原神を高解像度でプレイ可能!カスタマイズもできるハイスペックなノートPC
おすすめ度:5
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i9-14900HX |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4070 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 16インチ/240Hz |
本体サイズ | 幅357×奥行255×高さ27mm |
重量 | 約2.3kg |
OS | Windows |
- 4K・60fpsも狙える性能(別途4Kモニターが必要)
- 240Hzのディスプレイを採用
- メモリとストレージのカスタマイズもできる
- 予算が30万円以下の人
IntelのハイエンドCPU「Core i9-14900HX」を搭載したドスパラのハイスペックゲーミングノートPC。
GPUには「RTX 4070」を採用しており、原神ならフルHDより上の解像度でもプレイできる性能があり、高精細な4Kも視野に入ります。
ディスプレイ解像度はWQHDよりも縦に広く、リフレッシュレートは240Hzと非常に高速なので、ApexのようなFPSゲームもなめらかな映像でプレイが可能です。
また、メモリは32GB、SSDは1TBと標準でも十分な容量ながら、カスタマイズができるのもポイント。
ノートPCはデスクトップに比べて増設が難しいので、ストレージを2TB以上にアップグレードするのもおすすめです。
ゲームを楽しむだけではなく、クリエイター作業もこなせるデスクトップ並の性能を持ったゲーミングノートPCになっています。
【120fps】ASUS ROG Strix SCAR 16 G634JZ
さまざまなゲームを楽しむことができる!高負荷にも耐えられるゲーミングノートPC
おすすめ度:5
タイプ | ノート |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i9-13980HX |
GPU | Nvidia RTX 4080 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
画面サイズと対応Hz | 16インチ/240Hz |
本体サイズ | 幅354×奥行264×高さ22.6~31mm |
重量 | 約2.5kg |
OS | Windows |
- ハイスペックなRTX 4080搭載
- 大半のゲームを高画質でプレイ可能な性能
- 240Hzの高リフレッシュレートに対応
- ディスプレイがmini LED仕様
- 高負荷ゲームをしない人
- 配信を行わない人
「ROG Strix G16 G634JZ」は、IntelのハイスペックCPU「Core i9-13980HX」を搭載したASUSのゲーミングノートPCです。
GPUに採用しているノート版の「RTX 4080」は、デスクトップ版のRTX 4070とほぼ同等の性能。メモリも32GBあるので、将来的に原神が120fpsに対応しても余裕を持てます。
mini LED仕様のディスプレイは16インチ大画面で、240Hzの高リフレッシュレートにも対応。色鮮やかな映像でゲームの没入感をより高めます。
また、有線LAN以外にも最新規格のWi-Fi6に対応しているので、無線でも高速通信・低遅延でオンラインプレイが可能です。
カスタマイズはできませんがストレージとメモリも標準で十分な容量があるので、デスクトップに近い性能があるゲーミングノートPCが欲しい方におすすめのモデルになっています。
原神PC版におすすめなゲーミングPC|デスクトップ
4K60fps|ドスパラ GALLERIA XA7C-R47
4K・60fpsで遊べる!高負荷ゲームでも快適プレイ
おすすめ度:4.5
タイプ | ミドルタワー |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-14700F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4070 |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- 4K・60fps維持も可能な性能
- ゲームを高画質で快適なプレイが可能
- 今後のアップデートも安心
- 軽い負荷のゲームを遊ぶならスペック過剰
XA7C-R47は、CPUにIntelの最新世代「Core i7-14700F」を搭載したガレリアのゲーミングPC。
GPUにもハイスペックな「RTX 4070」を採用しており、原神のような軽めのゲームであれば高精細な4K解像度でも、60fpsを維持してプレイが可能です。
RTX 4070は旧世代のRTX 3080とほぼ同等の性能を持ちながら、TGPが200Wと省電力なのもポイント。
また、電源スイッチやUSB端子などが斜め45度でケース前面上についており、使いやすくなっています。
原神以外にも、WQHDなどの高解像度でゲームをプレイしたいという方におすすめのハイスペックなゲーミングPCです。
フルHD60fps|ドスパラ GALLERIA RM5C-R46
フルHD・60fpsで遊べる!初めてのゲーミングPCにもおすすめのコスパモデル
4
タイプ | ミニタワー |
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CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i5-14400F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4060 |
メモリ容量 | 16GB |
SSD容量 | 500GB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 650W |
OS | Windows |
- フルHD・60fpsを維持できる性能
- 多くのゲームをプレイ可能
- 初めてのゲーミングPC購入でも安心のサポート体制
- 高負荷のゲームをプレイしたい人
Intelの第14世代CPU「Core i5-14400F」を搭載したコスパのいい原神向けゲーミングPC。
GPUには「RTX 4060」を採用しており、原神であればフルHDでは60fpsに張り付き、より高精細なWQHDでも快適にプレイ可能です。
140mmの冷却ファンを搭載しているのもポイント。低速回転でも風量を確保できるので、静音性と冷却性能が高くなっています。
また、ドスパラはアフターサポートも充実しており、24時間365日対応なので、初めてのBTOパソコンの購入でも安心の体制が整っているのも魅力です。
原神はもちろん、フルHD環境ならほとんどのゲームをプレイできる性能があるので、初心者の方にもおすすめのモデルになっています。
240fps|ドスパラ GALLERIA XA7C-R47TS
最高クラスのプレイ体験を求めるならコレ!配信もこなせるハイスペックゲーミングPC
5
タイプ | ミドルタワー |
---|---|
CPUメーカー | Intel |
CPU | Core i7-14700F |
グラフィックチップ | Nvidia RTX 4070 Ti SUPER |
メモリ容量 | 32GB |
SSD容量 | 1TB |
HDD容量 | – – – |
電源 | 750W |
OS | Windows |
- 4Kの高解像度でプレイ可能
- 将来的にも現役スペックで戦える性能
- メモリが標準で32GB
- 必要最低限のスペックを求める人
高精細な4Kで原神を快適にプレイできて、今後のアップデートにも対応できるハイスペックなゲーミングPCが欲しいならXA7C-R47TSがおすすめ。
CPUにIntelの第14世代「Core i7-14700F」、GPUにも最新の「RTX 4070 Ti SUPER」を搭載しているので、原神なら4Kでも常に60fpをだせる性能があります。
SSDが標準で1TBと十分な容量なのもポイント。原神の容量は100GB以上、アップデートで更に増えているため、ストレージには余裕があったほうがいいです。
メモリも32GB搭載しているので、原神を4Kの高解像度で楽しみたい方だけではなく、ゲーム配信をしたい方にも適したハイスペックなゲーミングPCになっています。
原神のゲーミングPCの選び方
CPU
2023年8月に更新された原神の推奨スペックを見ると、「Core i7(第7世代) またはそれ以上の性能を持つもの」と書かれています。
IntelのCoreシリーズでは、「Core i◯-」の後ろにある数字の先頭が世代を表しており、例えば、「Core i7-7700」なら第7世代のCPU。「Core i7-12700F」なら第12世代のCPUとなります。
原神の推奨スペックではCore i7シリーズと書いてありますが、世代をまたげば性能は上がるため、第12世代のCore i5シリーズでも十分対応可能です。
現在なら性能と価格のバランスがいい「Core i5-13400(F)」や「Core i5-14400(F)」がおすすめ。ノートパソコンであれば、「Core i5-12450H」以上がおすすめです。
より安定した動作でゲームをプレイしたい、ゲーム配信をしたい場合はCore i7-13700以上のCPUを搭載したモデルを選びましょう。
また、AMD Ryzenから選ぶならコスパ重視は「Ryzen 7 5700X」や「Ryzen 5 7500F」、性能重視ではRyzen 7 7700X以上のCPUがおすすめです。
GPU
推奨スペックでは「GeForce GTX 1060 6GB以上」となっていますが、現在こちらのGPUの新品は市場に出回っていません。
GTX 1060の後継モデルにあたるGTX 1660 SUPERも、原神をフルHDで遊ぶならコスパのいいグラボでしたが、生産が終了しています。
安価にPC版の原神をプレイしたいならRTX 3050(6GB版)を選ぶことになりますが、WQHDより上の解像度やほかのゲームも遊ぶならRTX 4060以上のGPUがおすすめです。
また、ノートパソコンのGPUは省電力な分、同じ型番でも性能がデスクトップ版にやや劣るのでRTX 4050以上を選びましょう。
推奨メモリ容量は16GB以上
メモリ容量が少ないと、ゲームがカクついたり落ちたりしてしまいます。
原神の推奨スペックに書かれているメモリ容量は当初8GBでした。しかし、2023年8月に推奨スペックが更新され、16GBに増えています。
基本的にはゲーミングPCに標準搭載されているメモリ容量は16GBです。理由がなければ原神の推奨スペックは満たせます。
なお、メモリはほかのパーツに比べてカスタマイズにかかる費用が比較的抑えめなので、動画編集などを快適に行いたい場合は32GBにしておくのもおすすめです。
ストレージ容量は500GB以上
ストレージ容量は最低でも500GB以上が必要。ゲーミングPCとして販売されているモデルには標準搭載されているので、ほとんど問題になることはありません。
注意点としては、ゲームを保存する場所はHDDではなく読み書き速度が速いSSDにしましょう。
システムに割り当てたりゲームの保存先をSSDにすると、PCが高速で起動する・ゲームの読み込みが速くなるなど、恩恵が多数あります。
ただ、原神は度重なるアップデートの影響で必要空き容量が30GBから100GB以上に上がりました。初回インストール時には150GBもの空き容量が必要になります。
今から原神を始めるならカスタマイズでSSDを1TBにするのがおすすめです。
最近では必要な空き容量が大きいタイトルも多数リリースされているので、原神以外のゲームに興味が出ても余裕を持てます。
原神のフレームレート上限について|120fpsに必要なPCスペックは?
2024年現在、原神PC版のフレームレート上限は60fpsに制限されています。
ただ、一部の端末(iOS版)では120fpsでプレイもできるので、今後のアップデートによってフレームレート上限が解法される可能性はあります。
60fpsでも楽しめますが、やはりグラフィックと戦闘を楽しむためには120fps上限でのプレイが望ましいです。
そのための必要スペックですが、デスクトップPCだとCPUはCore i5-13400(F)、GPUはRTX 3060 Ti。ノートPCではCPUがCore i7-12700H、GPUはRTX 3070以上となります。
原神をPCでプレイする場合の注意点
グラボなしのPCだとスペック不足
グラボなしのPCで原神をプレイするのはおすすめしません。原神を起動することはできますが、動作がカクついてまともにゲームを楽しめないからです。
近年ではグラフィック性能が高いCPUもありますが、原神を高画質・60fpsで遊ぶとなるとスペックが不足しています。
実際に原神の公式サイトでも推奨スペックには内蔵グラフィックスの情報が載っていません。
また、水場や戦闘などでエフェクトが入るとフレームレートも下がるため、グラボなしのPCでは快適にプレイするのは難しいです。
高精細なグラフィックで、キャラクターをなめらかに動かせるのがPC版原神の魅力なので、必ずグラボを搭載したゲーミングPCを選びましょう。
PCで原神をプレイするメリットって?
PCで原神をプレイする最大のメリットは美麗なグラフィック。ゲーミングPCとモニターのスペック次第ではより高精細な4Kで遊ぶことも可能です。
PC版の原神は横に広いウルトラワイドモニターにも対応しているので、より世界観に没入できます。
また、PC版にはエイムがしやすいというメリットも。例えば、ストーリー序盤で必ず入手できるキャラのアンバーは弓使いなので、パッドよりもマウスとキーボードのほうが扱いやすいです。
マウスとキーボードでの操作は若干クセがありますが、慣れればパッドよりも早く正確にエイムできるようになります。
今から原神をプレイするのであれば、PC版をおすすめします。
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