ゲーミングノートPCのメリットとしてよく挙げられるのが、持ち運べるという点。
しかし、高性能なモデルの場合その分冷却する必要があり、結果として重たかったり分厚かったりと携帯性を犠牲にする製品も少なくありません。
そんな問題を解決したのが、ASUSより新発売の「ROG Zephyrus G14 GA403UV」。
持ち運ぶことを前提とし、ゲーマーだけでなくクリエイター・ビジネスマン・学生と幅広い層にマッチするよう作られた本モデルをレビューしていきます。
ASUS ROG Zephyrus G14 GA403UVのスペック
製品名 | ROG Zephyrus G14 GA403UV |
---|---|
CPU | Ryzen 7 8845HS |
GPU | RTX 4060 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB(SSD) |
画面サイズ | 14インチ |
解像度 | 2,880×1,800 |
リフレッシュレート | 120Hz |
無線/有線 | Wi-Fi 6E / 非対応 |
バッテリー駆動時間 | 約11.2時間 (動画再生時) /約12.7時間 (アイドル時) |
本体サイズ | 幅311×奥行き210×高さ15.9~16.3mm |
重量 | 約1.5kg |
ASUS ROG Zephyrus G14 GA403UVの各ゲームプレイ時のfps
ここからは、私がROG Zephyrus G14 GA403UVを使用し、実際に計測したフレームレート値を公開。
簡単にまとめると、本モデルであればFPSゲームもRPGもカクつくことなく滑らかな映像で楽しむことが可能です。
Apex Legends
画質 | 最低fps | 最高fps | 平均fps |
---|---|---|---|
最低画質 | 74fps | 150fps | 111fps |
高フレームレートを出すには若干スペックが必要になるApex Legends。撃ち合いが頻発するミックステープでの検証を行いました。
結果としては、最高150fpsを記録。常にキープできるわけではありませんが、100~130fpsの間を行ったり来たりしているのが計測で分かりました。
本体ディスプレイのリフレッシュレートが最大120Hzまで対応なので、少しだけグラフィック設定を上げても良さそうです。
FF14
FF14では、最高品質と高品質(ノートパソコン)の2パターンで検証を行いました。
最高品質の場合は、平均で90fpsほど。画質を考えると十分なフレームレートで、特にカクつくこともありません。
一方高品質の場合は、平均123fpsを記録。体感としては正直ほぼ変わらないので、美麗な映像でゲームをプレイしたいのであれば最高品質で遊ぶことをおすすめします。
なお、ベンチマークソフトでも検証を行いました。結果は「快適」。本モデルのスペックであれば、プレイに全く支障がでないことを確認しました。
モンスターハンター:アイスボーン
続いて、新作に向けてプレイしている人も多いであろうモンハン:アイスボーンでのフレームレート検証。
最高画質でプレイすると、流石に100fps到達は厳しいようでした。
ただ、60fpsを下回ることはなく、プレイ中に動きがもっさりするといったことも特にありません。
余裕を見るならもう一段階グラフィック設定を下げてもよい気がしますが、最高画質でも十分遊べたのでここはお好みで。
どのゲーミングノートPCにも言えることではありますが、重量級のゲームでGPUがフルパワー稼働しているため、ファンの音が大きめになる点は注意が必要です。
ASUS ROG Zephyrus G14 GA403UVの特徴・メリット
ゲームだけでなくクリエイティブな作業にも向いている
スペックや各タイトルのfps実測でも記載した通り、GA403UVはほとんどのゲームを滑らかな映像で楽しめる性能があります。
これはCPU・GPUの性能が高いのはもちろん、標準でメモリが32GB搭載されているからです。
メモリの容量を食うような動画編集・イラスト制作などの作業もこなせるので、ゲーマーだけでなくクリエイターの方にもおすすめ。
なお、ディスプレイの解像度は3Kで、ROGシリーズで始めて有機ELを採用。横から見てもきれいな映像のままです。
発色が良く、特に黒の表現がボヤけずはっきりするため、より没入感のある状態でゲームをプレイできます。
小型かつ軽量で持ち運びやすい
GA403UVの重量を実際に私が計測してみたところ、14.74kgでした。
サイト上では約1.5kgでしたので、実測値のほうが軽量という結果に。
本モデルは学生やビジネスマンなどさまざまな方が使うことを想定して軽量化されているため、持ち運びやすいのが魅力。
一般的に2kg程度はあるなかで、500gも軽いというのは大きなアドバンテージです。
サイズも幅311mm×奥行き220mm×高さ15.9~16.3mmと小型。リュックなどに気軽に入れられる大きさです。
出張時や大学への持ち運びがラクになりますよ!
豊富なインターフェース
作業を効率的にこなすためには、外部デバイスが必須。そのため、本モデルには豊富なインターフェースが備わっています。
HDMIやUSB3.2のType-Aポートなど一般的なものはもちろん、USB4のType-C・microSD等対応のカード挿入口なども搭載。
さまざまなゲーミングデバイスを繋げられるほか、左手デバイスで作業効率化、カードリーダーを用意せず写真を取り込むといったことも可能です。
モニターを接続してマルチディスプレイ環境構築したいという要望がある方にもおすすめです。
デザインがシンプルでおしゃれ
ゲーミングノートPCというと黒かったりレインボーのギラギラなLEDを想像する方がいるかと思いますが、本モデルは非常にシンプル。
天板部分にLEDが搭載されている以外派手な装飾はなく、色も一般的なシルバーで目立ちません。
外でも気軽に使えるデザインなので、ビジネスの場ではもちろんカフェなどでも使用可能。使う場所を選ばないゲーミングノートPCがほしい方に向いています。
ASUS ROG Zephyrus G14 GA403UVのデザイン
電源ケーブルはASUSスリムパワージャックを採用。
バッテリー充電時間が約2時間と短めなので、万が一外出前にバッテリー残量が少ないことに気づいても1時間あればある程度使えるようになります。
キーボードの押し心地はクリッキーではなくしっとりめ。日本語配列なので慣れも必要ありません。
なお、LEDでライトアップが可能です。
ファンクションキー上部には、ミュートや音量調節などのキーが配置されています。
電源ボタンは特徴的な形状。なお、Windows Helloに対応しているので顔認証でログインできます。
広々としたタッチパッド。操作性がよく、持ち運んだ際にマウスを忘れてしまっても困ることなく操作が可能です。
ASUS ROG Zephyrus G14 GA403UVレビューまとめ
今回はASUSの「ROG Zephyrus G14 GA403UV」をレビューしました。
本モデルのメリットは、1.5kg未満(実測値)という軽量さとコンパクトさ。さらに、メモリ32GB搭載と余裕があるのもメリットとして挙げられます。
小型ながらゲームもクリエイティブな作業もこなせるおすすめのモデルです。
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